細々とした生き辛さ

人に辛い~て言う話をすると励まされてしまってそれ以上落ち込んでいられなくなってしまう。今度BBQするから来て!それまでは生きて!て言われるの、すごく有難い。ポジティブな言葉をかけてもらう。

元気にならなければいけないと言う使命感に駆られる。せっかく良くしてもらったんだからここでまた落ち込んだ事言ってたら申し訳ない、と言う気持ちになる。

でも今日もただ実験台の前にいるだけで私は悲しくなって身体は重くて涙を堪えていた。理由はないし、気のせいかも知れないと思った。薬を飲まずに生活出来る見込みがない事を思い出し、助教の隣で涙を零してしまってこっそり拭いた。

だって昨日は私を案じてくれた友達と半年振りに飲んだんだ。あんな楽しかったんだから今日は元気なはず。元気にならなきゃいけない。

あまりに細かい、日常の嫌な事を友達に話すのは憚られる。そんな話詰まらないから。でも生き辛いなぁて日々感じてしまうのはこんな細々した出来事が大半を占める。

例えば大好きなお菓子を食べたい時。何故か私は糖分をたくさん摂るとどきどきして情緒不安定になってしまう。食べたいけど怖いなぁと思う。ラーメンもだし、白米もそう。でも好きだし美味しいから食べて、後悔する。私の手帳には「情緒不安定になるんだからラーメンはやめとけ!」て書かれている。この前酷くなった時反省して書いた。

例えば夕方ひぐらしの鳴き声が聞こえて来る時。風情があるなぁなんて考えつつ、落ち着いた気持ちが、そのまま落ちて行って、動けなくなる事が怖くなる。1人でいる時に気分を保つのは至難の業だ。何がきっかけで、もしくはきっかけもなく上がったり下がったりするか分からず怖くなる。

1人で車でどこか行く時、夜遅くなってから1人で帰宅する時、1人でカフェでコーヒーを飲んでいる時、お酒を飲んでいる時、いつでも情緒不安定になる事が怖い。

実験中に昔の嫌な思い出が浮かんで来て頭の中が真っ赤になる事。時間になったら薬を飲まなきゃいけない事、そのせいでどんどんお酒に弱くなっていっている事、毎日毎日今日の調子と気を付ける事を自問自答している事、そんな事を考えずにいられない事に嫌気が差して死にたくなる事、いっそ死んだ方がましだと思う事、そう言う精神状態ではちょっとした友達の言葉がいつまでも引っ掛かって気持ちが乱れる事、コンビニまで歩いてる間に空が綺麗で泣きそうになる事、



気分の乱高下に毎日付き合って、その日やらなきゃいけない事をこなして、人と関わる。明日もそう、明後日もそう、1週間後くらいには鬱を抜けて元気になっているかも知れない。薬の飲み忘れをしなければ、しばらく元気でいられるかも知れない。

細々とした生き辛さはなかなか人に話せないけどたくさんあって、積もり積もってどこがで爆発してしまう。人への八つ当たりであったりリスカであったり瓶を家の中に叩き付けた事もあるし、お酒をがぶ飲みして意識を飛ばしたり、家具に油性ペンで助けてと書き続けたり壁を蹴って穴を空けたりエトセトラエトセトラ。

いっそ死んだ方が楽なのにと思ってしまうけどやっぱり薬を飲んでいるからか、前ほど自殺に情熱を持てない。良い事である。



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