これからの君へ。

君はきっと見ていないけど
これは自分自身に言うことでもあるから

自分が高校を卒業したときに読んだ答辞で引用した
ほぼ日の糸井重里さんが書いたエッセイ

後から参入する者に、場所なんか空いてないのだ。
空いているとしても、最悪の場所だけだ。
前々からそれをやっている者が、
めんどくさいから手を付けてない場所が、少しだ。
それが、いつも当たり前のことだ。

場所なんか空いてると思わないほうがいいのだ。
居心地の悪い、座ればけつの痛くなるような
荒地だけが、新しい人びとが
スタートを切れる場所だ。

おそらく、道具も揃っちゃいないし、
誰もが認めるすばらしい人なんか
集まることもない。
しかし、そこが、場所なのだ。

次の時代は、いつでも、
場所なんかなかった者たちの場所から
はじまっている。

道具がなければ、じぶんでつくる。
人手が足りなければ、寝ないでもがんばる。
そういう古臭い冒険心みたいなものが、
肝心なのだ。

「どこにも場所が空いてない」ということは、
いつも、新しいなにかの出発であった。

ほぼ日刊イトイ新聞 2013年10月10日「今日のダーリン」より) 

この時期になると必ず思い出す。
初心に帰れる。

卒業おめでとう。

#卒業のことば #答辞 #卒業


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