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人生を振り返ったとき

2023年がもう後半に差し掛かり、わたしは後数ヶ月で28歳になる。

10年前、高校を卒業した頃のわたしは自分の生活に何か物足りなさを感じていた。元々友達は多いタイプではなかったし、一時期、親友がいなくて寂しいと母に泣きついたことだってあった。学校の授業は選択制で、今思えば最高の環境だったにもかかわらず、選択した科目や勉強に一切興味を持てず、サボってばかりの高校生だった。

5年間、全てを注ぎ込んだ競泳をやめたのがきっかけだったのかもしれない。憧れだった朝5時に起きなくていい、学校終わりにも遊べる生活を手に入れた。でもそんな生活にはすぐ飽きて、すぐバイトを始めた。そのバイトが全てになった。憧れだった遊びの時間を結局削り、バイトに打ち込んだ。ほぼ休みなく働き、日本へ行くための学費を貯めた。

そんな18歳を過ごしたわたしにはさまざまな後悔がある。もっと授業に出ればよかった。もっと積極的に人と遊べばよかった。もう少しだけ水泳を頑張ればよかった。本当は認めたくないけど、10年経っても、どんなに小さくても、しょうもなくても、やらなかった後悔が残ることを知った。

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10年が経ち、わたしは心から今の生活が気に入っている。仕事も、趣味も、今後の夢とか、数年後はきっとこうなるんだろうなとか、想像できちゃうし、しちゃうし、それがとってもわくわくする。

それでもわたしはこの国を離れ、この生活を離れ、行ったことがない、知り合いもいない国に一人で行くことにした。私は9月13日から、ワーキングホリデーに1年間行く。

よくいけるね、なんで今?仕事大丈夫?色んな意見を耳にする。私だっていまの生活にが楽しすぎるから、本当に行く必要があるのか?って聞かれたら、正直ないと答える。

それでも、私には行かない理由よりいく理由の方が多い。これから年齢を重ね、責任が増え、そのうち結婚をして子供を授かりたい。いけない、行かない理由がきっと増える。何よりも、ワーホリの年齢制限が30歳まで。

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数年前、「いきたい」と思った時があったんよね。でもその時行かなくて、ずっとずっと頭の隅っこに「ワーホリ」って言葉があった。去年の9月、お兄に会いにドバイへ行った時に、お兄の周り人たちが本当にみんな面白くて、キラキラしていて、そんなみんなと出会ったことがきっかけでいきたかった自分の気持ちを思い出して、今行かないと後悔するって思った。10年前の後悔みたいにやらなかった後悔を残したくない。

兄とドバイで出会った人たち
ドバイの砂漠

行くこと、挑戦すること、頑張ってみることに意味があると思ってるから肌に合わんかったり、どうしても無理だったらすぐ帰ってくると思う。笑

それでも行く理由がある。
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一人で知らない国に行くのは不安。日本に残りたい気持ちだってあるし、いく意志が弱まりそうになる時もある。だからこうやってNoteを残している。いつか読み返して、あの時行ってよかったなって思えるように。

私は見たことない景色を見にいきたい。いつまでもあると思ってる景色は意外とあっけなく、消えてしまうかもしれないから。この時代に生きてるんやから今見れる景色や日常を写して残したい。

「人」をもっと知りたい。色んな人がいて、わたしの知らない文化や言語があって、生活も、性格もそれぞれ全然違う。仕事とか、地位とか関係なく、「人」として色んな人と関わりたい。海外に行くとより積極的に、そしてフラットに自分がなれる気がする。

想像ができないような、色んな経験をしたい。美味しいご飯を食べたり、知らない人と住んだり、今はまだ想像ができるような体験しかいえないけどきっと1年の中で私が思い描くことすらなかったような体験をするんだと思う。10年後、20年後、いつか家族ができた時にはその経験の話をしたい。子供に世界の広さを伝えたい。

きっと10年後の私は今の私を全力で応援してるはず。
そして10年前の私は今の私を誇りに思っているはず。

どんなに不安でも、怖くても、私が選んだ道。自分自身が一番応援してくれてるのをわかってるから勇気を振り絞り、大きな大きな一歩を踏み出す準備をします。

ジャス

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