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真珠のプロの集い~第二回真珠振興会SA定例会(2021年3月9日)~

前半は、真珠のプロの方の発表でした。

インタビュアーは同じく真珠SPの嶋直樹さん(JC Bar)

1 山本和佳様(パール・アカンパニー)

昨年末にNHK「あさイチ」にもご出演された

パール・アカンパニーの山本和佳様(真珠SP)です。

コーディネートの世代別の提案や、全く宝飾に興味がない人にも真珠の魅力を伝えていくための工夫についてお話がありました。

2 橋本えりか様(暁工房)

二人目は、パールジュエリーブランド「miu」、そして愛媛・宇和島で彫金工房を主催されている橋本様です。

「はじめての真珠講座」を地域で開催するとともに、それを地元メディアにもプレスリリースを出して取材を受けたとのことでした。


3  齋藤 繁喜様(ベルティーサイトウ)

三人目は、山形県のベルティーサイトウの齋藤繁喜社長です。

地元のお客様に対して、「はじめての真珠講座」をお店とはあえて別会場にて開催し、販売とは別に「正しい知識」と「楽しみ方」を伝えることに集中したようです。


4 米川隆子様(有限会社米川真珠)

資格取得によって従業員の方が自信をつけて、売り場が活性化したというお話はとても参考になりました。

ちなみに米川真珠様はハート型アコヤ真珠のペンダントの意匠権も取得されていらっしゃいます。

ハート型のアコヤ、かわいいですね♡

5 あなたのお客様が「1日中家にいる日だけど、朝起きたら真珠を着けないと落ち着かない」という習慣にするには?

その後のグループディスカッションでは、真珠SPや1級JCなどの神々のような方がいらっしゃる中で、私は自分が売っていないかわりに、いろんなジュエリー業態の方の悩みを直接聞く機会があるので、

私なりに日々小売店やブランドの方から聞く悩みから思うことをお話させていただきました。

・「いまはもう着けていく場がないのよね」と言われる方に説得的な返しができなかったらもう難しいのだろう。

・品質もデザインももちろん大事だが、自分たちが朝起きてパールを身に着けていないなら、それをなぜ他人(お客様)がわざわざお金出してまで着けたいと思うのか?

・自分の扱っている商品を休日だろうと毎朝起きたら着けてしまう、というくらいの商品じゃないなら、それをお客様がお金を出して欲しいとなんで思えるのか?

という部分を考えないといけないと思いました。

以前は「お母さんがつけているもの」というイメージだった真珠も、今はその若者にはそのイメージすらないのかもしれません。(もしかするとサザエさんくらいの世界の中の「母親」のイメージのまま止まっているのかも。)

たとえば私のような30代男性が、

「今日は在宅勤務だからネクタイは締めないけど、カーディガンに気に入ってる真珠のピンを一個だけつけよっかな」

と思えるような「真珠アイテム」を提案して欲しいですね。



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