成功できないシンプルな理由!「成功法」を知りたい人が勘違いしていること
どうもこんにちは G です。
今回は、正解探しはやめろというお話をしたいと思います。
成功している人に「成功法」を聞いても意味はない
私は色々な方からご相談を受けるのですが、その相談の種類として2つあると思ったんですね。
1つ目は、もう何かを既にやっていて、それを上手くやる為にどうしたらいいでしょうかという相談です。
2つ目は、何をすればいいか迷っていて、何をしたらいいでしょうかという相談なんですね。
後者の「何をしたらいいでしょうか」というのは、大体は大目的からの逆算でお話をするんですけど、もう一つ伝えておきたい大事な要素として、今回の「正解探しはやめろ」というのがあります。
「何をしたらいいでしょうか」と聞いてくる方というのは、「何をしたら僕は成功できますか」というのが裏にあるんですね。
更に言っちゃえば、何をしたら、一番労力なく成果を手に入れることができますかと言っているわけなんですよ。
そうじゃなかったら、やりたいことやれで済む話じゃないですか。
何故それを聞くかというと、他人に「これをやったら成功できるよ」という保証をして欲しいからなんですね。
つまり人に完全に依存している状態で、「僕を成功させてよ」と言っているようなものなんです。
「成功する方法」と「自分が成功する」は別
例えば、「YouTubeの広告収入で月100万円稼いでいる」という話があったとします。
ところが「YouTubeで月100万円稼いでいる人がいる」のと「自分がYouTubeで稼げる」かは全く繋がりがないことなんですね。
もちろんYouTubeで稼いでる人が増えているということは、成功の為のノウハウがまとまってきているという「追い風」の状態はあるかもしれません。
でもいくら追い風の世界でも、それをやる人が真面目にやらなかったり、あまりにもセンスが悪かったり、実力が足りなかったりしたら当然上手くいくわけがないですよね。
だからこれをしたら良い悪い、これをすると成功確率が高い低いという事実があっても、その人自身の持っている力とか、これからやるであろう行動とか精神とか考え方というのは別物なんです。
つまり成功する方法論だけを聞いたところで、結局うまくいくかどうかは、全く因果関係はないわけです。
努力を甘く見積もっていないか
もちろんパーセンテージレベルでは変わってくるかもしれません。
でも上手くいく人は何やっても上手くいくし、上手くいかない人はどんな美味しい案件渡しても上手くやらないんですよ。
だからそれはノウハウが間違っているのではなくて、それをやる本人の実力不足とか、マインドの未熟さとか、もしくはその人本人の考え方全てに問題があるからできないわけです。
そういう人が何をしたら上手くいきますか、という正解の方法を探すことは全く意味がないんです。
さっき言った「追い風が来ているという事実」と「実力も含めた本人が持っているもの」という2つの因果関係をごっちゃにしている人が多いんですね。
例えば、社会的な流れとして、ビットコインのような仮想通貨的なものは、必ず主流になってくるとは思います。
ところがビットコイン自体が、社会の流れとして主流になってくるかは別の話ですよね。
なのに多くの人は「仮想通貨=ビットコイン」だと思って、仮想通貨はこれからの社会で絶対来るから、自分はこれに乗れば間違いないんだ、という安直な発想をしがちなんですよ。
それは先ほどの「YouTubeが儲かるらしいから、自分もやったら儲かるんじゃないか」とか「せどりが今稼げるらしいから、自分もやれば稼げるんじゃないか」という発想と同じなんですね。
もちろん稼げる人は、そこをちゃんと見極めたり、上手く波乗りするので、そこで成果を出すことはできると思います。
でもそれはその人自身にちゃんと成果を出す能力があったということなんですよね。
そこがない人が、いくら手法論ばかり探しても意味がないわけです。
しかもそういう人に限って、成果を出せるようになるまでの努力を甘く見積もるんですよ。
成功者はかなり努力している
実際、私が知っている成功者の方、例えば一代で大きな会社を作ったりしている方は、結構失敗も多いですし、人によっては30年40年かかったりだとか、自己破産してたりとか、仕事も3回4回転々してたりとか、そういう風なことが普通にあるんですよね。
「会社を3つ潰した」とか言っても、その一つ一つを全力でやれるだけのことをやり続けて、それでも駄目で潰してというのを何度も繰り返して、ようやく成功している人も多いわけですよ。
そういう裏の努力を軽視して、実際に自分が実践したこともなくて、本とかセミナーで、多少ベースとなる知識をつけただけの状態で、自分が今から飛び立てば、1年以内に成果が出るみたいに考えている。
正直、それはだいぶ甘い考え方ですよね。
ところがインターネットの世界や自己啓発の世界では、自分探しや現実からの逃避で来ている人が多いので、そういうタイプのことをやりがちなんですよ。
もちろんそういう方が全てではないと思いますが、そういう方も含めて、一つの所で長い時間をかけてしっかりやってみるということをオススメしたいと思っています。
例えば、自分が今YouTubeアドセンスに興味を持ってやってみたとします。みんなが100万稼いでるときに、自分はそうなりませんでした。
そのとき諦めて、次の先生や次のセミナーを探すのではなくて、改善をしていけばいいんですよ。
・なぜだめだったのか
・なぜ他の人は上手くいったのに自分はできなかったのか
・どこに差があったのか
・じゃあどうすればよかったのか
・それは今からでもできないのか
みたいな感じで、ネチネチ重箱の隅をつつくように、1個1個すり合わせていけばいいわけです。
それをやれば、そのときの案件は失敗するかもしれないけど、その姿勢とか積み上げた経験値というのが、次に活きてきます。
ある程度の経験値とかが溜まって、閾値を超えたときにブレークスルーが起きて、ポンと上手くいくんですね。
だから心配しなくてもちゃんと考えて、やることをやっていれば、いつかブレイクはするんですよ。
だけどそこまで考えずに、やりもせず積み上げない状態で、ただ時を重ねていて、青い鳥探しをしていたら、やはりいつまでたってもブレイクスルーは起きないんですね。
まだスタートラインにも立てていない
そうすると、いつまでも生徒側で座っていることになるんですよ。
例えば「10年働く」ということは、「1年目でできないことを2年目はやる。2年目でできないことを3年目はやる」みたいな感じで、「10回繰り返すのではなく10段階進む」ということなんですね。
そうやって進んだ先にようやく成功があるわけですよ。
同じような成功したいとか、結果を出したいお金が欲しい、今の自分を変えたいという人はいっぱいいるわけで、結局は社会というのは相対的な評価で、人との勝負みたいなものなんですよね。
学校の点数というのは、絶対評価だから100点取れば100点じゃないですか。みんな勉強していったら全員が100点取れる世界ですよね。
だけどリアル社会というのは相対評価で、他の人よりも上のレベルに立っていることが重要なんですよね。
例えば美味しいレストランを作ったとして、店が100軒あったとしても、やはり選ばれるのはお客さんの数だけなんですよね。
最高にうまい店を出す店があって、100軒あったとしても、お客さんは100軒も周れないわけです。
結局、あまり近道はないんですよ。
もちろん無駄な情報、つまらない情報、どうでも良いこと、大目的に即していないものを減らして、ちゃんと良い情報だけをインプットしていくというのは、確かに近道で効率的ではあります。
だけどそれをやって、更に自分でも実践して、そこがようやくスタートラインみたいなもので、それを実際にやっている人達の中でバトルが始まるわけじゃないですか。
だからそれすらも始められてない状態というのは、まだスタートラインにも立てていないわけですよ。
スタートラインにも立てずに靴揃えて、マニュアル本読んで、スポーツのルールだけ暗記して、「僕いつ試合で優勝できるんでしょうか」と言っているようなものなので、それは意味がないんですよね。
まずはスタートを切る
だから人間というのは、迷ったときが一番動けないんですよ。
何をしたらいいだろうというのは、「何をしたら僕は楽できるだろう」という甘えの裏返しなんだと自覚して、そういう発想は捨てるべきなんです。
それよりもそれに迷ってる分、時間という取り戻せないリソースを使ってしまうので、とりあえず今興味があること、目の前にあること、自分がやってみたいと思うことをまずやってみる。
この「やってみる」というのは、いつでも辞めていいというお試しレベルではなくて、ガチで成功させるつもりでやってみることが、非常に重要です。
特にもうすぐ4月なので、新しいことを始める方は非常に多いと思います。
でも最初につまずいたり、間違ったり勘違いしてしまうと、結局またヨーイドンに乗り遅れてしまいます。
1年前、2年前と同じように、「あれもしたいこれもしたい。でも気がついたら1年経っちゃった」という話になっちゃうわけですよ。
まずはスタートを切るということをおすすめしたいと思います。
今日はちょっと厳しめのことを言いましたけど、人間は痛みを忘れる生き物なので、「これ俺のことだな」と思う人は、月に1回くらいリマインダーに入れておいて、またチェックして欲しいと思います。
今は「よしやってみよう」と思っている人が、ゴールデンウィークくらいに「ヤバい進んでない」ということはきっとあると思うんです。
そしてまた夏とかになって「本当にできてない……」ということがあるかもしれません。でもそういう風に思わないとまた次に進めないんですよね。
目を逸らしては次にいけないので、自分がアチャーと思う度にリマインドして欲しいなと思います。
今回のお話は以上となります。ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?