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2023年9月の記事一覧

沈黙

著者:遠藤周作 発行日:1966年3月1日 発行元:新潮社 <あらすじ> 「転びキリシタン」もまた、「神の子」なのか? カトリック作家が描く、キリスト教文学の最高峰。 島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。 神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉と

世界でいちばん透きとおった物語

著者:杉井光 発行日:2023年4月26日 発行元:新潮文庫 <あらすじ> “電子書籍化絶対不可能”&“ネタバレ厳禁”、30万部突破。 絶対に予測不能な衝撃のラスト――あなたの見る世界は『透きとおる』。 大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。 女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、そのうちの一人とは子供までつくっていた。それが僕だ。 宮内の死後、彼の長男から僕に連絡が入る。 「親父は『世界でいちばん透きとおった物

僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー

著者:ブレイディみかこ 発行日:2019年6月21日 発行元:新潮社 <あらすじ> 優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。 人種差別丸出しの美少年、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ―