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生協にはいって、健康を害す。化学物質過敏症母さんの後悔。

個人的なことで恐縮ですが、私、二児の母さんでした。

二人の子どもたちが幼い頃からずっと、某生協会員です。
それはもちろん、口から入るものは美味しくて安心なものがいいからです。

子育て中は、ベビー石けんではじまり、ベビーの時期を過ぎても面倒くさがりの母さんは、
子どもたちの石けんを変えず、ずっと髪の毛から足の先まで石けんでした。
そのせいか大人になっても息子は石けん1個の人になりました。娘はかなりズボラなのに、洗顔だけは石けんで丁寧にする人です。
母さんが化学物質過敏症を発症しても、なんら暮らしは変わっていません。

「わが家は石けん」の油断

しかし、母さんは口から入るものに注意をとられ、鼻から入るものを侮っていたのです。
そして、わが家は石けんという点でも油断をしていました。
合成洗剤より環境に悪さをせず、子どもの体にもよいと思っていました。
でも、わが家だけの安全安心でぼっーとしているうちに、
合成洗剤が世間で当たり前になり、
柔軟剤も当然使い、マイクロカプセル香料まで作らせてしまったのは、
消費者であるお母さんの怠慢でした。

その結果、鼻から入るものを注視せず、化学物質過敏症が増えました。

マイクロカプセルを置いていく配送員さん

そして、あろうことか、大切な食べ物を運んでくださる配送員さんが
私の健康を害するようになりました。
配送の日にうっかりすると、半日から数日間、よくて咽頭痛、ひどくなって顔面痛、最悪咽頭ポリープ、結膜炎を引き起こす香料製品を身にまとって配送員さんがやってこられます。
玄関の外に置いてもらうようにしましたが、数時間後に出ても香料は残っています。
瞬間でも吸い込めば、咽頭痛……
マイクロカプセルを置いていかれてしまうのです。

こまったので、自分で作った本を恐る恐る渡しました。


……翌週も変化はありませんでした。都内にいたときの話です。
曝露を覚悟して「わたし、じつは、この本を作ったんですけれどね」と
声をかけてみました。
でも、ダメでした。

くそ〜! と思いましたが、考えてみたらより安心安全な食べ物の提供をする企業は、ちゃんと研修をしないといけないです。
生協は弊社のお得意様でなかなか言いにくいのですが、口だけではなく鼻についても研修してくださいよ、と組合員としても声をあげたい。
社員スタッフの健康を守るのも企業の役目ではないでしょうか。

いま、私はスーパーで買い物をすることが多くなりました。
那須町ではまた別の生協に加入しましたが、配達員さんの制服は都内と変わりはありませんでした。
スーパーにいけば香害がありますが、配達員さんの制服よりはマシなんです。
みなさん、汗臭を気にされてのエチケットで香料洗剤をお使いなのでしょう。
生協本部が事実を伝えることで、社員や組合員もわが身を守るために皆さんお考えになるのではないか。

そんな日が来ることを願っています。

P松田

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