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HARUMI FLAGの新設小学校を考える

コロナ前の記事なので、現在は計画が後倒しされています。

話題の中央区晴海五丁目のHarumi FLAGですが、区域内に小中設置校が2023年度に開講予定です。どんな小中学校になるのでしょうね。

私の娘が通う豊洲北小学校と比較して、計画がどの様になるか考えてみたいと思います.

まず、2007年に開校した、豊洲北小学校に関しての概要です。

豊洲北小学区の学区域ですが、現在は豊洲1-3丁目になり、タワーマンションとしてはパークシティ豊洲、豊洲タワー、シティータワーズ ツイン・シンボルが位置します。

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また、各マンションは2008年以降から徐々に竣工していきました。
※ 晴海トリトンから建築中のパークシティ豊洲の写真です。

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また、豊洲1丁目には、それ以前のマンションも存在します。
豊洲北小学校の学区には、平成31年4月時点で、6900世帯が住んでいます。

さて、豊洲北小学校は、2018年3月時点で児童数1015人。クラス数30クラスです。かつては、 1200人ほどになったこともあります。現在中三の長女小学1年生の時は、7クラスでした。

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児童数的には、江東区内で一番児童数多い学校で、時々豊洲小に抜かれます。
クラス数が多いので、副校長先生が2名います。

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12年目の豊洲北小学校ですが、大きな工事を3度しています。

1つは第二校舎増築。2つ目は第3校舎増築。最後は、校庭のラバー化です。

簡単に言うと、江東区が児童数が読めなかった様で増築を二回しました。江東区教育委員会に理由を聞いてみたところ、1家庭あたり学校に通う子供の数が想定より多かったとのことです。確かに3人兄弟はざらで、4人兄弟の家庭も見受けられます。
もう1つの校庭のラバー化ですが、風が強く砂が飛んでしまうと言う問題がずっとあり昨年度ラバー化されました。

また、児童およびその家族の特徴的なことが2点あります。

1つは、私立国都立中学校の進学率が高いことです。

昨年度は、175人中114人が私立国都立中でしたので、約65%をしめます。
塾もサピックス・四谷大塚・日能研・エナ・栄光と各種取り揃えてあり通塾は便利だと思います。

私立中進学率が高いのは、逆に言うと、小学校受験率が港・中央区と比べ少ないことが言えるかと思います。中三の長女の時、パークシティ豊洲から豊洲北小以外に行っている児童は1割くらいだったと記憶しています。

2つ目は、共働き家庭の多さ。
正確な数字は出せないのですが、7割くらいは共働きじゃないかと思われます。なお、いわゆる専業主婦の方も、かつてバリバリ働いていた方も多く、子どもが高学年になると働く方も多いかと思います。

PTA会長をやっているのでPTAの特徴も書きますと、その様な環境ということもあり、旧来の流れからPTAをより効率化していこうという風潮が強いかと思います。

特徴的でわかりやすい事例としては、ベルマーク活動が廃止されました。

児童もその家庭も画一化されており、かつ、みなさん暇じゃないので他人を揶揄することもなく、意外とノンストレスなのが特徴かと思います。

次に晴海五丁目に新設される小中学校に関する特徴です。小学校を中心に見てみたいと思います。

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まず、1.6ヘクタールの土地に小学校30クラス、中学校15クラスが予定されています。

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追記(2021年3月28日)

平成30年 区民文教委員会(9月7日) 

晴海地区新設小学校中学校の整備についてです。
 今回御報告いただいた概要を見ますと、生徒数が、多分1クラス30人として、小学生が900人、中学生が450人、総体として1,350人という大規模な学校になるかと

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なお、豊洲北小学校は1.1ヘクタールです。なお、有明にある小中一貫の有明西学園は2ヘクタールです。

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追記(2021年3月28日)

豊洲北小学校は、児童数は最大1200人程になりました。

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新設校の協議会の議事録を見ると、30クラスで足りるのかという質問をしている方がいます。
が、中央区は、これ以上多いと学校運営ができませんと、謎の回答をしており義務教育なのに児童数が想定以上になった時の対応に不安を残します。

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豊洲北も二回増築していますが、豊洲西小も隣の東急のマンション用地を利用して増築予定です。

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こちらが新設校の建築予定図になりますが、増築は可能なのでしょうか?気になるとことです。

さて、小学校の学区は晴海3、4、5丁目になる様なのですが、現在2900世帯ほどいます。Harumi FLAGは、5632世帯なので、トータル8500世帯ほどになります。晴海新小学校の学区に単身世帯等が多いのかもしれませんが、豊洲北小学区が6900世帯なので、単純計算で豊洲北小の1.2倍で、30クラスで収まるかだいぶ不安ですね。

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体育館とプールの設置予定図もあるのですが、小中共有の様です。特に体育館ですが、ステージが1つなので体育館利用のイベントでだいぶ制限が出てきてしまう様に思われます。

また、校庭は、人工芝になる様ですね。

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天然芝と比べると優位ですが、メンテナンス性が若干劣ります。

さて、豊洲北小における児童および家庭の特徴2つを考察してみます

まず、私立等中学進学に関してですが、あまり豊洲北小と変わらないのではないでしょうか?
ポイントは、私立小学校の進学率と塾の多さかと思います。

私立小学校進学率ですが、豊洲より交通の便が悪いので、より低いのではないかと想像されます。あと、塾ですが、小中学校の隣にできる商業施設内にどれだけ塾ができるかがポイントになるのではないでしょうか。また、中学校が同一敷地内にあるのも要素になりそうですが、同形態の有明小学校の児童は、半分くらい同敷地内にある中学校にはいかない状況の様です

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次に共働き世帯の多さですが、小学生の通学とは異なり、BRTを使って汐留や虎ノ門、乗り換えて東京駅から品川駅に通う人は住居する可能性が高くなりそれなりに高いのではないでしょうか。イメージ的に、有明以上勝どき未満って感じでしょうか。

最後にPTAですが、図面上はPTA室があるのでPTAを作る方向かと思います
江東区は、豊洲北小以降、有明小、豊洲西小、有明西学園と開校していて、有明西学園以外はPTAがあります。豊洲北は、当初既存の小学校に習った感じですが、有明小は児童のため以外のことは極力しないPTA、豊洲西は、任意性を重視したPTAという感じで初期設定されています。
晴海の新小学校のPTAですが、時代にあったPTAにしてもらいたいものです。PTAって一度決めてしまうと変えることが難しいからです。



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