見出し画像

開催報告 体験型謎解き脱出ゲームの授業導入~7月勉強会

 こんにちは、ゲーミフィケーション賢者Lv98のきっしーです。

7月21日(木)20時より、オンラインZoomにて、日本ゲーミフィケーション協会会員向けの月例勉強会を開催しました。テーマは「体験型謎解き脱出ゲームの授業導入」。話す人はげんちゃん。参加は9名で、時間は1時半ほどでした。

 講演内容は、看護大学の授業において、7年をかけて「体験型謎解き脱出ゲーム授業」を実施した実践事例。生徒の学習意欲UP、苦手意識DOWNという結果が得られた。真面目を求められるハードモードの職場でのゲーミフィケーション導入には、年ごとの地道なステップアップと、ID(インストラクションデザイン)などの理論的な裏付けが必要だそうです。
ディスカッションでの、建設会社の従業員の安全講習に、「軍手をプレゼント」の話も面白かった。

参加者の「今日の学び・印象に残ったこと」

・教員(ネガティヴ)→インストラクター(ポジティブ)の変化は真面目で堅い、つまらないイメージから楽しい、面白いに変わった。
ゲーミフィケーションの要素を使うことで解剖学という苦手要素を楽しい、面白いに変えることで学習意欲が改善されていた。
解剖学はよくわかりませんが、焼肉で美味しい部位を覚えるのと似ているような感覚で、好きにする為のゲーミフィケーションは良い手法だと思いました。

・ゲーミフィケーションを利用することで、学習意欲評価のアンケートの検定で優位性がきっちり出たというデータがある事が知れた事が僕の中で一番の学びでした。

・大変素敵なお話をありがとうございました!!!!!!
ゲーミフィケーションにより、学習者を惹きつけるために工夫した事
→学習者を物語の主人公にする、びっくりする展開(ホラーテイスト)、成果の可視化
意見
→働く細胞のような、臓器の擬人化だと、生物学を知らない人に親しみを与えられるのではと思いました。キモカワイイを目指せるかも!?↓最近、ビレバンで見ました。
https://www.amazon.co.jp/-/en/00780044/dp/B08BNPDTS8

・本日のお話は、共感できたこと、納得できたことがたくさんありました。
ゲーミフィケーションは、導入するのが難しいということがたしかにあると感じており、既に裏付けのある別の学問との抱き合わせは、納得のいく方法です。
ご褒美に関しても、安易に考えるとお金やプライベートで欲しそうなモノが浮かんできてしまいますが、やっていることに関連したご褒美というのは、確かにモチベーションを下げることなく継続する良い方法だと思います。
げんさんを見習って、少しずつゲーミフィケーションを導入していきます。

・人体模型に閉じ込められるという発想を本当の解剖教室でやってしまうなんて変態だなぁと思いました。
でも、それ以上に硬い先生方たちの中でもとても信頼を得ているということもわかります。そしてそれをエビデンスとしてまとめ、よりよいカタチにするために検証し続けているところがすばらしい!超カッコいいです。ハードモードでゲーミフィケーションを実現していきましょう!いろいろ教えてください。

・生徒たちにどうやって真面目なことを楽しく学んでもらうかの授業の実現を、7年かけてやりとげた話。そして今年はついに「国家錬金術師」になった話には感動した。
ゲーミフィケーション導入には、ただ楽しいだけではなく、そこから得られた良いエビデンスをきっちり示し、学術的な裏付けもないと、頭の固い人たちには納得してもらえないのですね。

話者の「今日の学び・印象に残ったこと」

・いろいろなアドバイスや質問をいただき、新たなる着想を得ることができました。自分の中では結構頑張って改善してきたつもりでネタ切れ感が少しありましたが、まだまだ改善の余地があり、よりよく発展できる伸びしろがあることに気付かせていただきました。
臓器のキャラクターとその設定はとてもおもしろそうであり、少し考えてみると意外と難しいことにも気づきました。難しいけど特徴を踏まえた面白いキャラができれば、それだけで学生の苦手意識の改善に役立ちそうだと感じています。またいつもと違う視点で臓器を考えることになるので、もう一度自分自身が臓器と向き合う良い機会になりそうだなと思いました。
 仲間づくりは私の今後の課題ですね、本日の発表で興味を持っていただけましたら、気楽にお声掛けいただけると嬉しいです。みんなで「世界を(教育を)神ゲーに」していきましょう。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

次回、8月勉強会は、
タイトル:子供の習い事から考えるゲーミフィケーション
話す人:くりさん
を開催予定です。

前回記事:ゲーミフィケーションと心理学2~6月勉強会報告
https://note.com/jgamifa/n/n5ca932f1eb82

(おわり)

#jgamifa #gamification
#ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション #げみー
#日本ゲーミフィケーション協会   #脱出ゲーム #授業導入

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?