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勉強会報告 現役医師が制作した「ゲームで学ぼう新生児医療」の試み

 こんにちは。「世界を神ゲーに」するゲーミフィケーション賢者Lv98のきっしーです。

4/11(火)20時よりオンラインZoomにて、私が代表を務める日本デジタルゲーム学会 教育SIGにて、ゲーミファイ・ネットワーク第17回勉強会を開催しました。ゲーミファイ・ネットワーク勉強会は、ゲーミファイに興味のある一般の方も参加可能な、学会主催の勉強会です。講演1時間、質疑応答20分、参加者21名でした。

タイトル:現役医師が制作した「ゲームで学ぼう新生児医療」の試み

講演者:三代澤 幸秀 先生(信州大学 医学部 小児医学教室)
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/topics/2022/08/31168657.php

概要:
昨年8月に公開された、スマホ向けの新生児医療体験シリアスゲーム「はじめてのNICU」は、現役医師が医学部生と共に制作しました。

 ※NICUとは、新生児集中治療管理室のことです。予定日より早く生まれた赤ちゃん(早産児)、体重が小さく生まれた赤ちゃん(低出生体重児)、または何らかの疾患のある赤ちゃんを集中的に治療・管理する集中治療室です。

講演内容は、下記のレポート記事にて
現役医師が開発した,新生児医療を学べるシリアスゲームとは。日本デジタルゲーム学会「ゲーミファイ・ネットワーク 第17回勉強会」レポート/4gamer
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20230413058/


質疑応答後に、少人数でのオンライン懇親会も行いました。

講演の様子


参加者の事後アンケートによる感想の抜粋です。

・なぜこういったゲーム制作を行ったのか、その意図を直接伺えたことが勉強になった。制作プロセスについてチームの状況からリリースの手法まで丁寧に噛み砕いて説明があったことがよかった。(学生)

・フリーデイスカッションがあるところが素晴らしかったです。
チームで取り組むことは重要だが、時としてぶれることもある。ゲームやアプリを作る人の気質は似ている。(医師)

・医療に限らず、連携するということの大切さを実感しました。また、行動を起こすキッカケづくりの大切さも感じました。(プランナー)

・シリアスゲームという解決手法が多職種連携やイメージのしやすさというとてもシリアスな必要性から出てきていることがまず印象的でした。周囲を巻き込んで拡大していく中での思いがけない効果、ゲーム開発中・開発後の苦労、ティラノビルダーや音声合成ソフトを用いた開発の実際に関することなど、大変興味深かったです。(大学教員)

・ゲームをプレイする事で学ぶだけでなく、ゲームを作る事で、興味関心が深まるというのは新認識でした。
多業種連携は多くのケースが考えられ、今回のケースを手本に、タスクチームを作るノウハウなどをまとめるのも今後の発展に繋がるかと思いました。(フリーランス)

以上、有意義な勉強会になりました。

次回も魅力的なテーマで、学会以外の方も参加可能な勉強会を開催予定です。

(おわり)

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#ゲーミファイ・ネットワーク勉強会 #シリアスゲーム
#ゲームで学ぼう新生児医療 #三代澤幸秀

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