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逆求人;コロナにも負けない就活!

3月に入り、21卒の就職活動が本格化し始めましたね。今年はコロナの影響で例年以上に就活に不安を覚える学生が多いのではないでしょうか?

私は20卒の人間なので、ちょうど1年前同じような不安を抱えていました。また、留学をしていたので殊更大きな懸念材料でした。1セメスター留学でそう思うのであれば1年の人はもっとですよね。
しかし結果としては、全く影響なく、むしろスムーズに活動ができて、3月1日時点で、最終面接のみ残す企業もありました。
今日は日本にいなかった私が、就活に活用したシステムを紹介します。

1、私が活用したのは「逆求人型(オファー型)」

就活って、基本的には就活生と呼ばれる生徒側が、説明会に参加したり履歴書を送ったりしますよね。でも、オファー型はその逆です。学生が事前に記入した自己アピールなどを見て、企業側が「うちに来ませんか?」と言ってくれるシステムです。受け取ったオファーの「受諾・拒否」の権限は学生にあり、無料で利用できます。

「逆求人」で検索するとたくさんサイトが出てきますが、私が活用したのは以下の2サイトです。

Offer Box
https://offerbox.jp/?_ga=2.210877909.151139387.1583209367-1798078925.1542813510

dodaキャンパス
https://campus.doda.jp/

システムだけ聞くと「便利!」と思う人と半信半疑の人と両方いると思います。

①「本当にオファー来るの???」
→来ます。私はそれぞれのサイトから20社ずつほどオファーをいただきました。オファーの質も様々で、「とりあえず説明会来てみませんか?」のものもあれば、中には「特別ルートで選考を受けませんか?」といってくださる企業もいました。ただ、何も書いてない人にオファーは来ないので努力は必要です。(後述)

②「オファーって、適当に検索して固定文を送ってるんでしょ?」
→この2サイトに限ってはないです。企業側から一斉送信ができない仕組みになっている上に、企業側は送れるオファー数に制限が設定されているからです。一人一人にあててしか、オファーが送れないんです。どちらのサイトも、「あ、私の文読んでくれたんだな」と思える文章がオファー文に組み込まれて送られてきますよ!

本当に来なかったらどうしようなど思うことはあるかもしれませんが、無料で使えることも考えた時に、学生側にはメリットが多い気がします。
他のサイトは利用していないので、この2サイトのみを紹介/比較しますね。

2、Offer Box(オファーボックス)

Offer Box は、大手からベンチャーまで6050社以上が登録している逆就活サイトです。

offerbox導入企業

Offer Boxはdodaキャンパスと比べて自己PRにバリエーションがあります!

大体200~500字程度で自己アピールや今まで頑張ってきたことを書く欄が設けられており、学業・留学・課外活動、資格や希望条件を記入します。

また、自分を象徴する画像や自己PR動画もアップロードして、文章では伝えきれない自分をPRすることもできます。また、研究/制作実績を載せることもできるので、より専門分野を見てほしい人にとっても良いのではないでしょうか?

AnalyzeU+という適性診断ツールを無料で受けることも可能です。
設問もかなりあるので「面倒くさい…」と思う人は思うのでしょうが、こういった診断をいくつかやることで自分から見えることもありますよ。
企業側も、この診断結果を閲覧できる仕組みになっています。

オファーの受信数だけではなく、閲覧数も公開されているのも、一つありがたいシステムです。

また、dodaキャンパスになくてOfferBoxにあるもの一つに「オファー検討中」の企業にアピールできるシステムがあります。ボタンを押す1アクションだけですが、検討中に自分の志望する企業が上がってきたらもう一度文を添削してアピールすることができるのは良いですよね:)*

《おまけ》
私は気づかなくて利用しませんでしたが、海外経験がある人専用のOffer Box Globalもあるようです。留学経験のある人、語学を生かしたいと考えている人はこちらを使うのも手かもしれませんね!
https://offerbox.jp/globallp/

3、dodaキャンパス

こちらはベネッセ(Benesse)とパーソルの合同出資の運営サイトです。
こちらの登録企業数は約5300社です。

導入企業doda

こちらは自己PR欄はOfferBoxほど多くはありませんが、自己PR/経験記入がそれぞれ1000文字です。経験は複数書くことができます。それに加えて、資格や希望を書き込んだり、適性検査(GPS)を無料で受けられます。

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ちょっと恥ずかしいですが、実際の私の結果です(笑)
こんな感じに出てきて、企業の方にも公表されます。

ここまではOffer Boxとそんなに変わらないと思うかもしれませんが、ここからがdodaキャンパスの違うところです。

①添削サービス
就活生が書いた自己PRを添削してくれるサービスがあります!添削申請をすると1週間弱で自己PRを読んだ率直な感想や、どこが良くて何が分かりにくかったのかを丁寧に教えてくれます。何度も申請することもできるので気軽に申請できますよ!

②プレミアムオファー
私がdodaキャンパスをお勧めする理由はここにあります。企業からの直接のオファーのほかに、dodaキャンパスのプレミアムオファー担当と呼ばれる方々が、自己PRを読んだ上で「この企業受けてみませんか?」と企業を紹介してくれるのです。

【語学を使いたい】【エリア志望】【営業職志望】などなど、様々な切り口から、その人に合った求人を流してくれます。こうしてオファーをいただけるだけでもうれしいのですが、さらに嬉しいのは、このプレミアムオファーを承諾して選考を受けることになった場合、選考傾向や対策を共に行ってくれます。また、内定を承諾するまでの企業とのやりとり・ケアをやってくださいます。

就活していると、もちろん落選もあります。しかし、基本的には「なぜ落ちたのか」を聞くことができずに泣き寝入りですよね。でも、プレミアムオファー経由で受けたものに関してはフィードバックを受けることが可能です!(別ですが、doda新卒エージェントもこのフィードバックを受けられます!)仮にその選考に落ちたとしても、このシステムはありがたいですよね。

また、これは担当の方と自分の性格/相性によるかもしれませんが…私はこのプレミアムオファー担当の方をすごく信頼して就活を進めました。人材のプロです。私たち学生よりも何百倍の情報・データをもち、日ごろから企業の方と関わって見えます。

私は本当に良い担当の方と巡り合えて、内定をいただいてからも承諾するかどうかでものすごく相談に乗っていただきました。
まだ選考を残していた企業・すでに内定をいただいていた企業・承諾期限など、就活終盤になるといろんなことで悩みました。その悩みをその方に話す中で、自分の考えを整理したり、アドバイスをいただく中でどうするのが自分にとってベストなのかを考えることができました。
時には、悩んでる企業の事についてわざわざ調べてくださったり、企業の方とコンタクトを取って面談や通話の予定をつけてくださることもあるほどでした。

承諾期限間近の時には、ほぼ毎日担当の方と電話した記憶があります(笑)電話で本当にたくさん話したので、その中で見えてきた私の性格を教えてくださることもあれば、現実を隠さず伝えてくださることもありました。

私が最終的に内定を承諾したとき、泣いて喜んでくださった位だったので、もしかしたら業務の範囲を超えて対応してくださってたのかもしれないですが…私にとっては本当にありがたい限りでした。

「(dodaキャンパスの人も)成功報酬とかあるだろうから内定承諾をとろうと必死なんでしょ?」「所詮人材側の人」…そう思う方もいるかもしれませんが、私はそんなこと一切感じませんでした。真摯に向き合っていただいた、そう感じています。

4、オファー型を利用する利点

私なりにこの「オファー型」を使う利点をまとめてみます。

①就活が効率的に進められる
→書いておいた自己アピールをみて、企業の方がオファーをくださるので自分でESを書いて出すのと並行して就活が進められます。
新しい企業に出会える
→自分の志望業界/業種以外の企業からもオファーが来ます。思いがけないところからオファーをいただくこともあるので、自分では探しえなかった企業に出会うチャンスでもあります。可能性が広がりますよね。
選考通過率が高い
→企業側が特定の個人に向けてオファーを送っていることを鑑みると、第1印象の時点では、「その企業に合う」と考えていることが分かります。私の肌感ではありますが、通過率は高いように思います。
自己分析の材料になる/自信になる
→各サイトにある適性診断を無料で受けられるのもそうですが、何より、オファーをいただく中で「(japakoさんの)○○な点に惹かれてオファーを送りました!」と自分の何をみてオファーをくださったのかを知ることができます。苦しいこともある就活において、自分の強みを知れるのはすごく自信になりました。

5、オファー型を利用する上での注意

ここまで読んで、「めっちゃ便利じゃん!」と思った方も多いと思います。確かに、すごく有効な手段です。しかし、自己記入欄をしっかり埋め、定期的に管理したうえでの話です。

①自己記入欄の記入率を上げる
両サイト、自己記入の記入率が0~100%で表示されるシステムになっています。企業側は、この記入率で学生を検索にかけることが可能になっているので、記入率が低いうちは検索ではじかれることが多そうです。

dodaキャンパスは70%、OfferBoxは80%を目安にオファー受信率が上がるとしています。たとえ記入率が高くても企業の方にオファーを送りたい!と思わせる内容がなければオファーを受けることはできません。何度も修正してより魅力的な文章にしていく努力は必要です。

②毎日ログインする
この2サイトはログイン実績がつくようになっています。毎日ログインすることで企業にも見つかりやすくなっているようです。自分が人事だったら、最終更新が古いものよりも、定期的に更新されているものを読みたいですよね!

また、企業の方も膨大な数の就活生の中から見つけて、自己アピールを読みオファーを送っていると思います。きちんと返信をすることは最低限のマナーですよね!

6、おわりに

今回は「逆求人型(オファー型)」の就活をOfferBoxdodaキャンパスを例に紹介しました。自力では出会えない企業に出会えたり、就活の効率化につながる有力な方法だと思います。

また、昨今叫ばれている「コロナ」で合同説明会や学内説明会中止の中で苦しい人に、知ってほしい方法です。
説明会が無くなって、時間が空いてしまった!という就活生は、その時間を利用してとりあえずやってみるのはどうでしょうか?書きながら自己分析もできるので一石二鳥ですよ!

ぜひ活用してみてください!

読んでいただきありがとうございました( *´艸`)

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