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私の国

「初めまして」がすぐに、「よっ!元気?」になり、時が経つにつれ「久しぶりー!」に変わっている。

長い人生の中で出会い、関わる人たちが、季節のように変わってゆく。

自分の興味、仕事、価値観が変わると、付き合う人たちが変わり、毎日話していた人がいつの間にか疎遠になることがある。

昔はこれがとても不思議に感じることがあったけど、大人になるに連れ、ある程度は慣れて、理解できるようになったし、受け入れるようになった。

多分、私は一つの「国」みたいなもんで、みんながその国に遊びにくれる。

遊びに来るタイミングは人それぞれだけど、「今だよ!今のタイミングがあなたと私にとってベストだよ!」ってどこかで引き寄せてるんだと思う。

遊びに来てくれた人たちが私の国を作り上げてくれる。

それはとてもいい国だ。

でもみんな色んな「国」を作るお手伝いをしないといけないからいつかは去ってしまう。色んな思い出と経験という景色や建物を残して。


私の国は最初草原みたいなところ。
何もない。

そして、母がたくさん花の種を植えてくれた。

出会う人たちが花に水を与えてくれたり、新しい花を植えてくれる。そこで私ひとりでは気づけない価値観に気づかせてくれる。そのうち土台となる建物を作り始めるんだけど、一人じゃできないからみんなが手伝ってくれる。

たまには、花を踏みつけ、建物を壊す人もいる。でもそれをみんなで治して、強くして、私の国は国となる。

今まで関わってきた人たちはこうやって私は作り上げてくれた。

みんなが作ってくれた私の「国」を誇らしく思うし、大好きだ。

そして、みんなの国を作った、周りの人たちも好き。会ったことなくてもきっと好き。

人に会えない状況が続く中、昔の写真や動画をみて今まで出会った人たちを思い出していた。

会いたい。
寂しい。

でもみんなと出会って過ごした時間はちゃんと残ってる。そう思ってこんな文章を書き始めた。

そしてきっとこれからもたくさん素敵な出会いがあると信じてるから、今は強く生きる。

みんな元気かな。
会って、ありがとうって伝えたい。

ジャス

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