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【物語のある日本酒。】ブレンドしながら七転び八起き。

先日
京都伏見区の中畝酒店大将
畝ゃんと

日本酒オンラインイベントを
ご一緒させていただきました。

酒蔵の想い。

美味しい酒を求めて四苦八苦しながらも

数々の困難を乗り越えて
ひたすら前を向いて歩み続けてきた
醸造家や、酒蔵の想いを

マリアージュするレシピと合わせて
共に味わう。

このひとときを飾ってくれた
3本の日本酒にまつわるエッセイを
当時書いてみましたので

こちらでもご紹介したいと思います。
よろしかったら
お付き合いくださいね。

・ ・ ・

物語のある日本酒と料理のマリアージュ

       本日のご紹介は

     達磨正宗 熟成三年古酒

      岐阜 白木常助商店 

………………………………………

  


小瓶を振ると琥珀色がトロンと揺れる。

日本酒に古酒があるのを
初めて知りました。

舌全体に香りが放たれたと同時に舌にしびれ
と芳醇な香り

10分経つと甘さが口蓋膨らみ

また10分経つと舌縁重みのある甘み

また10分経つと舌下、咽頭深みを残し
 
時間と共に『甘さの変化』
味わえるお酒。

すみません...歯科医院用語満載です。


・ ・ ・


沖縄では泡盛古酒が陳列棚の大部分を占め、

日本酒を飲む機会もなかったから

久しぶりにこの1カ月楽しまさせてもらっています。

本土からの嫁が来たって当時とても
珍しがられたので、

お酒が好きな私の事
泡盛古酒で あちらこちらの方々が
もてなしてくれました。

泡盛古酒は度数が高いのでそのまま
飲む事あまりなく
うっちん割り。さんぴん割りなど

薄めて、長ーーくゆんたくはんたく飲むのが

ウチナー呑み。

でも暑いし、蒸し暑くて水分を欲するので
薄めの水割り泡盛を出されるまま飲んでいたら

初の大二日酔い、、
仕事の大いなる妨げになっちゃって
それから何度か泡盛を口にしましたが

翌日の頭の痛さが毎度続くから、
最初の1年以来、口にする事は殆どなくなってしまいました。


『古酒』という響きにときめくものの
若干痛い思いをしたので、
達磨正宗を目の前にした時

20年前の感覚
ナイチャー嫁として頑張ってきた
時の流れがフラッシュバックしてきました。

・ ・ ・

日本酒古酒作りのコツは
『ブレンド』と。

ただ寝かせておけば良いわけでははなくて
新しいものを継ぎ足し、撹拌する事で
香り、味わいを深める技術。

それは当時、東京で分刻みの生活を送ってきて
余りにも忙しかった私の生活スタイルから

なんくるないさぁ
あんまり考えないよ〜
楽しくやるんだよ〜、の
ユルイまわりの人達

わかるけど、、大丈夫かなぁ、、。。
と理詰めで考えすぎていた私には
その『問題を通しての考え方』の部分を捨て

大丈夫』をウチナーブレンドさせて
もらえた様に思います。

・ ・ ・

達磨正宗の製造過程には
貯蔵酒に重税がかけられた歴史から
一旦古酒は姿を消し

戦後の酒税法改訂時
やっぱり往年の日本酒古酒を復活させたい
という強い想い。でも、

世間に全く浸透しない温度差ギャップに、
正に七転び八起きの日々

時が作る古酒の魅力を知っているからこそ 

問題、悩みばかりに目をむけず
裏返すと結局

『悩み』=『望み』でおんなじ事。

望む未来に向けて自らを化学反応させる。

美味しいものが出来るんだと、
信じる事、

信じ続けた

その信念こそが

その後酒界の大御所をも含む
人々の心をも動かして
評価されて行かれたんだろうなと察しました。

凄いなぁ、、そこまでの信念❤️

・ ・ ・

古酒の良さが今、
見直されているそうですよ〜!!
日本酒 古酒市場規模の拡大 笑

お待たせいたしました男性の皆様♡

酒の事を女性に例えるのが如く
達磨正宗は 正宗といいながらも 

女性の持つ性(さが)を
醸し出しているのかな〜!と

40代50代の女性の皆さまこれからです笑 

長年熟成、女性の熟し具合は
ますます極上の魅力となって
内側から醸し出し放たれるでしょう!笑

・ ・ ・

男性の中でも

『待つ、受け止める』等

女性の性質も半分は持ち合わせていますから

そこも良い塩梅にブレンドされると
いぶし銀の様な貫禄が 
生まれていくんでしょうね。

『よく寝た泡盛は起きるのが遅い』って沖縄では...

香りと甘さが芳醇な達磨正宗古酒も

きっとイロイロ振り返りながら、
感じながら呑むと
潤うように気持ち良く酔えるお酒

是非ウェイクアップコールに
達磨正宗にはアイスクリームを!


若い子に負けず、若ぶって、、
いや、色々ブレンドし続けた
今の自分自身のままで。

・・・


あっ!

この間のまつもと君のお相手
見つかりました!



パピコちゃんがよいかと❣️

   人生の料理家Saori
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人生の料理家Saori

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