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ジュエラーのカラーブランディングを改めて考える


ジュエラーって色石のカラーグレードはめちゃくちゃ気にしているのに、自分の店の看板やブランドカラーについてはあまり気にしているように見えないな。

と思ったので少しまとめておきます。

カラーブランディングってべつに大手ブランドだけの話ではないと思うのです。

色によって認知力が爆上がりするという心理学的な効果は実際あるようで、他業種では当然めちゃくちゃ気をつかっていますよね。

それに宝飾業界には、長年にわたって恐ろしいほどのブランドカラーへの執着をし続けて成功したあのブランドがあるじゃないですか。

のれん(ブランド)というのは一朝一夕にできるものではないので、

しつこくしつこく、何度も「同じ色」を使いつづけることが大事なわけです。

最終的に色だけで著名性を獲得すると、「商標権」つまりその色をその商品・役務につかうことを独占できる権利を獲得できるようにもなります。

ただし、色彩のみからなる商標は、日本では2014年改正からなので、まだまだ特許庁の著名性のハードルはかなり高いようで、MONO消しゴムやUCC珈琲レベルでないと難しいようで、まだまだ少ないようですね。

商標をとれるかどうかは別として、

「あの色をみただけで、自社のことを思い浮かべてもらえる」ようになれば、相当強いブランド力になると思います。

どうせなら、戦略的に長年使い続けたいですよね。

個人的にティファニー以外でカラーブランディングやってるな~、と思っているのは、広島にある「NO PINK, NO LIFE」なジュエリー店「イトー宝飾」さんです。

小規模の小売店やセレクトショップでも、その地域で「あの色の看板といえば、●●さんとこよね」と記憶してもらうってすごく有利なことですね。





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