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松葉色 Matsuba-iro


宝島は歩いて一周できるくらい小さな島。


集落も島内では一つのみ。


無人島を含めて13個の島々からなる吐噶喇列島。

今回行ったのは宝島のみだったんですが、いつの日か悪石島のミサゴや小宝島のウミヘビなんかも撮影しにいきたいものですね^^


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タカラヤモリ Gekko shibatai 

この個体は沖縄で良く見かけるホオグロヤモリよりひとまわり大きかった。


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細い葉の上をうまく歩けず時々落ちそうになりながらも・・・

さすがヤモリ。笑

微細な毛が生えてる指下板という吸盤のような役割(分子間力が云々・・・だったかな?)を果たす器官のおかげで落ちずに済んでます(笑)


ヤモリがつるつるの壁を走り回れるのはこの指下板のおかげです^^

爬虫類では唯一じゃないか・・・!?


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ぺたぺたと、のんびりうろちょろしてくれたので観察がてら撮影。

とにかくおっきくて感動。


一頻りヤモリと戯れた後、目的の一つであるサワガニの撮影へ。


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サカモトサワガニの亜種 Geothelphusa sp.


亜種、らしいんですが実際どうなんですかね。

まだ謎に包まれてるみたいです。


まぁ、兎にも角にもこの金糸雀色のサワガニも撮影目的の一つでしたので撮影できて良かった・・・。


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ヤマシロオニグモ Neoscona scylla


の、雄ですね。先日の奄美の記事でこの蜘蛛がなんだったのかという謎が解けたのでこちらも芋づる式に解決(笑)


どうしても後ろの木々を写したかったので、仰向けに寝転んでこの蜘蛛の巣の下に入り込んで撮影。

えぇ、カッコよくスタイリッシュに撮影なんて出来ませんよ(笑)

彼らが基準であり、そして撮らせてもらう以上は最高に美しく撮るのが筋ですからね。

寝そべる林床の動植物を傷つけないようにする事以外はなりふり構っていられません。


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タカラヒラタクワガタ Dorcus titanus takaraensis


林道に戻るとヒラタクワガタの死骸が落ちていました。


恐らく、蜘蛛か何かに捕まってご飯にされた後・・・動くことはありませんでした。

宝島に伺う前に奄美でクワガタの撮影できていなかったので、仕方ないとは言え、なんとも悔しい思いをしました・・・。

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リュウキュウカジカガエル Buergeria japonica

そういや八重山の方のこの種は別種になったみたいですねぇ。

研究者という仕事は本当に凄いですよね〜

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トカラマダラゴキブリ Rhabdoblatta takarana


八重山より内気なのか全然出てきてくれない(笑)

前も何かで言いましたがゴキブリの翅って本当に美しいですよねぇ。

ゴキブリ大好きな後輩がおるんですが、その子が嬉々としてゴキブリの翅脈の美しさの話をしてくれてから、意識して撮影するようになりました。

どうしても家に出る種類がいますので、多くの人から嫌われがちですが深夜の山中で見るゴキブリの美しさったら。

押し付けるわけではないのですが一度は本物を見て欲しいなぁ、と思わずにいられません(笑)




おっと、長くなってしまいましたのでこの辺で。


ではでは皆様。ご機嫌麗しう。



使用機材

1~7枚目:Laowa Zero-D 12mm f2.8

8,9枚目:Car Zeiss Milvus 100mm f2








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