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刑事政策文献情報 2021年7月

▼犯罪心理学研究58-特別号【日本犯罪心理学会第58回大会】

《発表論文》
・薬物事犯保護観察対象者の社会資源の利用を規定する心理社会的要因―日本語版BTIの作成とその因子構造及び信頼性・妥当性の検証……有野雄大,原田隆之

・少年院仮退院者の非行からの離脱過程と支援者としての自己の確立との関連(5)……吉原大樹ほか

・矯正施設出所者の社会内における自己の語りが非行からの離脱に及ぼす影響……林秋成,里見聡

・処遇に配慮を要する受刑者に対する集団芸術療法の効果について……松本佳久子ほか

・窃盗再犯防止指導における受刑者グループへの音楽ナラティヴ・アプローチの導入……津村征吾ほか

・支援教育課程Ⅲにおける音楽ナラティヴ・アプローチの導入と臨床的変化……石飛剛,松本佳久子

・再犯・再非行防止指導における指導者の動機づけに関する心理学的要因の記述的検討……篠山義郎ほか

・再犯・再非行防止指導における指導者が抱く葛藤尺度の作成および信頼性と妥当性の検討……浅見祐香ほか

・再犯・再非行防止指導における指導者が抱く葛藤と職務環境の関連……西尾昌哉ほか

・再犯・再非行防止指導における指導者のスキル遂行に影響を及ぼす心理学的要因の検討……星野芳之ほか

・大阪府による性犯罪者への入口支援(地域再犯防止推進モデル事業)(1),(2)……坂東希ほか

・「司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開」担当職員の専門性……諸方康介

・少年院在院者の出院時における課題認識―援助要請の視点から……森貫太

・女子受刑者の小児期逆境体験(ACEs)に関する研究……末信祥穂ほか

・薬物依存と他の依存(アルコール・ギャンブル)の併存が疑われる薬物事犯者の特徴……服部真人ほか

・道路ネットワークが犯行地選択に与える影響に関する基礎的な検討……渡邉和美ほか

・犯罪被害への遭いやすさと治安認識の関連……坊農千秋ほか

・犯罪に関する情報提供がリスク認知と犯罪不安に与える影響……柴田侑秀,中谷内一也

・都市的・社会経済的要因による窃盗・覚せい剤事犯者の再犯予測……谷真如,雨宮護

・成人男子受刑者の再犯リスクと意思決定の特徴との関連性についての検討……鈴木純一ほか

・矯正施設に勤務する心理技官の個別方式の心理検査の実施状況調査……野田克哉ほか

・触法知的障害者の逸脱行動への前頭葉の機能とACTの交互作用(2)……遊間義一ほか

・アイオワギャンブル課題を用いた非行少年の意思決定における特徴の検討(2)……仲里雄希ほか

・TATにおける関係相の検討(2)……関山徹

・被虐待児へのSSTプログラムの効果測定におけるソンディ・テストの意義……上松幸一

・時間の展望に影響を及ぼす要因に関する研究―発達障害的な特徴の観点から……中島賢

・中学生のコーピングに関する研究―出前授業受講者の感想から……田口みのり,中島賢

・非行からの離脱に向けた支援のあり方―TATによる当事者のライフストーリー分析から……坂野剛崇

・外国籍在院者の「生きづらさ」に着目した集団指導におけるグループ体験の効果……沼田好司ほか

・在院少年を対象にした出院後の援助要請意図に関する研究……永井智,廣井いずみ

・再犯抑止の要因についての考察―名古屋刑務所における短期間再犯者の特徴についての分析から(2)……福冨克哉

・少年鑑別所入所者の被虐待経験と法務省式ケースアセスメントツール(MJCA)の関連について……小坂凜ほか

・非行少年における骨折既往歴と逸脱傾向の関連について……杉原ゆうこほか

・非行少年の身体的特徴―非行と体格の関連……長島和彦,青谷奈津季

・非行からの立ち直り―非行少年が得ていく居場所に着目して……山田茉生,岡本英生

・近年の集団非行形成過程に見られる特徴について……大和茉奈

・非行少年の立ち直り支援における「内省」について……百合本麻莉子,生島浩

・アレキシサイミア傾向で捉える非行少年と犯罪者の教育可能性……反中亜弓,德山敬枝,梅沢章男

・P-Fスタディに関する研究の動向……加藤美沙

・ストーキング関連行動に与える動機づけの影響……鈴木拓朗

・自殺が疑われる不審死の捜査における自殺を支持しない故人情報に対する素朴な自他殺の判断―入山・池間・桐生(2018)の再分析……入山茂,桐生正幸

・確率距離法における罪種と交通手段の影響……山田聡美ほか

・女性受刑者の犯罪への過程―被害体験から自尊感情,メンタルヘルスを媒介として……神藤彩子ほか

・隠匿情報検査における質問表の分析:大学生と実務家の比較(1),(2)……花山愛子,萩野谷俊平

・捜査面接への事前態度が捜査面接を担当する警察官に求める態度に与える影響について……横田賀英子ほか

・成人犯罪者にとってのストレス体験とその対処法II……河野荘子,岡本英生,星あづさ

・時間情報を考慮した犯人の拠点推定に関する研究……大塚祐輔ほか

・受刑者における逆境的体験についての検討……鈴木愛弓ほか

・犯罪心理学会の前身 矯正心理学会(1951-1963)についての調査……中田友貴

・ウェブサイトで犯罪心理学関係の情報を発信した結果と考察……日髙みちえ

・更生保護施設と地域住民の関係に関する調査研究……小俣謙二,古曳牧人,川邉譲

・子どもの被誘導性と関連する要因―性差の検討……久原真理子ほか

・更生保護施設における集団コラージュに見られる特徴の再検討……奧村俊樹

・都道府県の人口密度と少年鑑別所における地域援助業務に関する研究……山岡あゆち

・万引き防止対策「声かけ」による万引き行動の抑止効果について―模範万引き課題時の行動特徴による探索的検討……皿谷陽子ほか

・児童との関わり経験が地域に対する教員の認識に及ぼす影響……森裕樹

・自己申告非行尺度の妥当性に関する検討―少年鑑別所入所者を対象に実施した結果から……松田芳政,岡本英生,中川洋一

・MJCA及びGツールによる再犯リスクの推移と若年犯罪者の類型化の試み……長谷川祥ほか

・アタッチメント非行情報カード(ADIC)の開発(1)……工藤晋平

・受刑前生活地の居場所感と再犯との関係について……神垣一規,佐藤将太

・被害体験が女子受刑者に及ぼす影響(6)……金子恵,平野貴子

《シンポジウム》
・被虐待経験を有する非行少年への効果的な対応や処遇の検討―ニュージ―ランドでの虐待対応を参考に……中島靖典(企画・司会)

・震災が非行に与える影響について……岡本英生(企画・司会)

・犯罪・非行臨床に活かすメンタライジング・アプローチ……里見聡(企画・司会)

・エビデンスに基づく効果的な実践のあり方とその課題―性犯罪者について警察・矯正・保護からの報告……佐々木彩子(企画・司会)


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