見出し画像

母への手紙

私は最近、物の整理をしながら、心のお片付けもしています。

そして、やっぱり捨てられないものがありました。

それは自分の結婚式の時に手作りした、自分が産まれたときの体重と同じ重さのウェイトベア。

本来は、結婚式の締めくくりの花束贈呈の時に両親に渡すもの。たしか夫の分も作り、あちらのご両親にお渡ししました。
でも、私のベアは母から「重いからいらないわ~」と言って返されました。

最悪だな~うちの親、とずっと思っていたのですが、ふと思い出したこと。

結婚式の時に私が書いた母への手紙。

内容は、はっきりとは覚えていませんが、なかなかネガティブで嫌みなことを書いてしまい、しかもそれを列席者の前で読んだんですよね。

でも内容について、私は友達から「あれは、ちょっと…」と言われるまで、ネガティブな内容だとは気づいていなかったのですよ。

それは、おそらく私が毒親育ちだから。
無意識に母への復讐心が働いたのかもしれません。

その手紙自体も、かなり苦労して泣きながら書いて、なるべく感謝していることを書き出したんですけどね(ToT)

感覚がすでにおかしかったようです。

そして母への気持ちを小さい頃から抑圧して生きてきたから、手紙をきっかけに負の感情が押さえきれなくなってしまったのかもしれません。

それから結婚後、私の大人になってからの反抗期が始まるのですが、それはまた別の話(笑)


それはさておき、反抗しまくって、今は落ち着いている私が思うこと。

きっと母はその手紙にこめられた私の負の感情に対して、ベアを受け取らないという形で拒絶をして自衛したのかもしれないなと思いました。

又は、私は時々やっかいごとを起こす子だったので、もういい加減自立して!という意思表示だったのかもしれません。

ちなみに、うちの母は私が中学生の時に父に先立たれ、三人の娘を再婚せずに短大まで卒業させた人です。

そのことについては感謝しています。

おかげで私は、就職した会社で夫と出会えたのですから。

そして今、母とはほどよい距離で暮らしている。

今は幸せなんですよね。
これで良かったんだな~。

そう思えるようになりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?