見出し画像

一汁一菜は現実的にできるのか

共働きが当たり前になってきた近頃、家事の負担をなるべく減らしましょう、という風潮ですよね。

特にごはん作り。まず、献立を考えるのが大変なので、献立考える負担を減らしましょう、という内容をみかけます。

それについて、毎日ごはんをつくる立場から、思うことを書きたいと思います。

ごはんとお味噌汁でいいそうだけど

料理研究家の、土井善晴先生が、「献立って、ごはんと、具沢山のお味噌汁と、お漬物くらいでいいのです。」と、「一汁一菜でよい」という提案をされています。

これはいい。
ただ、本当にそれができるなら…

一人暮らしや、比較的高齢のご夫婦のみ、なら、十分アリだと思います。

冷蔵庫の野菜をいろいろいれて、お豆腐やおあげさんをいれたら、タンパク質もとれますよね、たしか。油も使わず、食器も少なくてすみます。

でも、食べ盛りの子どもや、おうちでゆっくりお酒を飲みながら食べたいお父さんがいる家庭ではなかなか難しい。

いくら、具のなかみを変えても、毎日、晩ご飯がごはんとお味噌汁っていうのは、「なんで?」って言われそうです。

もしくは、食べて帰ってきそう…
「ごはん、いつもお味噌汁だから、食べて帰るわ」とかなってもなー。

カレーなど一皿で済むメニュー

カレーや丼ものなど、一皿で済む献立にしてラクをしよう、という提案もよく見かけますが

これも、「ごはんは太る」と言って、夜はごはんを食べないか、少なめしか食べないお姉ちゃんがいるし、今ひとつ、うちにマッチしないようです。

それと、自分自身も、できればカレーならちょっとはサラダ的なものもほしい…ので、つい、なんかちょっとつけちゃいます。

こういうことをスパッとやめないとラクにならないんだろうなー。

作り置きも流行ったけれど

いまは落ち着いたのかな、いっとき、作り置きもブームだった気がします。

わたしも作り置きの本を買って、見たんですが、まあいろとりどりで、おいしそうなこと!

でも、ああいう保存容器にきれいに入った作り置きって、絶対その日に食べきる自信あります。相当な量作らないと残らないことないですか?

おいしかったりすると、嬉しいんだけど、4人で食べたらまあ残りません。「作り置きにならないじゃん」。こころのなかで自分でツッコミをいれ、後々ラクしようと頑張ったあとに、むなしさが湧いてきます。

3人男の子がいるママ友が、「作り置きとか絶対無理。残らんもん」と言ってました。そりゃそうだわ。

また、「時間あるときに作りましょう」というけど、時間あるときは休みたいです。時間あるときは、なるべく頑張りたくないですねー

わたしが結局、ラクなのは豚キムチ

です!

味付け、ちょっと塩胡椒するくらい。そして、何も切らなくていい。できたてはおいしい。

それに、トマトとレタスでもつけ、味噌汁か、お吸い物5分くらいでつくれば、何より簡単に一番早くできる献立です。

豚キムチまで限定せずとも、例えば、お肉は、鳥ももより豚コマ。
野菜は、洗う必要がない冷凍や、カット野菜をつかったり、キノコもラクです。

煮物も、火の通りが早い野菜ならいいけど、ちょっと根菜とかあれば、レンジしてから炒めます。これはかなり早くなる。

晩ご飯の問題、解決には至らず

・同じメニューが続いて家族の不満がでないならいいけど、出るなら、やっぱりできない。家庭の平穏のほうを優先したい。

・自分も同じのだと飽きてくるので、自分の食べたいものを作るのも大事。

・一汁一菜とかにこだわらず、自分が一番ラクに早くできるメニューを定めておく。

・ただ、いつも買い物行けるとは限らず、その日に欲しい材料がないときもあり、そのときは、きっぱり諦める。買い物は疲れるので。

・カレーや鍋など、一つのメニューの日も、週に何度かは設ける。

って感じです。

あしたの晩ご飯はなんにしようかな…結局、いつもメニュー考えることから解放されないままの、今日この頃です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?