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International Ukulele Contest in Hawaii2024総評

(↑写真はファイナリストの日本のひだまりんずさんの演奏)

さて、ハワイ時間2026年7月26日17:00にハワイ州オアフ島のPrinceWaikikiにて、International Ukulele Contest in Hawaii2024&GALA Partyが開催された。
(GALA Party=特別な祭典って意味らしい)

主催の関口さんはきっと「Nā Hōkū Hanohano Awards」のようなウクレレコンテストをやりたかったのでは?と思わせるテーブル着席のブッフェディナーとともにファイナリストやゲストの演奏、発表を楽しむまさにMusicDinnerShow(生放送あり)だ。

会場にはTomokiSato(日本)、KaleiGamiao(HAWAII)、
VanessaDing(台湾)といったプロ奏者も参加。

少し受賞者が事前に発表されている賞もあったが、会場に来たファイナリストは演奏がある。
賞は当日に発表され(会場に来れなくても受賞はある)、
その場で授賞式というドキドキのイベントだ。

コロナ中はオンラインのみのコンテストが中心だったが、

今回はオンライン&オンサイトのハイブリッド

という、世界中から参加でき、会場にも来場可能という
まさにコロナ過ならではのイベントと言える。

メインスポンサーは
KanileaUkulele

ハワイのラジオ局KZOORadio

東京のIT企業
銀河ソフトウェアが名を連ねた。

会場はサイレント・オークションも同時開催されており、
たくさんのウクレレメーカーの特別ウクレレが展示されていた。

最初はファイナリストの演奏。その後授賞式がはじまった。
(全結果は下記リンクで確認できます↓)

このnoteでは来場したファイナリストについて記しました。

KZOOラジオ賞を受賞したTaira(13歳)

中学1年とは思えない卓越したテクニックとオリジナル曲「Believe in you 」で軽快なストラミングを披露してくれた。
なおKZOOラジオではTairaくんの演奏が1年間放送される。
KAMAKA Ukuleleを使用していた。

SOLO KEIKI & TEEN CATEGORY: 3rd PLACE : Karin (Japan)

9歳とは思えないオリジナルの「 Blue Water Sailing」。
素晴らしいフィンガーピッキング・ウクレレスタイルを披露した。KIWAYAウクレレを使用していた。

SOLO VOCAL CATEGORY: 3rd PLACE Name: Mao (Japan)

私は名古屋のウクレレコンテストで優勝した際から注目しており中学3年生とは思えないエモーショナルな美声に会場中が酔いしれた。
日本のハワイアン界、期待の大型新人と言えよう。

SOLO VOCAL CATEGORY: 2nd PLACE Name: Sebukulele (France)

フランスからきたSebuは、
オリジナル曲のLes Issambres を披露。
「フランス人はウクレレでこんなオリジナル曲書くのか」と
思わせるヨーロピアンだが、どこか海を思わせるゆったりとした楽曲だ。KoalohaUkuleleを使用していた。

写真が取れずに恐縮だが、
SOLO OPEN CATEGORY: 1st PLACE
Name: Mako Kitamura (Japan)こと、通称Makoちゃんは
小学生からウクレレを弾き始めHerbOhtaさんが好きでずっと名曲「Stardust」を弾き続けてきた。
その音色は20代前半の女性とは思えない甘く、広がりのある凝縮されたサウンドだった。。。
金沢のウクレレパイナでキッズの時代から見てきた私としては「マコちゃん、すばらしい弾き手になったね」と感慨深かった。。。

同じく写真はないが。。。

SOLO KEIKI & TEEN CATEGORY: 1st PLACE
Name: Kaika (USA)「Stars and Stripes Forever」

ハワイのロコらしい体全体でウクレレの楽しさを表現するKAIKAの演奏はまさにウクレレ!
日本に来る機会もあるそうでまさに見逃せない逸材だ。

他には京都の大学在学中のハワイアンの新星YUTOもサムズアップ賞を受賞したが、私はプレゼンターでもあったので写真がありません。。Sorry。

SOLO VOCAL CATEGORY: 1st PLACE
2024 GRAND CHAMPION Sosuke (Japan)

なんとソロ弾き語り部門、グランドチャンピオンのW受賞は
湘南が生んだ小学4年生のSousuke君だった!!
身体全体でハワイアン「Lepe ‘Ula’ula」を軽快に弾きまくるSousukeくんはかつてこのコンテストでMVPを受賞した、台湾のウクレレ・スーパースターFengEくんを彷彿させた。

1933オールスターズ(野村義男さん、はたけやま裕
、分山貴美子、高木ブー、荻野目洋子、YANAGIMAN、関口和之)

最後は「芸能界一のウクレレ・グループ」といっても過言ではない1933オールスターズがゲスト演奏。様々な楽曲を、独自のアレンジで披露し、最後は名曲「いい湯だな」で会場は大盛り上がり。

ハワイの歌姫・ライアテア・ヘルムの歌声でフィナーレ

私はライアテアとは2011年の日本・新橋ヤクルトホールで開催された「Ukulele SuperJam」で共演しています。
打ち上げで新橋の居酒屋さんに行き、皆で楽しい時間を過ごしました。
あのころの声とはまた違う一層磨きのかかった美声で、まさにハワイの歌姫と言われる演奏に酔いしれました。

コンテストの総括ですが、
全体的には、偶然にも日本人のファイナリストが多かったので、世界大会的なイメージは少し薄いが、まさにウクレレのナホクといっても過言ではない素晴らしいイベントとなった。このハイブリッド・コンテストの概要を知れば、来年から世界中から応募があることだろう。

ただウクレレの技術を競っているのではなく、表現力、エンターテインメント性なども評点の範囲と思わせるまさに総合的なコンテストと言える。

それにしても、「以前あんなに小さかった子が・・・」というキッズが、ウクレレを続けて、今は世界大会のファイナリストとして立派に演奏しているのをみると、12年前に第一回大会でMVPを獲り、審査員も務め、さらには現在スポンサーになっているこの状況。。。時がたつのは早いなぁ、あははww。

今から来年が楽しみだ!BigMahalo!

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