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往年の角川映画が面白い

AmazonプライムビデオのKADOKAWAチャンネル(有料)がかなり面白い。

シンプルに傑作が多い。なぜ昭和の映画ってこんなにエネルギッシュなのかしら。不思議だ。


犬神家の一族

ドラマ版も視聴できる。

ほぼ同時期に同じ角川制作なので、当時の日本の映画とドラマのパワーバランスが見える感じがして面白い。

野獣死すべし

松田優作のすごさがよくわかるから絶対に観た方が良い。

セーラー服と機関銃

ただのアイドル映画じゃないから、教養のために観るべき。

スローなブギにしてくれ

10代の新人女優がポンポン脱いだり、子猫を部屋の窓からポンポン投げ捨てたり、昭和のエネルギーはまじで凄まじい。

時をかける少女

昭和でも大事に守られた少女も居る。いや、彼女だって中学卒業後はどうなっていたか判らない。だから角川春樹と大林宣彦はさっさと芸能界から足を洗わせたかったのかもしれない。人間の業の深さを感じる。

蛇の道

なお結果的には令和版『蛇の道』がつまらない印象になってしまったのは皮肉であった。

相川翔の180cmの身長から醸し出す異様な雰囲気や説得力と、香川照之というリアルでアタマのネジが外れてる人が演じていた狂人の仕草に、現在のコンプライアンスをちゃんと遵守する俳優で太刀打ちできるわけがない。柴咲コウも優れた女優だけど、小柄だからフィジカルインプレッションがどうしても弱い。

高身長のフランス人俳優はフィジカルでは申し分ないが、言語の壁で演出意図が正しく伝わっていないのか、全員演技が大雑把で見るに堪えなかった。主演俳優がゴキゲン取りなのか知らないが、日本全国の劇場でイベント行脚してる時点でお察しよ。(苦笑)

(了)

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