世界最高クラスのホテルブランドをやめてフリーになる理由

世界のトップと言われるラグジュアリーホテルブランドに勤めて１年と9ヶ月が経ちました。そして明日、私は会社をやめます。

なぜかと聞かれてもかっこいいことは言えません。不安だってあります。でも私はやっと、それでいいんだと思えるようになりました。
不安の裏にはわくわくがあり、この決断は私を強くしてくれてる。最近ではそう感じています。

「会社を辞める理由」そして「今後どうするか」をお話させてください。このノートをわざわざ開いてくれたみなさんには正直に、何も格好つけずにお話しします。

＊　＊　＊

みなさんお金は稼いでいますか？貯金はありますか？
もちろんお金が全てではありません。ただお金は生きていくには必要ですよね。大事ですよね。

正直私の今のお給料ではほとんど貯金ができず、毎月どのように過ごせばやりくりできるかですごく悩んでいました。欲しい機材だって、服だっていっぱいあるのに我慢をたくさんしているにも関わらず、一年経っても、一年半経っても、貯金はたまらず、ずっとギリギリの生活をしていました。

一方会社では期待も上がり、仕事も増え続けました。ですが自分がどれだけ頑張って働いてもお給料は上がりませんでした。

自分が求めていたほどの学びもなく、お給料が少ないと仕事に対してもやる気が減り、不満ばかりが溜まり始めていました。毎日生きるためだけに仕事に向かう生活が苦しかったです。いつまでたっても心に余裕が持てず、新しいことを始める気力をなくし、同じような毎日を過ごす自分を好きにはなれないのに、行動もできなくなっていました。

それにある日気付いた時、苦しくて、苦しくて、息がつまり、そしてついに胃が痛いのが治らなくなりました。初めてストレスと言うものが体にでました。

母はこれに対して「いい会社に入ったからって辛い思いばっかして急に死なれたほうが困る。それだったらやめて楽しいことをしなさい。」なんて言ってくれるんです。母親ってすごいですね。

ただそんな状況でも私は「今の会社よりもすごいところに転職するから」、「次のスキルアップのためにこんなことがしたいからやめます！」って言ってかっこよくやめたい・・・こんな辞めかたはプライドが許さないよ格好悪い・・・なんていったら

「誰にもかっこつけんでええやん。」 って返されたんです。

あ、そうか。私は周りにどう思われるかばっかり気にしていたんだ。そう気づかされました。その瞬間自分自身にかけてたプレッシャーがスッと消えて、今まで悩んでいたことが嘘かのように清々しい顔で「やめます。」と会社に伝えてました。

＊　＊　＊　

新しいポジションを作っていただいたということもあり、「ソーシャルメディアコーディネーター」なんて他部署からしたらどうしても聞きなれず、違和感を持たれながら最初は仕事していました。

それでも根気強く上司や部長にプレゼンをし、目標を口に出し、SNSの可能性をアピールし続けたらいつのまにかみんなが頼りにしてくれていて、このポジションに興味をもってくれていました。

認めてもらえることは、とても楽しいことです。やりがいを感じます。

会社に入社しなければ知れなかったことは数えきれないほどあるし、クライアントとしてフォトグラファーに求めるものだって知れました。得たものは本当に大きいです。会社に入社したこと、働けたこと、ここで出会った人たちは私の人生の中でとても大きな財産になりました。

＊　＊　＊

これからどうするの？

フリーランスのカメラマンやビデオグラファーになれるかどうか、SNSのコンサルティングをやっていけるかどうか、英語教師をまた再開できるか、YouTubeを始めれるかどうか、正直不安です。わからないです。

でも今の私はわからないからやってみたいと思えます。自分らしく、自分にできることを、自分のペースで探していこうと思います。

最初の目標は半年で１００万円の貯めて心の余裕を作ることです。笑 心に余裕を持って、どんどん好きなことを突き詰めていきます。

それから新しい可能性を探しに東京にいくか、ワーホリにいくか、別府で兄のカフェのお手伝いをするか、その時一番楽しそうだな！自分に向いてるな！ってことをしようと思います。

これから何があるか、可能性で溢れている未知の世界。

わくわくします。

応援していただければ幸いです。

頑張ります。 

P.S ウェブサイト作ったよ。
最後まで読んでくれてありがとうございます。

山田彩加