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嫁がエアビーのオンライン体験に参加して「未来を見た」と感動した話


Airbnb(エアビー)が4月10日にOnline Experience(オンライン体験)をついにローンチした。
またエアビーは世界を変えたと思った。
これは少しも大げさな話じゃない。

このトピックに関しては、語ることは山ほどあるけど
今回は前の日曜日に、嫁と一緒にオンライン体験に参加して、嫁が大いに感動したという話。


参加した体験はこちら
「Hidden House Concert」
(注 この記事のUP前にもう一度ページを見たらレビューが713ある。開始から2週間足らずでこの数はバケモノ)

オランダのミュージシャンが、アムステルダムのハウスボードでライブをして、それにZOOMで参加するというもの。

日本は日曜日の21時30分。
大変な一週間を終え、子供の寝かしつけや家事諸々を終えて
お酒を用意して、嫁とノートパソコンの前にスタンバイをしていた。
これは、1週間頑張った自分たちへのご褒美だった。
自分にとって3つ目で、嫁にとっては初めてのオンライン体験。

ZOOMの部屋にログインすると、画面は船着場を映している。
ホストが説明をしながら、スマホを持って歩いているようだ。
見える景色や、船やアートの説明をしてくれながら
最後にハウスボートの前のステージに到着。

そこで、平井堅似のイケメンオランダ人が登場。

「今日は参加してくれてありがとう。これまでハウスボードのステージで何百回とライブをしてきた。だけど、このオンラインライブは自分たちにとっても全く新しい試み。楽しんでくれたら嬉しいです。今日はスペシャルゲストもいるからね」と。

複数アカウントを使い画面は3アングルから楽しめるようになっていた。
ボーカルの正面アングルと、ドラマーを移す横からのアングル、斜め上から全体を俯瞰したアングル。

次に、参加者の自己紹介タイム。
順に名前が呼ばれ「ミュート」を解除してもらい、自己紹介を行う。
喋っている間は、喋っているゲストの画面が大きく映し出される。
ゲストを基本「ミュート」にすることで、ハウリングは起きず、全ての音はクリアだ。

自分の番が来たので
「Kenjiです。大阪から妻と参加してます。このオンライン体験は1週間頑張った自分たちへのご褒美です。楽しみにしてます〜」
と言うと
「それは嬉しいね。ありがとうKenji。精一杯頑張るよ」
とイケメンオランダ人。
周りの参加者もいいねみたいな感じで盛り上げてくれる。
なんだか繋がりを感じて嬉しい。

他の人の自己紹介を聞くと、本当に様々なところから参加しているのがわかる。
アメリカ、オーストラリア、中国、インド、フィリピン、東京、僕らの大阪。
インド人の4人と、フィリピン人の3人はそれぞれ友達同士で、誘い合わせて参加したと言っていた。確かにこういう楽しみ方もありだ。
自己紹介をしているうちにみるみる人数が増えて、最終的に24人の参加者となった。


ZOOM上で全員の画面が見ることができるのも面白い。暗い部屋でワイン片手にうっとりと聞いているカップルもいれば、ソファーでノリノリの人もいたり、親子で参加している人もいたり。

歌う前に「もしライブに集中したい人がいたら、『ビデオ停止』」を押してリラックスしてくれたらいいからね」とのアドバイスに1/4くらいの人が、ビデオ画面を切って静止画に切り替えた。


歌が始まる。
ものすごく上手だ。
声もいい。


曲の合間に、トークも挟んでくれる。

長い銀髪の髪をかき上げながら、
「最近困っていることは、自粛で髪を切りに行けないから、ものすごく長くなっちゃったことかな」とお茶目に笑う。
参加者みんな、あるあるみたいな空気になり、一気にハートを掴まれた感じがした。


アップテンポの曲もあったり
バラードの曲もあったり。

曲の最後で、アドリブで音を取りながら
あぁ〜〜、あぁあ〜〜♪
と歌うシーンでは、
チャット上で、誰かが「Ahhhhh」とコメントを入れたら
それを皮切りに、みんなが「Ahh」とか「Ohhhh」とか入れ始めた。
「みんな、ありがとう〜」とイケメンオランダ人。

あ、これは「コーラス」をしてるのか。

楽しくなってきて、両手を上げてYeah Yeahとノリながら聞いていたら
その両手を上げた画面を見て
「Kenjiいいね、ありがとう!」と歌いながら言ってくれた。

繋がっているんだ。
これはライブなんだ。
この時間を一緒に作り上げているんだ。

画面の向こうでは、オランダ人ミュージシャンが一生懸命歌ってくれている。

おもむろに、嫁が
「こうやって人類は困難を乗り越えてきたんやなー」
「なんか未来を見ている気がするよ」
と感動して、目を潤ませていた。

そうだ。この自分の中にも湧き上がっている感動は、歌のせいだけじゃない。
今、まさに世界が変わろうとしている、その現場に自分がいるから。
世界を変えようとしている人の挑戦を目の当たりにしているから。

だから感動をしているのだと思った。


何曲か歌い終わると、冒頭で案内していたスペシャルゲストの登場となった。
なんと、スペシャルゲストは、嫁と密かに「この娘、めっちゃきれいやん」と称賛していた参加者の中のアメリカ人女性だった。
今はオランダ在住で、一緒にライブ活動をする仲間ということで、彼女が自宅からギターを弾いて歌を届けてくれた。

実際のライブでよくある、スペシャルゲストとのセッションもこのような形でできるのか!

最後は、お互いに「Thank you! You made my day」と称え合う。
考えたらなんて綺麗なフレーズなのだろう。
「あなたが私の1日を作った」
「あなたのお陰で、今日という1日がある」
日本語でいうと「お陰様で」というような感じだろうか。

目からウロコの連続で、歌もいいし、トークもいいし
大変な状況だけど、みんなで楽しもうというZOOM上での参加者みんなの雰囲気もいいし、楽しくてあっという間の1時間30分だった。元気をもらった。

この双方向性と一体感は、Youtubeなどをただ見るのとは全く別物だ。

エアビーのオンライン体験。
可能性は無限大で、日本人向けも可能だし、どんなジャンルの人もやれる余地がある。
これは楽しみで仕方がない。


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