お洒落とは無縁な僕の生活(19)
令和五年三月二十八日(火)
昨日は髪を切りに行った。2月の始めに切ってからもう二ヶ月も経っているので、ある程度伸びたからだ。あと、僕には白髪がある。いわゆる若白髪というやつで、父親の遺伝である。どうしてこんなに確信を持って遺伝だと言えるのかといえば、うちは三人兄弟なのだが、兄二人も白髪があるからだ。自分一人であれば、栄養バランスのせいかとか、生活習慣とか、様々な原因を追及するところなのだが、さすがに三人が三人ともだと、遺伝だとしか思えない。
とにかくそんなわけで、白髪染めと一緒にカットしてもらいに行ったのだ。近くに新しく理容室がオープンしたので、初めてだが行ってみた。
しかし、これがいまいちだった。髪染め自体はちゃんと出来たが、どうにも店内の空気が気詰まりな感じがするし、なんだか店員も無愛想である。しかもカットも微妙だ。染め代を含めているからそれなりの値段はしたのだけれど、それでこのカットはどうにも釈然としないものを感じる。
次からはちゃんと美容室に行ったほうがいいだろうか。ただ染め代を含めると、美容室だとかなりの値段になってしまうのだ。白髪を黒染めしたいだけだから、自宅でやればいいのだけれど、なかなか──とくにもみ上げなど──が上手く染まらない。どうにか良い方法、商品はないかと今は模索しているところである。
その後、台本を書こうとしたのだが、なかなか上手くいかない。これはやっぱり返信が来るまで四日ほど空きがあったからだと思う。せっかく習慣づいていたものが抜けて、どうにも気乗りしなくなっているのだ。三日も空けると、下手になる、とスポーツの業界ではよく言うが、原稿習慣も似たようなものだ。やはり空けて一日か二日だな、とあらためて思う。
パステル画は上手くできたと思う。少なくとも、ここ最近の作品の中ではお気に入りになった。額装して飾りたいが、SMサイズを入れられる額縁がない。新しく購入しないといけないか。額装って高いんだよなぁ、とネットショップで額縁を見ながら考える。でも、気に入っているし。そういうものほど、きちんとしてあげたいものである。
夜、友だちとLINEでやり取り。どうやら花見へ行ったらしい。羨ましいという話をする。とはいえ僕も、明日には花見へ行くのだけれど。祖母が行きたいと行ったので、連れていってあげる予定である。ついでに僕も写真を撮ろう。パステル画に出来ると、面白いかもしれない。