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バレエ

ヨーロッパの専制君主であったルイ14世の宮廷で行われていた。

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言葉を使わないバレエという催しは、発展と共に宮廷風な振る舞いの理想とし、美的原理へと洗練されてきた。

後にバレエダンサーを養成する学校が設立された。

バレエマスターが大部分フランス語からなる専門用語(ピルエット・アントルシャなど)を元に体系化したものが教えられ、現在も使われている。

上流階級にとってバレエを見に行く事はステータスであり、訓練されたプロのダンスは、重力がまるでないかのように、何の苦労もなく飛び回っている姿に惹きつけられ、自然の力に適応するというよりは、むしろそれを克服する、そんな幻想の世界に観客は歓喜した。

バレエは西洋社会が持つ願望を物語っているとも言える。

バレエダンサーは日々のトレーニングを欠かさない。

バーによって身体を支え厳密な基準にしたがい、身体をまっすぐにしながら緩やかに開始され、教室の全体に広がり、センタープラクティス、速い動きの後、ゆっくりとしたアダージオの動きが続き、少女たちはトゥーシューズを使った練習。少年たちは、空間を飛ぶ練習をしてレッスンを終える。

骨盤は前後に傾くことはなく中心に据える。腹部は引っ込め、横隔膜は引き上げる。肩は自然と落とす。頭部はまっすぐにして、目は前方。腕は肩から指先までを使って円を描く。ターンアウトは、上体を保ちながら、踵を揃えて、足部を180度に開く。それらはバレエの様式と実践の基盤となる。


19世紀初頭、ギリシャ・ローマの神話があまり採用されなくなった後は、

民話、伝説、恋愛物語などを演じ、今世紀では脚本による筋書きがないバレエの時代に突入しているとある。「ストーリーを演ずるのであれば、ステージに二人のダンサーがいれば十分である。私にとっては、彼ら自身がすでにストーリーである。言葉で表現できない動きの中にこそ多くが語られる。動き自体が表現するものでなくてはならない。もしそうでなければそれは失敗だ。」(ジョージ・バランシン

バレエも歴史と時代、世俗的な価値観と共に変化してきている。

バレエほどメジャーなダンスは少ないので、沢山の映像やダンサーを見る事ができますが、

私が見たダンス映画では「センターステージ」が好きですね。

後は、Netflixで見つけたダンサーですが、セルゲイ・ポルーニンもぶっ飛んでてすごく良いですよ!

バレエは、イタリアで生まれ、フランスで開花して、ロシアで成熟した芸術とのことで、

15世紀のルネッサンス期のバロック・ダンスから、今回の宮廷バレエへ、

19世紀ごろからロマンティック・バレエ、そしてクラシック・バレエへ

そして現在へ。様々な時代背景と世俗により変化してきています。

びっくりするようなこんな人もいるよ!とかまだまだありそうですね。

勉強不足な私に、お教えいただきたい所存です。





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