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梅雨冷え

シャッター通りに梅雨の訪れ
古びた屋根に音が落ちる
耳をすませば賑やかな声
人のふれあい戻らない季節

あの頃芽生えた将来の道程
きっと叶うと思い描いてた
暑さも寒さも強い雨にも
まだまだめげずに明日を信じてた

孤独と不安のシルエット
重ねた月日の中
楔も刺せなくて
取るに足りない僕がいる
物理に逆らう雨が降る

誰かのために夏は来るだろう
何かをもたらす夏が来るだろう
どしゃ降りの雨 止まない後悔
そろそろ夏シャツ買いに行こうか

あの頃感じた人への同調
何か違うと苛立ち覚えた
罪とか罰に目を伏せ続けた
人を裏切り僕を裏切った

孤独と不安のシルエット
輪郭は梅雨の雲
素顔を出せなくて
取るに足りない僕がいる
物理に逆らう雨が降る

シャッター通りに梅雨の訪れ
古びた屋根に音が落ちる
気付いた頃に夏の幕開け
僕の錆びた扉はあかない…

lyrics by:shinobuko

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