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ウクライナ化学兵器ラボ、アメリカ以外の関与とウクライナ国内での具体的活動

1.ドイツの関与

3,500の健康な人間の検体を25地域から集めている書類

ドイツ政府は2013年からアメリカ政府から独立してバイオセーフティプログラムに着手。当然ウクライナも関係している
関係機関:ドイツ軍微生物学研究所(Munich)、ロベルトコッホ研究所、フリードリヒ・レフラー研究所、ベルンハルトノヒト熱帯医学研究所
2016年から2019年にかけて3,500の検体をウクライナの25の地域から集めている資料が出てきた。集めたのはドイツ軍微生物疫学医。

何故ウクライナ人の様々な検体を集める必要があったのか。

2.ポーランドの関与

ルブリン医科大学からルボフ医科大学(Lvov)への支払明細
アメリカの軍事化学兵器プロジェクトの一環

ポーランドとウクライナの生物兵器研究の関連性を示す資料。
ウクライナにおける狂犬病ウイルスの脅威と蔓延の確認をすることを目的とした研究。ポーランド獣医学研究所の参加が確認された。
こちらもアメリカペンタゴンのお得意委託先のバテル研究所の名前が挙がっている。

さらに、ポーランドが資金提供した先のルボフ医科大学は米軍生物兵器プロジェクトで疫学・衛生学を担う機関。
2002年より実施されている材料・技術相互利用においての専門家を育てるプログラムの資料も出た。

3.ウクライナの効率的な感染のさせかたの研究

ロシアの特別軍事作戦が始まり、ウクライナにおける生物兵器開発の具体的な活動が見えてきた。例えば2020年の、ルガンスクのスラビャノサフスキ地区の住民に故意に多数の薬に耐性のある結核病原体を使った実験の資料が発見された。
Stepovoe村の若者に、結核菌を付けた偽札に似せたチラシを配布。子供は口に手を入れることが多い事、飲食の前に手を洗わないことを考慮していたことも分かった。
細菌研究では、分離されたバクテリアを使うと1次感染・2次感染用の抗結核薬が効かないという結果になった。つまり、その結核菌に感染すると治療は実に困難で、治療費が膨大になることを意味する。
ルガンスクにある疫学衛生学ステーションでは、「チラシによる感染は故意に行われた可能性があり、チラシの材料から非常に危険で濃度の高く、感染確立の高い結核菌が採取された」と結論づけた。
さらにルガンスクの結核医は、「人為的に作られた高濃度の細菌がチラシに付着していた証拠であふれている」と述べた

4.ウクライナ ハリコフにおける精神病患者への生物兵器実験アップデート

ハリコフ第三精神病院の判断能力のない入院患者に、危険な薬物の投与実験をしていたのは以前報告した。

今回の資料ではペンタゴンが非人道的な実験をウクライナ国民にしていたことが判明した。ハリコフの第一精神病院(Streleche village, Kharkov region)で、40歳から60歳の寝たきりの入院患者を被験者として実験を行っていた。アメリカ所属を隠すため、生物学研究の専門家は第三国を経由して入国した。このプロジェクトに関わった人物、フロリダ出身のリンダ・オポートの顔写真を掲載



2022年1月、実験をしていた外国人研究者は避難をはじめ、実験装置と薬物は西ウクライナに移送された

ロシア国防省の専門家は現在、マリウポリの2か所の生物研究所で直接作業を行っている。

アメリカが生物兵器研究所の緊急破壊に協力していた事が確認できる資料を発見。文書の解析によると、コレラ菌の収集と確認の為にマリウポリエリアを使っており、菌を選別してアメリカに生体材料を発送する役割をしているキエフの公衆衛生センターに送っていた。これらについても2014年からの発送履歴などの証拠が出ている。

2022年2月25日の生物兵器研究所にある病原体の破壊支持に記載されている通りの、コレラ・野兎病・炭疽菌の病原体が、疫病衛生センターで発見された。動物向け病原菌124株は慌てていたのか破壊されないまま残存したため、ロシアの専門家が安全確保の上ロシアへ移送、研究チームを発足して研究に当たる。腸チフス、パラチフス熱、ガス壊疽など、獣医学に関係のない病原体が含まれており、研究所の誤用および軍事兵器プログラムへの関与が懸念される。
ロシア国防省は今後すべての実験材料を調査・分析しマリウポリの生物兵器研究所の全容を公開する。

5.ウクライナ・アメリカが計画する「シリア・シナリオ」

ロシア国防省は、ウクライナが大量破壊兵器を使用しロシアに責任を押し付ける「シリア・シナリオ」を計画している事を把握している。

ウクライナ政権が大量に化学物質・細菌防護服を発注した事で、シリア・シナリオを再現しようとしているのは想像にたやすい。
2022年だけでも、有機リン酸中毒の解毒剤アトロピンを22万本ウクライナ保健相は要請し、アメリカから送付済み。
これらの情報から、特定の地域でアメリカがウクライナで化学兵器を攻撃として使い、エピデミックが起こる可能性がある。


今回のロシアの特別軍事作戦は実験材料にされた人々を救い、ウクライナでの生物化学兵器開発を止めさせる事になった。


ちなみに、ハリコフの第一精神病院は、1941年にもナチスが精神病患者を皆殺しにしたらしい。↓ 2007年の誰かの論文

Germany attacked the Soviet Union in June 1941 with a view to advancing on Moscow and, en route, killed all hospitalized mentally ill patients (except those who could be used as laborers), thus liberating the hospitals for military use. The Nazi attitude toward the mentally ill was markedly different f rom the tradition in Ukraine, which regarded mentally ill individuals as "God's fools," to be treated with charity and humanity. How many psychiatric patients were exterminated during the German occupation is still unknown. The speculation is that the number is in the tens of thousands.

https://www.jstor.org/stable/41345206


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