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〜「じゃれっと・きむ」の 人生の備忘録 〜

『恩師、木村先生』

学習欲が劇的に身に付いたのはこの時期。不正は見逃してはいけない。そんなことも叩き込まれた。繰り返しの重要さ、公平性とは何か。そんなことも。そして何よりも自らを全てオープンにすることの大切さを教えられた。

🍀小学5・6年の担任

私は大野城市立大野南小学校に6年間、しっかりと通いました。1年生から2年生に上がる時、近隣に平野小学校が開校したことにより20%程度の生徒とお別れすることになり、その時だけはクラスが持ち上がりとはなりませんでしたけど、基本的にクラスは2学年ごと、同じメンバーでのクラス編成でした。この小学校6年間の学校生活の中で最も想い出に残っている担任の先生が『木村 敏美』先生。有名な先生だから名前出してもいいかな、いやダメかな…。でも書いちゃった…。

私の人生に大きな影響を与えた先生です。

5年生になった新学期。確か、その初日にクラスがわかるのですが、5年1組になった私。担任の先生が木村先生と分かり、一瞬、凍り付きます。

なぜならば…。

木村先生は噂の怖い先生。その厳しさは筋金入りで、そんな先生だと皆知っていたんですね。初日が終わり、帰宅してすぐ、担任が木村先生になった!と母に話すと、なんと、母は大喜び。木村先生になって良かったと。

なんで喜ぶのかと当時は全く分かりませんでした。
しかしこのことは、大人になって直ぐに理解できました…。

🍀オ〜プ〜〜ン

木村先生は、兎に角、授業が普通ではありませんでした。
最も、記憶に残っているのは、「オ〜プ〜〜ン」という先生の声が授業中に響き渡ること。これ、我々の発言(発表)を促す時の発声。つまり、普通の先生なら、「はい、分かる人!」って感じで言われるんじゃないかと思いますけど、木村先生は違います。

今考えると、ちょっとだけ通ったグロービス経営大学院の授業で、発言を促されるあの感じとやり方が全く似ています。
(グロービスの授業では「オ〜プ〜〜ン」とか講師は言いませんが。)

誰も手を挙げないと何度も何度もこの言葉を投げて来る先生。面白いのは、クラスの優等生が毎回手を挙げますが、適当に分散して当てて行くので当ててもらえない。一人しか手が挙がってなくても優等生ならしばらくは当ててくれません。いつも手を挙げない子を中心に当てていたのかな???

僕は・・・。

それと、木村先生は、歌と踊りが好きなんですよね。何の授業の時かは忘れてしまいましたけど
「ちぇっちぇっこり、ちぇこりっさ、二酸化マンガン♬」
の歌はいっつも歌っていた気がする。しかも踊りながら歌っていたよなぁ。今は楽しい先生だったなと思えますけど、当時は正直言って、ちょっと面倒なところもあったかな…。

🍀ガキ山通信

木村先生と言ったらもうこれしかありません。
学級通信。どんな先生もクラス運営のために取組んでいることではないかと思います。しかし!、木村先生の学級通信『ガキ山通信』はちょっと例をみない学級通信。年間150号近く発刊されていたので、2日1回以上の発行ペース。実は今でも2年分ちゃんと持っています。その現物がこれです。

ガキ山通信(5年生)と続ガキ山通信(6年生)

これ、ボールペン原紙に原稿を書き、ガリ版機(手動の輪転機)で藁半紙に印刷されたもの。先生はいつ、この作業をやっていたんだろう、と思うくらい、毎日毎日通信が作られていたように思います。

もうボロボロになってきたました。私が死んだら、火葬の時に棺桶に入れてもらうつもり。それくらい大切な想い出の品です。

この通信。先生からのお知らせなどの情報発信的な機能も当然あるのですけど、日々の出来事を振り返る、出来事から何が学べるんか考えさせる、そんな内容の通信でもありました。私たちは、殆ど毎日、帰りの会の時に、その日の出来事をテーマにした「小作文」を書く(A5大の紙に書いていました。)時間があったんですけど、先生は毎日全員の小作文に目を通して、その中からピックアップされた数名の小作文がガキ山通信に掲載されます。
その掲載された小作文には先生のコメント付き。書いた本人の気持ちを拾ったり、クラスのみんなで考えて欲しいと言う提案や問題提起など、そんなコメントです。この通信のお陰で、恐らく家庭で読んでいた保護者はクラスでの様子が鮮明に伝わっていたのでは無いかと思います。

私の小作文が載った時のもの。(続ガキ山通信NO.149)

今の時代、個人情報保護とか親からのクレーム対策とか、色んな環境の変化できっと成立しないだろう『ガキ山通信』。今読んでも、気持ちのこもったこのガキ山通信は、今の時代、ネットやラインなんかに変わってしまうだろう通信なんかよりも、こども達がどんな学校生活を送っているのか赤裸々に伝えてくれるし、この通信が今40年以上経って、私の手元で懐かしさだけでなく、いま読んでも何か刺さるものもある素晴らしい学級通信だと思うのは私だけかもしれませんが、このような記録を残していただき、木村先生には本当に感謝しかありません。

🍀教員になりたい

もう無理とは思っています。でも死ぬまで『夢』としては持っていたい教員という職業への憧れ。本当は木村先生みたいな社会か算数が得意な小学校の教師になりたかった私。教員こそ、生涯現場で働くやりがいのある職業と思っていました。教員がそんな職業だと思わせてくれた木村先生にはとても感謝しています。
当時は宿題忘れた時や掃除時間にサボっていた時など怒られてビンタされましたけど、先生は絶対に怪我をしないような叩き方をしていた(暴力を肯定しているものでもありませんし、同じクラスの他の子はどう思っていたかしりませんけど…)んですよね。そして、その後のフォローがあった。

私みたいな真面目でない生徒ですので、何回も叩かれましたけど、不思議と先生が憎いとか嫌いとか思ったことは一度もありません。卒業後も先生のことを忘れたことはなく、結婚する時に真っ先に仲人を頼みに行ったのは木村先生だった訳です…。

現在は、先生も地元で地域の名士として、貢献活動をされておられます。コロナ禍で同窓会を企画することも出来ず、3〜4年程度はお会い出来ていません。先生がお元気なうちに、また飲みながら語りたい。今年の年末は忘年会できるかな。

木村先生の長所と短所は「不正を許さないこと」。きっと、私が教員になっていたら、木村先生が完全なロールモデルになっていただろうと思います。目の前の生徒のことだけをしっかりと見て、ともに成長することを楽しむ、そんな先生になるために尽力している熱血先生になっていたことと思います。

と、いうことにしておいてください。

次回は、『初の塾通いは、南ヶ丘ゼミナール』です🙇‍♂️


고맙습니다〜😊 
 じゃれっと・きむ🍀

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