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同性を愛するということ

初めまして。Jennyと言います。27歳女性です。

アメリカと日本のハーフです。

猫動画を見るのが好きです。

甘いお菓子が好きです。

推理小説が好きです。

女性が好きです。


これが私です。


こう胸を張って言えるようになったのは23歳の時。
まだたったの4年前。
恋愛対象として女性が好きになる。
そして男性は恋愛対象に入らない。
これだけのことに迷いがなくなるまで、
23年かかりました。

「自分も同性を好きになれちゃうかもしれない」
って気づいた人。
「自分の性別に違和感があるなぁ」
って悩んでる人。
「同性しか愛せないなんて誰にも言えない...」
って考えてる人。
今この記事をどんな理由であれ読んでくれている人、
参考になるかはわからないけれど、
私が経験してきたことをまとめてみるので
少しだけこの先まで読んでみてください。

ちゃんとハッピーエンドですからね!笑

私いま人生で一番幸せなんです!
最高のパートナーと出会えたんです!!
世界中に自慢したいんです!!!

って気持ちを受け止めてもらえたら嬉しいです。


思えば小学生の頃から、女性が好きでした。
お姉さんに甘えることが大好きで、
当時所属していたダンススクールでは
レッスン前に必ずお姉さん達のいるところに
走っていってハグしてもらっていました。

周りも、自分も、それは憧れのような気持ちだと
考えていたと思います。


初恋は中学2年生のとき。
同級生の女の子に対してでした。
同じ部活で、よく一緒に帰っていて、
3人以上の時はなんともないのに、
2人きりになると、心臓がうるさくなって、
息苦しくなって、「なんで。。。?」と
不思議に思っていました。

もしかして、女の子が好き。。?

まだiモードしかないあの時代、携帯で頑張って
ぽちぽちと2チャンネルまでたどり着き、
同性愛板なんてものを覗いてみて、
恋人の自慢をしているあったかいスレッドを
ドキドキ眺めていたりしました。
その要所要所に出てくる、「18歳までは気の迷い」
というフレーズ。
素直が取り柄の私は、
「あ、じゃあ私があの子に持っている気持ちは
恋ではないんだ」
と考えることをやめてしまいました。

この時、私は考えるのをやめてしまいましたが、
実際はこの14歳の時の感情をしっかり捕まえて
吟味してあげたかったな、と後悔しています。
今若くして悩んでいる方がいれば、是非とも、
周りの言葉よりも自分の気持ちを一番に
大切にしてほしいな、と願っています。

そのまま迎えた中学の卒業式。
ありがたいことに同級生の男の子に告白され、
付き合うってどういうことかわからないまま
OKしました。
「恋人と呼べる相手がいること」で
大人の仲間入りができた気がして、
新しい自分にドキドキしていました。

そうしてしばらく経ったころ、気づいてしまいます。
「私、この人自身にドキドキしたことがない」
そのまま付き合っていてはいけないと思い、
別れを切り出しました。

いやぁ、ひどい話ですね。
本当にお相手には申し訳ないことをしました。
彼にとっては晴天の霹靂だったと思います。
驚きと悲しみの表情を浮かべながらも、
別れを受け入れてくれました。

ラブソングや漫画や映画で描かれる恋愛は
もっとふわふわしていて、あったかい感じで、
楽しそうだった。
何か違う気がする...何が違うんだろう?
それとも現実世界は実は皆あんな感じなの?
一歩ひいて、冷静な感じで恋愛してるの.....?


その後は受験勉強を頑張り、大学生になります。
18歳を超えました。
初めて女性と付き合うことになります。
依存体質のある方で、長続きはしなかったのですが
大切なのはそこじゃないんです。
生まれて初めて恋を体験できたんです。
感情ってこんなに動くものだったのか。
ラブソングがまるで自分を歌っているように感じる。
一歩引いた冷静な恋愛?冗談じゃない。
これが恋か。
私って女性を愛せる女性だったんだ..!

なにせ、18歳を超えています。
もう気の迷いじゃなかったんです。

そこからは、恋愛感情とは何かを知った状態で、
男性とお付き合いを試みたり、
2丁目に行ってみたり、
自分なりにいろいろ経験してみて、
23歳の時にやっと結論を出します。

私は女性を好きになる女性。
男性は恋愛対象に入らない。

やっと、やっと、飲み込めました。
そして自分で自分を受け入れたその時、
周りがぱっと明るくなった気がしたんです。

これから大変なことが待ち受けているかもしれない。
親も悲しませてしまうかもしれない。
受け入れてもらえないこともあるかもしれない。

「でも、絶対に幸せになれる」

不思議なことに、そう確信していました。
今までのどの瞬間より、自分が愛おしく感じました。
私が私を認めていれば、何も怖くないと思いました。
絶対に楽しいことが待ち受けていると感じ、
ワクワクが止まりませんでした。

「素敵な女性を探してみよう」

初めて能動的に相手を探しました。
結果出会った女性は、獣看護師を目指していました。
お付き合いを始め、学生から社会人になるまで、
3年半ほど人生を共にしました。
同棲もしました。一緒に猫も飼いました。
喧嘩もしましたし、傷つけ合うこともありました。
「普通」のカップルと本当に何も変わらないんです。

結果的にその女性とはお別れしましたが、
その方をきっかけに親にカミングアウトができたり、
世界がまた一段と息のしやすい場所になりました。
とても感謝しています。

そろそろ長いな、、、と思った方、あと少しですよ!

「素敵な女性を探してみよう」

もう一度、思い立ちます。
アプリに登録し、顔写真を載せて、
趣味なんかも登録して。
話が合う人はいるかな。
支え合って、共に成長できる人が理想だな。
なんて思い描きながら、最初にマッチした相手。

それが今のパートナー、なるちゃんでした。

アプリでメッセージをやりとりしているだけで
話が合うな、と感じました。
会ってみたいな、と誘ってみました。
快く会ってくれました。
話しているうちに、芯のしっかりした、
素敵な女性だとわかりました。
帰り際、また会いたいな、と誘ってみました。
今度も、快くOKしてくれました。
もっと話すうちに、将来に対する考え方、
周りとの関わり方や考え方がカッコ良くて
とても尊敬できるな、と感じました。

この人とだったら、支え合って一緒に
前を向いて歩いていけそう。

そう感じました。

初めて、自分から震えながら告白しました。
またしても、快くOKしてくれました。

それから今まで、本当に幸せな時間を
共に過ごしています。
初めて真剣に結婚を考えてくれました。
将来どうやって2人の権利を守っていくか、
そんなことを当たり前に話しています。

あと、何より、めっっっちゃ可愛い。
もう本当に可愛い。
どうしようもなく可愛い。
写真見ました?可愛くないですか?
私の彼女なんです!
世界中の人に自慢させて!!!

と、永遠にのろけたいところですが、
今は頑張っておさえて。。

昔の私に伝えたいことは、
まずは自分で自分を認めてあげること。
そうすればぐっと生きやすくなるよ、ということ。
そして、「絶対に幸せになれる」という確信は
現実になったということです。

同じように悩んでいる方がいたら、
まずは自分で自分を認めてあげてください。
あなたはそのままで十分に素敵です。
そして、仲間はたくさんいます。
隠していても、周りにいっぱいいます。
どうか、自分を大切に生きてください。

自信を持って。

あなたは絶対に幸せになれます。

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