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模試の管理会計は取れて本試験では伸びないのってなんでだろ~~????

こんばんは。タカハシです。
まずはこの画像を見てください。

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去年の12月短答前の自分の模試の成績です。引くくらい良いですね。

そして12月短答本試験の結果がこちらです。

財務会計論140点
管理会計45点
監査論75点
企業法90点
計350点/500点(70%)

管理会計論さん……???
他の科目は微減くらいで済んでるんですけど、管理会計が引くくらい出来てなくて笑っちゃいますね。全受験者の平均が34.5点なので、そこから見てもまあまあ出来てない方だったなと思います。というか足切り崖っぷちです。

ということで、今回の記事ではなんで本試験こんなにとれなかったかを考えて、本試験で点数を落とさないためにはどうしたらいいんだろうねってことを考えます。ではやっていきましょう。

まずは考えられる理由を列挙する

まずは前提として理論と計算の得点比率をそれぞれ比較します。

模試:理論30点/40点(8問中6問正解)、計算45点/60点(8問中6問正解)
本試験:理論30点/40点(8問中6問正解)、計算15点/60点(8問中2問正解)

わっかりやすく計算が戦犯ですね。というか、(8問中6問正解)を3回もコピペするとは思いませんでした。

では、これを踏まえて具体的な理由を考えていきましょう。
いくつか理由がありそうなので、まずは全部洗いだしてみます。

① 問題が難しかった
② 時間配分を間違えた
③ 睡眠不足
④ 模試と本試験の”特性”の違い

ここらへんですかねえ。順番に検討してみましょう。

① 問題が難しかった

確かに難しかったです。難しかったですが、平均点を比べると模試:35.7点の本試験:34.5点なのでほとんど差がないです。本番は学習が間に合ってない人や次年度目標の人の受験もあるため、どちらかというと模試の方が難易度が高かったのかな~と思います。一般的に、模試は難しめに作るとも言いますしね。
自分の苦手分野が本試験で出た=自分にとっては難しかった、というのもありそうですけど、それだけだと30点も落とす理由にはならないかなと思います。他の理由の検討が必要ですね。

② 時間配分を間違えた

ここだけの話、がっっっっっっっっつり間違えました。クラス全員でのカラオケで誰も知らないアニソン入れる奴くらい間違えてました。

自分は理論を全部解いて(大体20分)、そのあと解けそうな計算から潰していく、というやり方をしていました。上の得点比率を見てもらえばわかる通り、本試験でも理論までは順調だったと思います。
問題が起きたのは計算で、解けそうだと思って手を付けた一問目が解けなかったんですね。正確に言うと、解き切って解答数値まで出したのにその数字が選択肢になくて。これで焦ってミスの検証を始めたのが本当に良くなかったです。そもそも管理会計は時間が足りない試験で、1問あたり6分程度でサクサク進めて2問ほどは捨てる、という戦略を取らざるを得ないにもかかわらず、ここで先の見えない事に時間を使うべきではありません。ましてミスの検証はすごく難しい作業で、一度間違った自分の頭の中の前提をちゃんと正さないと永遠に正しい答えを出せないので、諦めて次の問題に行くべきでした。取り逃した目の前の7点は本当にすごく惜しいんですが、高々一問、他で取り返す方がプラスになるという意識で臨むべきでしたね。

短答の計算は時間が厳しいので、ミスした場合にはどんなに悔しくても絶対に損切りすべきです。この意識がなかったのは大きな敗因だったかなと思います。

③ 睡眠不足

自分はすごく緊張しいなので、試験前全然寝られなくなるんです。短答の前は確か4時寝6時起きとかでした。このせいで注意力散漫になって、②で書いたみたいなことにもなったのかなと思います。

これは別に「睡眠不足で実力が出せなかった!最悪!」って言い訳がしたいわけじゃなくて、そうとわかってるなら何かしら対策すべきだったよなあ、って意味で書いています。

対策なんてあんのか?って感じると思うんですけど、出来ることはいくつかあるんじゃないかなと。例えばホテルに泊まらない(環境の違いから緊張して寝つきが悪くなる)とか、極端に早い時間に眠ろうとしない(早すぎても絶対眠れないのに眠れない事そのものがプレッシャーになってどんどん目が冴える)とか、早寝早起きのサイクルを作っておくとか。こういう出来ることは全部やっておくべきだったなあと今にして思います。睡眠ってめちゃ大事で、パフォーマンスすごく左右されるので、本気で準備すべきでしたね。なめてました。

④ 模試と本試験の”特性”の違い

要は、模試は強化系で本試験は特質系ってことですね。

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(HUNTER×HUNTER 第7巻110ページより)

わざと分かりにくく説明しました。ちゃんと説明すると、「予備校の模試は予備校のカリキュラムをベースにその理解を強くする試験」であるのに対し、「本試験は試験委員が独自の視点から管理会計という学問の理解を試す他に類のない特殊な試験」なんじゃないかなってことです。

この違いが何で大切かというと、これによって「模試ができても本試験ができない」状態が生まれうるんです。

模試は予備校の作るものなので、予備校の意図が当然滲んできます。「講義でやったあの分野は出来てほしいな」「この問題のこの引っ掛けに差をつけよう」「これはやってないけど本試験で出るかもしれないし捨て問で出しとこう」などなど。そして、こういう意図ってある程度真面目に講義を聞いてれば見えてくるんですね。多分これ解けなくていいと思って出してんだろうな、みたいなことです。そうすると、取らなきゃいけない問題と取れなくていい問題が比較的簡単に判別できます。成績も出やすいです。

一方、本試験は試験委員の独自の意図によって作られます。難易度の設定や問題の作り方は予備校とは異なる基準で行われていて、かつ予備校ほど受験者のことを考えていないはずです。もし間違ってたら木の下に埋めて貰っても構わないよ。

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こういう試験を模試と全く同じように解こうとしても狂うんですよね。
解ける問題解けない問題の判断を誤ったり、模試の範囲でなら解けてるけど少しひねった問題を出されると解けなくなったりします。

正直なところ、自分の中には模試などを通じて「管理会計はできる」という驕りが形成されていました。ですが、模試が出来ることと本試験が出来ることは完全にイコールではありません。答練の成績に驕らず、本試験が模試とは違うということを理解して、各分野の理解と補強に真摯に取り組む姿勢が必要だったなあと今なら思います

結論

・睡眠を取ろう!緊張しいの人はできる限りの対策をしておこう!後悔するよ!

・損切りを覚えよう! 詰まってしまった問題は潔く見捨てて、他で点数を取るほうが絶対にプラスになることを常に意識しよう! 焦りながらのミスの検証より、ゼロから落ち着いてほかの問題解く方が絶対楽!

・答練の成績は予備校のカリキュラムの習熟度に対する評価と割り切ろう!もちろん絶対できるようになる努力はすべきなんだけど、答練ができることがゴールじゃないという意識を常に持とう!できれば、実際の本試験を何度か解いてみよう!

以上です。これから受験する人の助けになれば幸いです。
何かあれば質問箱までどうぞ。

ではでは。

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