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10月会員勉強会の開催報告~福祉リハビリテーション機器をゲーミフィケーションで改善せよ

ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。

 10/20(火)19時半よりオンラインZOOMにて日本ゲーミフィケーション協会会員向け勉強会を開催しました。時間は2時間弱。参加は7名で、属性は、福祉サービス、ゲーム・アプリ開発、学生など。私はファシリテーター。

会員間の自己紹介

 まずは、自己紹介で会員間の交流を図りました。ゲーミフィケーションとの関わり、何が会員になった目的など紹介して頂きました。テーマに近い、福祉に関係する方が多かった。

ゲーミフィケーション事例のレクチャー

 次に、三田村 勉氏(株式会社TANOTECK代表取締役)より福祉リハビリテーション用運動ゲームTANOの紹介。

リハビリや運動促進ための130種類余りの運動ゲーム。楽しんでいたらいつのまにか体を動かしていたを目指す。アジア圏で300台余り出荷済み。
(リリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000043268.html


問題解決のためのゲーミフィケーションアイデア出し

 その次に、今回の本題の、問題解決のためのアイデア出し。三田村氏の今抱えている2つの課題に対して行いました。

課題1.「ゲーム選択メニューが多い時に選びやすくするためのUI工夫方法、選ぶ楽しさを残しながら」

参加者から出されたアイデア:

・お気に入り登録
・2択で選んでいく(肉か魚とか)
・ルーレット
・あみだくじ
★もう一度やりたいゲーム (★は私が個人的に素晴らしいと思ったもの)
・日付(今日は釣りの日とか)
・質問して答えると、6要素グラフ
・コース料理選択(前菜からデザートまで)
・1時間メニュー
・やったのが消えていく
・スタンプラリー
・やるとポイント
・4人プレイ
・ココイチ方式
・気分で選ぶ
・パイメニュー
・4分割
・季節から(春メニュー、夏メニュー・・・)

出た様々なアイデアに、「でも施設はフルで選びたがる」と三田村さんコメント。

課題2.「TANOの福祉施設以外への導入のために必要なものは? 例えば個人宅へ」
TANOを個人宅へ広めたいが、WiiFitだと飽きられる。

参加者から出されたアイデア:
・協力プレイ
・AIと協力プレイ
★まごがほめてくれる
・モンハンのソロモード
・山登り
・ミッション制
・レベル選択
・人のために何かする
・このゲームに集まる 
★マインクラフト、あつもり 自分で作れる 
★誰かのために TANOを中心に 生活リハビリ

・公民館に置く 地域連携 人がいないと行かない
・疑似体験 草むしり、トマト収穫
・リアルと連動 トマト届ける

などが出ました。

参加者の振返り

 「今日の勉強会、参加して楽しかった人ーー?」

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【参加して印象に残ったこと・学んだこと】

・有益な色々な意見が短時間ででたのは凄い。海外の方や、学生、女性がいるのは良いですね。

・どれだけ楽しそうなゲーミフィケーションを考えても、現場に根付かないとだめなんだなということに気付けて良かったです。医療や福祉の領域にも興味が湧きました。

・TANOのサービスや取り組みは素直に驚きでした。利用者にモチベーションを上げる為に「誰かの為」と言うキーワードは心に残りました。他の方々のゲーミフィケーションに対する意見や考え方に刺激を受けました。

・TANOの紹介は非常に良かった。勉強会の後でも言ったが、似た価値観を持ってる人がどうやって貢献しているかを見るのに感動しました。参考になります。一方は情報提供(TANOとは)は面白かった。もう一方はブレスト(問題解決)は楽しかった。良かったです!

・一つの仕組みの背景に、学習、福祉、行政といった幅広い関係構築が垣間見れたことです。民間企業ですと、取引先は多くとも、単純なBTOBになりがちですので勉強になりました。

・高齢者が1人在宅で継続的にやることにおいて自分らがどう関わりをもち持続させていくかが印象に残ったこと。

・福祉の現場で有効に活用されているゲーミフィケーションがあること。130ものゲームを作っていることがすごいと思いました。

と、好評の様だったので、次月も開催予定です。
みんなの知恵を合わせて「世界を神ゲー!にしましょう!」

(おわり)

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#ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション
#日本ゲーミフィケーション協会 #福祉 #リハビリ #勉強会
執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/

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