#Twitter婚活の衝撃と婚活垢の悲哀

ブラック職場で結婚できそうにない

働き盛りのいい年齢、周囲はどんどん既婚になってく。職場がブラックすぎて心身が壊れていく。土日も寝込んで身体を引きずって仕事へ行く。使えない奴らは全員クビになって去っていった。そりゃそうか。給料も良いし立場的には恵まれてるし。
だがプライベートは荒んだ。仕事を愚痴る相手もいない。誰も聞いてくれない。そもそも、ただでさえ仕事は忙しい。仕事の愚痴しか言わない奴と仲良くなりたくなどないだろう。当然、結婚なんてできないし、恋なんてもってのほか。

#Twitter婚活というのがあるらしい。ニュースにもなってた。

Twitterで会うらしい。
気軽に他人と会うなんて信じられない。気軽にアポして、会って飲み食い楽しんでる男女もいるらしい。音信不通になって揉めることもあるのな。晒す人もいれば、何も語らないアカウントもある。魑魅魍魎の世界に見えた。

結婚は自分の意志ではできない

結婚は自力ではできない。他者から選ばれないと、結婚相手に相応しいと思われないと、そもそも結婚は成立しない。当たり前のことである。ブラック環境で疲弊して、そんな状態で結婚などできるわけがない。気分転換に雑談を楽しむアカウントを作って魑魅魍魎ワールドを覗きこんだ。

そうだ。婚活垢の研究をしよう

誰とも楽しく会話してくれるアカウントがあった。ブラックで病んでメンヘラになりかけてた奴にも優しく雑談してくれた。その距離感が心地よかった。

婚活垢は奥が深い。その人が言うには、Twitterは中の人間の本性が出るから面白いらしい。魑魅魍魎と思いきや、婚活界隈では珍しい年収600万以上のエリート達がうようよいる。オフ会してる人たちは楽しそう。だがオフ会楽しそうな人たちとはアポしないそうだ。快く飲みに誘ってくれたこともある。優しい人だった。

アイコンも明るいキャラだったが、優雅に見えたが水面下では必死でバタ足こいでたらしい。アヒルの水かきってやつ。だがハッピーエンドを迎え、無事にTwitterで見つけた恋人ゲットを宣言し、垢消ししていった。今も元気にしてるだろうか。

その人との雑談の中で「いつか婚活垢の研究をしよう」と話した。婚活垢は面白い。楽しそうなオフ会アカウントにも、語られない物語がある。それを聞くのが好きだったし、荒んだ心の支えとなったのは事実だ。
コロナ禍が終わり飲み会が日常に戻った今、Twitter婚活はオワコンと言われる。だが、確かにTwitterで結婚した奴らがいる。だが、おそらくその多くは、表舞台には出てこない。

メディアで盛り上がるケースもあるだろう。だが、それは氷山の一角に過ぎない。結婚は特別ではない。日常だ。粛々と、日常を共に過ごす決意し、歩み続けることができなければ、どこかで瓦解してしまう。特別感を拭わねばならない。

婚活垢の同志に鎮魂歌を

当時交流があったアカウントも多くが消滅した。幸せな旅立ちもあれば、志半ばに去ったアカウントもある。このnoteでは、婚活垢とは何か、考察できればと思う。インタビューもできたらいいと思うんだけど、あのとき話していたように、みんな協力してくれる?Twitterもとい今はXで連絡待ってまーす。

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