診察

また死にたくなって、この苛立ちをどこにぶつければ良いのか分からず、

診察予約をして、病院に向かった。

「薬を飲んでても時々やっぱり死にたくなっちゃうんですけどこれは治らないのでしょうか」

「気分の波が激しいって言うのはね元々生まれ持ったものだから、ある程度は抑えられるけど完全になくなる事はないです」

「となると今の状態がベストって感じですか?」

「気分に合わせた暮らし方を見つけて慣れて行ってもらうようになっちゃうかな...」

診断名は「躁鬱に近い気分変調症」との事だった。


先生の事が嫌いな訳でも信用してない訳でもないし、私より辛い状態にある人がたくさんいる事も分かっている。

その上でいつかはこの生き辛さがぜーーーんぶ治る!と極めて楽観的に生きていた私にとっては晴天の霹靂で、堪えた。いやまぁ心の中でもしかしたらと思う気持ちが0だったとは言わないけど。

少なくともこれ以上先生は何かする気もなさそうなのでセカンドオピニオンなんか受けてみようと思っている。調べたら案外高くてびっくりしちゃった。一応母に連絡して援助を頼んだ。

来年から一人暮らしだから、今年度のうちに1人で暮らせるようにならないと困るんだ。頼れる人が近くにはいない状況で新入社員しなきゃいけないから情緒も安定しててもらわないと困る。突然泣き出すなんて論外。


治らなかったら?て考えると不安で涙が出て来る。今日はせっかく大学に行ったのに泣き出してしまって2時間トイレに籠っていた。本当いい加減にして欲しい。いい大人が泣いちゃってトイレに籠って、しかも2時間て。午前中がなくなった。もちろんやりたかった実験は出来てない。


死にたくなった。死ぬイメージがぐるぐるするとかじゃなくて単純にもうここから逃げ出したい。自分をコントロール出来ず、なんとか取り繕って普通に生活するような事をもうしていたくない。

来世に期待!!!って事で。来世もあまり信じてないけど。社会生活送らずとも生活が保障されてるような身分じゃないし、将来の事を考えたら今ちゃんとしなきゃいけない。病気で急に動けなくなるなんて上司にばれたら昇進とかも出来なくなりそう。それでなくても女性ってだけで不利益な事は多いと聞くのに。

でもばれずに何年何十年と働ける気もしない。

とにかく治らなきゃ困る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?