僕のいた時間


先週、三浦春馬さんが亡くなったというニュースを聞いてからもう1週間が経つ。

わたしのひとつ上。30歳。
かっこよくて爽やかで笑顔が素敵で、好きな俳優さんだった。
好きなドラマもいくつもある。
ニュースを見た時は、本当に何かの見間違いだろうと思ったし、今でも正直受け入れられず、胸が苦しくなる。

そんな三浦春馬さん主演の、「僕のいた時間」

三浦春馬さん主演のドラマの中で一番好きな作品である。
今でも大好きなドラマのひとつだ。

リアルタイムで見たのは、大学3年の冬だった。
就活のシーンから始まり、わたしもちょうど就活をスタートさせたばかりだったので、
合説のシーンや、面接で上手くいかないシーンなんかつらいな、、と思いつつ見始めたことを覚えている。

三浦春馬さんと多部未華子さんのコンビはとても好きだったし、音楽も、ほかの登場人物も全て好きだった。
主題歌「春風」も、カラオケで毎回歌うほど好きになった。
時々、見返したりするほど大好きなドラマだった。

三浦春馬さんの悲報を耳にしてまっさきに思い出したのがこのドラマだった。

夢中で全話見返した。
既にもう、見返して2周目が終わった。
(一旦はまるとしばらくドハマリしてしまうタイプである。。)

報道されている内容がどこまで本当か、わからないが、少なくとも報道されている内容と、
このドラマの中の彼の立場やセリフがシンクロしてしまい、
そして彼の演技力のすばらしさに感動してしまい、
何よりそんな素晴らしい役者である彼がもうこの世にいないということの受け入れられなさで毎話毎話、胸がいっぱいになってしまう、
そんな1週間だった。

彼の同級生が大学4年の冬に自殺し、そのお通夜に参列するシーンで
「死ぬ時怖くなかったのかな」というセリフ。
物語の終盤、多部未華子さんに
「死にたいわけじゃない、生きるのが怖いんだ」と、泣きながら訴えるシーン。
三浦さんが亡くなった今、このセリフを聞くと、現実が重くのしかかる思いである。

三浦さんが亡くなる時にどんなことを考えていたのか、知る術もないが、
きっとそういうことも考えられないほど、何かに追い詰められていたのかと思うと、
辛く悲しく、胸が張り裂けそうな思いだ。

まだまだいろんな役を見て見たかった。

でも、でも、彼がもし今解放されて楽になっているのであれば、本当にお疲れ様でした、と伝えたい。
たくさんの素敵な作品をありがとうございました。

このドラマは、三浦春馬さんがまだご存命だったとしても、
久しぶりに見ると、リアルタイムでみていた時とはまた別の発見があり、とても考えさせられるドラマであると、改めて思う。

わたし自身、今岐路に立っているのだが、
自分の大切なもの、大切な人、今後の生き方について、改めて考えるよい機会となった。

これからもきっと大好きな作品。
人生に迷った時、三浦春馬さんの笑顔が恋しくなった時、きっと見返すだろう。

#三浦春馬さん
#僕のいた時間



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