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BtoB初挑戦!私の経歴を語らせてください!!

初めまして!カミナシの金(きむ)と申します。
日本生活が7年目に入ったばかりの韓国人です。
タイトルには入社エントリー(?)と書かせていただきましたが、正式入社は5月で、4月から少しずつ入らせていただいていた、という状況です。カミナシがいかに素晴らしいメンバーが多く集まっている会社なのかは、私が言うまでもなく他のメンバーから積極的に発信されています。そこで、私は少し違う切り口で、こういう方に読んでいただけると嬉しいなーと思って今更ながらnoteデビューしました!


  1. 転職活動の軸が定まっていない方

  2. 世の中に何か貢献したいけど、日々の業務とあまりマッチしないことにモヤモヤしている方

  3. 現在、toC向けのビジネスでマーケティングを担当されていて、BtoB SaaSの経験はないけど、興味ある方(これから頑張って投稿していきますので初めての自己紹介として話していきます。)

  4. きむの知り合い?

カミナシではマーケティング業務を初め、色んなことに関わっていきたいと考えております。今回の転職で自分のキャリアが少し変わってると評価して下さる方々が多かったので、まだ短いキャリアではありますが、どういう基準で仕事選びをしてきたのかを話していきます!

お時間のある方は私の雑談に少しだけお付き合いください♪

何故就職先は日本の企業?

最初に私が就職したいと思っていた企業は「博報堂」でした。
まだ韓国にいたある日、本当に偶然、Youtubeでとても素晴らしい動画に出会ってしまったのです。
ご存じの方も多いのではないかと思いますが、「3D on the Rocks」という佐藤カズーさんが制作されたサントリーのCMです。
お酒があまり強い方ではなく、普段ほとんど酒を飲まなかった私でも、様々な形をした氷を美しい色に照らしてくれるウィスキーに魅力を感じてしまうほど素敵なCMでした。

この動画の60秒という時間で私は完全にサントリーのファンになってしまいました。私のハイボールのデビューはもちろんサントリーの角ハイ、ビールはプレモル、炭酸水はスパークリング天然水と、今でもサントリーの大ファンです。
一日は1,440分もあるのに、たった1分で人をファンにさせられるコンテンツの素晴らしさに魅了されてしまいました。

それまでなんとなく知っていた「マーケティング」というワードが強く刷り込まれた瞬間です。

当時はまだ韓国の大学生で、就職する気もなかったのですが、色んな事情が重なり急に就職しないと!となったのが、2015年の6月のこと。博報堂さんが7月頭にはマイナビさん主催の「マイナビ国際派就職EXPO 2015 サマーシリーズ」へ出展されると書いてあったので何も考えずにまず、荷物をまとめて日本に渡航しました。(国際派でもなんでもなく、単なる外国人ですが)

日本語はある程度できていて、せっかくここまで喋れるのに有効活用しないのは勿体無いのかなーと思ったのも日本の就職市場に目を向けたきっかけです。
初めてのビッグサイトで会場の大きさにビックリ、そして博報堂さんのセッションに参加している就活生の数にもう一度ビックリ、最後にもう16年度入社の募集は終わっていることを会場で知り、さらにビックリしました。
当時の私はそれほど日本の就職市場についての情報がなかったのです。

結果として博報堂にはいけないという挫折はありましたが、マーケティングは就職活動の軸となりました。

気性の荒さが際立った新卒時代

私が初めて入社した会社はDMM.comでした。就活をしながら都内各所でDMM.comの屋外広告を目にすることが多く、何をしている会社なのかは全く認知していなかったのですが、とにかく面白いことがいっぱいできそうというイメージはありました。DMM.comでは念願のマーケティング職にも就くことができ、最初に&一番長く担当させてもらった事業が社内でも特に力を入れている英会話だったので、かけがえのない経験をさせていただいたことに今でも深く感謝しております。
DMM.comはマーケティング組織も非常に大きく、特にWeb広告にとても強い組織だったので、ROIを意識しながら徹底的に数字にコミットする習慣が身につけられました。

私がやってきたことをザックリとまとめますと、オン・オフラインの広告から新規事業の立ち上げ、事業PLの作成、リブランディングやマーケティング戦略立て直しなどです。複数の事業を担当しながら本当に数えきれないほどに様々な領域を自由に行き来しながら仕事をさせていただきました。DMMは手を上げれば新卒でも任せてもらえる素晴らしい風土を持つ企業でした。
それに様々なビジネスモデルを保持しているプラットフォーム型なので、多様な業種・プラットフォーム・ビジネスモデルを短時間で全て経験できたことは自分の中で大きな武器となりました。

ただ、会社の寛容さで自分の実力を勘違いしてしまう人も出てくるものです、私みたいに。社会人歴が重なるにつれて社会を学び、どんどんルールも守れるまともな社会人に近づけられたので転職もできている訳なのですが、最初の頃は本当に社会人とは思えない新卒でした。
学んだら即実践、意見の食い違いがあったらすぐ舌戦、目標とのギャップは身を削りながらでも達成するという意地っ張りに、夜遅くまで働いて何度も派手な寝坊まで。。。
社会人として本当に失格でした。クビにしないでいただいてありがとうございました。
それでも優しい同僚や先輩たちのサポートをいただきながら、なんとか羽ばたいて次のチャレンジも、そして次の次のチャレンジもできる様になりました。

新たな出会いがあれば、いずれお別れもあるというのはとても当たり前のことですね。とても可愛がってもらってた先輩たちの転職に思わず涙してた私にも転職活動をする日が来てしまいました。私が転職活動を始めた一番の理由は「成長に対する焦り」でした。

経験したことのない業界へのチャレンジ

大学時代までかなりのんびりと生活していた私は、出身国特有の兵役という義務まで重なり、日本市場においては新卒の同期たちとかなりの年齢差が広がっていました。もともと他人と自分の比較はあまりしたことはありませんでしたが、同年代の方々が最前線で活躍されているところを目の当たりにして、非常に不安を感じ始めたのです。
DMMという大きい会社に守られていいのだろうか、今のスキルセットで本当に市場で通用する人材になっているのだろうか等、色んな部分で市場での自分の価値がどういったものかを確認してみなくては気が済まなくなりました。
ただ、自分の市場価値を調べるにはどうすれば良いのかがとても難しかったです。そこでこの様な仮説を立てました。


DMMと似たようなビジネスを展開している企業に行くよりは、全く新しい業界でのチャレンジで未経験の領域でも戦える人材の方がかっこいいのでは?という仮説とも言えない単純なロジックです。
そして、最初の就職時にスタートが遅くてエントリーできなかった「博報堂事件」の際に、同様に既に扉が閉じられてしまっていた様々な企業の話も聞いてみたい気持ちが高まり、就職活動時の倍くらいの会社に応募をしてしまいました。。。
通信キャリアをはじめ、スタートアップ企業、有形商材を取り扱っている一般企業、EC専業のビジネスを展開している企業、メディアまで、興味のある会社はとにかく応募し、とても忙しい転職活動期間を過ごしました。

激しい転職活動の中で出会えた会社が私の前職である、ワーナーミュージックジャパンという会社です。最初転職エージェントさんに案件をご紹介いただいた時は、音楽業界?と思いましたが、面接を準備しながらレコード会社のビジネスモデルに深く興味を持つようになりました。テクノロジーの変革と共に、「音の受け皿」も物理的に変わってきています。生演奏からレコード、そしてカセットやCDの時代を経て、ダウンロード、ストリーミングへ。。。音楽の消費傾向はどんどんインスタント化していき、その単価も急激に下がっていて、自主制作・パブリッシングができる時代になっているのにも関わらず、レコード会社は潰れていない、むしろ成長している。とても面白そうじゃないですか。

自ら新たなテクノロジーを生み出して変革を起こしていくことはないが、素早く技術の変化に適応しながらV字回復を成し遂げる力やその秘訣は、誰もが近くで見てみたいものなのだと私は思っています。
それに、BtoC領域において、ここまで同時多発に様々なターゲット層に対して仮説を立て、検証し、実行しながらも裏では次の仮説を並行して立て続けるという、中々のスピード感を求められて数を打つこともできる業界はそう多くない気がします。お陰様で、少なくとも次の転職活動の選択肢としてBtoC向け企業は優先度を下げても良さそうという判断も早期にできました。

ワーナーミュージックジャパンでは、様々なアーティストのPaid Promotion Planningを初め、社内DXに近しい業務を担当しました。
最初から計画していたプロジェクト、そしてビジネスモデルに対する自分なりの回答が見つかったら、また新たな業界に挑戦してみようと思っていたので、良いタイミングで素敵な企業と出会えたことに、とても恵まれた人生だなーと思います。

そして、新たな戦場であるカミナシへ

いよいよ時間軸は現在になりました。今回の転職では業種問わずとにかくスタートアップ企業だけにフォーカスを当てております。日本での生活ももう短いとは言えず、大変ありがたいことにたまに誘いのお声がけもいただいておりましたが、やっぱり色んな企業様の声を聞いた上でしっかりと判断したいと思い、転職活動を始めました。

今回のテーマももちろん、経験したことない業界に飛び込み成長し続けることを基本軸にしていました。なぜスタートアップだったのかというと、「成長していく感覚」が欲しかったからだと思います。私の場合、実際試してみるまではこれが本当に自分の弱点なのか分からないものなのでは?と思ってしまう悪い癖があるので、経験したことないから・経歴がないからこの職種にはフィットしていないと判断されるのがあまり好きじゃなくて。。。「弱点かどうか分からない領域の検証を行いながら成長して行きたい」ということで最初からスタートアップ企業だけに注目しました。

スタートアップ企業は柔軟な考えを持って、チャレンジ精神の溢れた経営者が多いと思ったので、職務経歴書に書いてある無味乾燥な1行1行の経歴を見るだけではなく、「一緒に未来を語れる仲間だから一緒に働いてみたい」と思ってもらい、私も同じ思いを持ちたい。できればそれが自分にとって全く未経験の分野で成長意欲の高い方々が多い環境だと最高!という思いがありました。

転職活動をしながら、圧倒されるほど優秀な方々が集まっている企業さんにも、掲げたビジョンにとても共感する企業さんにも、自分にピッタリなポジションに思える企業さんにも出会えました。

そんな中、出会えたカミナシのメンバーとの面接は、どのメンバーと話していても全身に何度も鳥肌が立ってしまうほどの経験でした。素敵な仲間と経営陣がいる最高の環境であることは間違いないのですが、それ以上にメンバー一人一人がカミナシのミッション・ビジョン・バリューに強く共感し、体現できていることからくる衝撃や感動の方が大きかったと思います。

冒頭でも書きましたが、本当に素敵なメンバーたちが集まり、日々頑張って発信をし続けているので、胸が熱くなる気分を味わいたい方は是非弊社の他のメンバーたちの記事を読んでみてください。一歩下がったところから見ても、「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」ためのカミナシの熱量が伝わってきて胸が熱くなると思います!

そして、もちろんカミナシで一緒に働ける仲間が見つかると一番嬉しいのですが、今回の転職活動ではあまりにも素敵な出会いが多かったので、皆様にもぜひ、一度はスタートアップで働いてみてほしいという気持ちを伝えるために長々と自分の今までのキャリアを紹介してみました。

BtoB SaaSスタートアップのマーケティング領域に来て思うこと

直前まで個性的な業界で、全く違う文法で日々働いていたので、IT業界に戻ってきただけでも目まぐるしい日々を過ごしています。ここまでリハビリが必要とは思いもしませんでした(笑)BtoB SaaSといっても色んなタイプのビジネスがありますし、色んな業界があると思います。ご興味のある方は是非、志望企業の方との面接の段階から、参考になりそうな用語集が乗っているコンテンツを紹介してもらうなどして、早くキャッチアップしていきましょう。

私自身、まだまだとても経歴の浅いBtoB SaaS領域のヒヨコですが、BtoC領域と比べてこういうところは違うなーと思うことを軽くまとめてみます。

  1. 仮説の精度を高くしないといけない
    →toCより圧倒的にターゲット母数が少ない分、ピンポイントで狙いを定める為の仮説が非常に重要となります。素早く、的確な仮説検証を行う面ではひっくるめてtoCよりは緻密に行っている気がします。

  2. 打つ手は少ないが一つ一つの施策が深い
    →ここまでやっておくとなんとか回っていくのでしょう〜となる領域が非常に少ない気がします。

「こういう消費者層を狙っていく」より「こういう状況に置かれているこの人を狙っていく」に近いので、深く考え抜くこともすごく大事ですし、本当に答えが見えない時にはクライアントに直接お尋ねすることでより明確でシンプルな回答が得られるので、フローが一般消費者の立場よりはシンプルな構造になっている気がします。本当に刺さるプロダクト、刺さるマーケティングを行わないといけないので、とても難易度が高くその分面白い環境だと思います!

最後に

最後まで読んでくださってありがとうございます。私の日本語はここまで煩雑で文章力がないのか。。。と凄く挫折してしまう初作文でした。まだ皆様に有意義な情報を届けられる様なマーケターではないのですが、一人の成長期としてこれからもお付き合い下さる方がいましたら、頑張って次も書いてみます!(もう少し短く)

私のように、転職活動で多くの企業様(特に様々な業界)に会うことはメリットもデメリットもあると思いますが、メリットの方が大きいのではないかと考えております。

まず、自分が考えているメリットを三つだけ選びますと、

  1. 言語化されていない・潜在意識にある新たな軸を見つけることができる

  2. 様々な業界の方々と話すことにより、自分の視座を高めていくことができる

  3. 短時間で多くの課題に触れることにより、間接的ではあるが課題解決に対するトレーニングができる

それに比べてデメリットと思えるところは二つしかありません!

  1. 時間確保が中々難しい(現職との並行だと大変!)

  2. 複数社に内定をいただいた時に、軸がぶれてしまいどちらを選べばいいのか分からなくなる可能性がある

マーケティング業界の場合、素敵なカンファレンスが多くあり、違う業界とのネットワーキングもとてもしやすい環境ではありますが、面と向かって抱えている課題に対して語り合う場は中々設けにくい傾向にあると思います。
でも面接の場であれば、ご希望の企業がどういう課題を抱えていて、課題解決の為にどういうことをやっていて、募集ポジションに期待していることは何かまで、色んなことをざっくばらんにお話できる機会が設けられるので、メリットの三つを意識して会話してみるだけでもとても楽しく有意義な時間になると思います。

いかがでしょうか。
少しは参考になりましたでしょうか?
皆様各々の転職の基準があって、そこにマッチする素敵な転職をされていると信じておりますが、転職活動が楽しくて仕方ない!と仰る方々はそこまで見当たらない気がします。
私は2回しかしていないのですが、毎回の転職活動が楽しくて仕方ありません!(頻繁に転職したいです!という意味ではないです笑)転職活動の過程まで自分の成長に繋がるってとてもワクワクしませんか?
キャリアアップを検討されている方々に、次のチャレンジの軸を決める際に少しでもお役立ちできると良いですね。

そして!

最後の最後に告知だけさせてください!
ただいまカミナシでは全ポジション、全力採用中でございます!
ご興味ある方、気軽にお声がけください!
↓↓募集ポジション一覧↓↓
https://herp.careers/v1/kaminashi

そしてそして、なんとカミナシのマーケター二人がMeetyを始めました!
気軽にお話が聞いて見たい方、是非、話しましょう。
お待ちしております!

きむ: https://meety.net/matches/XOTwJjLLqBki
田島:https://meety.net/matches/OFdTLpuQCiJN


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