見出し画像

お店を応援したいサンドイッチ

サンドウィッチとか喫茶店とか、カフェ的なのが好きです。

で、いまの仕事の前は、喫茶店(個人のお店ではなくチェーン店です)でパートしていました。

きのう、書類をもらいに行かなきゃいけなくて、久しぶりにお店に行きました。書類をもらうついでに、テイクアウトのサンドウィッチを2つ買い、とってもおいしくいただきました、というはなしを書きたいと思いまーす。

喫茶店のパートをやめたわけ

介護の仕事をやめた後、「やっぱり好きなことをしたい」と思って、喫茶店で働いていました。

社員さんも、パートやアルバイトもみんな優しくて、長くいるパートさんも本当にいい人ばかり。いじわるな人が一人もおらず、とっても居心地のいい職場でした。パートで働き始めてから、雰囲気は一番よい職場だなあ、と思っていました。

だけど、コロナが広がってきて、不特定多数のお客さんがたくさん来ることが怖くなってきました。お年寄りのお客様も多く、あまり感染に対して敏感ではなさそうな方が、マスクをとってふつうにおしゃべりしながら食べたり飲んだりされます。そんなことから、やはりいつ感染してもおかしくないな、となってきました。

結構、現場任せみたいに思えて、感染対策はパートのわたしから見ても、うーん、という感じ。主人にもわたしがそういう仕事をしていて感染してしまった場合、家族にうつされてもな、と言われ。しばらくは休めないの?というか、辞めるか、休むかして、と言われました。

で、自分なりに考えて辞めました。店長さんは「しばらく休んで落ち着いたらまた来てくれればいいよ」とありがたく言ってくれたのですが、

みんなが不安ななか出勤してるのに、自分だけ休んで、落ち着いたら出ていく、というのがなんか悪いなあ、と思ったこと。

それから、喫茶店の仕事はとても楽しいけれど、ほとんど最低の時給で、パートとは言え労働環境がどうしてもあまりよくないこと。何時間もずうっと立ち仕事のうえ、収入も限界があり、先のことを考えると長い間働けるわけではないな、と思っていたこと。

そういったことを考えて辞めました。いきなり辞めたかたちになって申し訳なく、楽しかった分寂しい気持ちでいっぱいでしたが、アラフィフの私には、しかたないと思いました。

お店の売り上げは、以前の6割くらい

「またいつでも来てね」とありがたく、みなさん言ってくださって辞めたのですが、実際なかなか行きづらく、制服を返すため、辞めた直後に行った後は全然行ってませんでした。

が、今回どうしても連絡をとらないといけなくなったので、思い切って店長さんに電話したら「お元気ですか?」と温かくお話してくれて。

「お店のほうはいかがです?」みたいに聞くと、「やっぱり以前より売り上げは戻らずで、6割くらいかなあ…」ということでした。

わたしはもう少し、以前のように戻っているのかな、と思ってましたが、やはり厳しいようです。

パートやバイトは都合が悪くなったら辞めたりできるけれど、店長さんなど正社員の方は、やはりそう簡単にやめることはできません。

少しでも売り上げに貢献させてもらえたら

わたしが行ったとき、店長さんはいつものように丁寧にシンクを洗っていて、わたしが呼びかけると「あ、」と笑ってくださいました。応対してくれたのは別の社員さんでしたが、その方も「またいつでも来てね」と送ってくださいました。

1年もいなかったんですが、そのお店で働けてよかったな、と思いました。

ほんとうに小さいことですが、せめて少しでも貢献したいと思って、テイクアウトでサンドウィッチを2つ頼みました。照り焼き味とミックスサンド。よく注文される、お店の人気メニューです。

晩ごはん時、組み合わせはよくわからんものにはなりましたが、家族のみんなに「サンドウィッチ食べる?」というと、みなとっても喜んで「食べる食べる!うまいうまい」とほおばってました。みんなを優先したので「わたしも食べたいけど食べられるかなー、誰か残してくれー」と願っていたら、なんとか一つ、食べることができました。

外食産業って大変っていうけど、いつも人手不足で、休日は少なく、体力が要り、景気に左右されやすく。「お客さんに喜んでもらえる」っていうメリットを考えても、本当に大変だと思います。

わたし、どうもケチだからなかなか外食しよう、とならないんですが、ここのお店のサンドウィッチは、絶対また時々買おう!と決意したのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?