頭でっかちになりすぎる前に転べ
頭の中で考えているときは、「何だかうまくいきそう！」という根拠のないワクワク感があったのに、実際にやってみたらうまくいかない。
そんな経験は山ほどあるのだけど、最近もそんなことがありまして。
先月、Twitterにて。
書きたいことと、書いてみたい方法論がたくさんあって、先週からなんかドキドキしてる。こんなの久しぶり。9月からもっと「書く」に時間をとるんだ。気合い入り過ぎてるからか、今朝は「とんでもない誤字をしたままツイートしちゃった！」という夢を見て起きた。なかなかやばい。
— マツオカミキ (@matsuo_mk) August 30, 2020
この時のわたしの心の中を、恥を覚悟で、ありのまま書くとこんな感じ。
「エッセイというものを書いてみたくて、初めて気合い入れて書いたnoteが結構読んでもらえて嬉しくて、実は自分ってエッセイ執筆あってるんじゃない！？そうか、次はこの道を進んでいけばいいのか！楽しすぎる！」
と、簡単に言えばわかりやすく調子に乗っていたわけです。
ちなみに、初めて「エッセイ書くぞ」と気合いを入れて書いたのはこちら。
これをnoteのおすすめに取り上げてもらい、素敵なエッセイを書く尊敬する友人にも褒めてもらい、ちょっと多くの人に読まれたもんだから、「わたしにもエッセイが書けるかもしれない！」と思ってしまったわけで。
それで「もっとエッセイを書こう。それで、最終的に好きな雑誌にエッセイを載せてもらえたりなんかしたら素敵だな。新たな目標できた！」とテンションが上がったのであった。
しかし現状、わたしは気づいてしまった。
エッセイを書く道のりは、まったくもって簡単なものじゃなかった、と…。
なぜなら、あれ以来、多くの人に届けられるようなエッセイは書けていないのです。
もちろん、たくさんの人に読まれるものだけが良いものだとは思っていなくて、だからこそ今もnoteを書き続けられるのだけど。
とはいえ、わたしは「書く」を仕事のひとつだと思っているから（具体的に言えば「じぶんジカン」を知ってもらうきっかけになったらいいなと思って書いているから）、だからやっぱり、もっとみんなが「読んで良かった」と思うものが書きたい。
そしてもうひとつ。
「好きな雑誌にエッセイが載ることをひとつの目標にしよう！」と息巻いていたわけだけど、「まずは敵を知るところから」と思って好きな雑誌にどんなエッセイが載っているのか調べてみたら、まあエッセイなんてほぼ載っていないこと…！知らなかった！
数少ないエッセイはモデルさんや有名人のものや、芸能人のお悩み相談コーナーみたいなものとか。（エッセイって、ふつうどこに載っているものなの…？）
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ということで、あの決意から1カ月も経たないうちに、自分が「この道だ！」と思った道には高い壁がそびえ、しかもなかなかの激戦区だということにようやく気づきまして。
しかし、ここからが昔のわたしと違うところ。
数年前の自分であれば「やっぱり何をやってもうまくいかない、自分には能力なんてないんだから」と悲観モードに入っていくわけですが、今のわたしは、誇張も何もなく、こう思ったんです。
「そうなんだ！早くわかって良かった！」
いやはやポジティブ。過去の自分が引くほどであります。
びっくりするほど前向きなのには理由がありまして。
これまで何回も「想像上はうまくいく気がしてる」と思っていたことが、実践してみたら「全然うまくいかない！」ということを経験してきました。
それってきっと、「知っていること」だけをこねくりまわして、頭でっかちになっている状態なんだと思います。
「知っている」はただ情報や知識をもっているだけ。実際にやってみて、ようやく「わかる」に近づいていくわけで。
頭でっかちの状態は、たいてい「知っている」で止まっているだけで、行動する勇気を妨げたり、行動したあとに「知っていることと違う！」と悲観したり、あまり良い結果を生まない気がするのです。
だから、早めに行動して転んで、「あ、頭でっかちになってたんだ」と気づくのがいいと思うのです。
そこでひとつでも「わかる」を得られたのなら、またそこから「どうしようかな？」と考えればいいのだから。
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さて、盛大に転んだ頭でっかちのわたしは、これからどうするのか。
実は「気合いを入れて書いた初めてのエッセイ」のおかげで「noteを読んでじぶんジカンを知りました」という方が、じぶんジカンのノート達を手に取ってくださる事案がいくつも発生したんです。
あれはまぐれだったのかもしれない。でも、まぐれでも、誰かに届いて繋がることができたのはひとつの事実。
だから、noteは簡単にたくさんの人には届かないかもしれないけれど、書き続けていれば、いつか必要としてくれる人に届くかもしれない。
ということで、noteは今後も続けていきたいと思っています。最低でも週に1回（月曜更新）、気が向けばそれ以上更新することもあるかもしれません。
そんな感じで、ここ最近のわたしの失敗（？）と、そこから考えたことでした。
おわり
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「じぶんジカン」は、自分と向き合う時間をつくるノート達を販売しています。
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