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【#1日1曲毎日作曲チャレンジ】松尾賢志郎・インタビュー前編【自分へのチャレンジ】

「#1日1曲毎日作曲チャレンジ」。
このハッシュタグを見たことがある人いるはずだ。
このチャレンジを行っているのが作曲家の松尾賢志郎。

昨年、国立音楽大学を卒業しこの春からフリーランスの作曲家になった。
「何故作曲を始めたのか?」「このチャレンジはなんなのか?」
知られざる彼の姿に迫った。

~音楽を始めたきっかけ~

小学5年生の頃、テレビでたまたま流れていたショパンの「ノクターン2番」を聴いてこんなにも綺麗な曲があるんだと感銘を受けたことから、クラシック音楽に興味を持ち始めた。たまたま家に出てくる音の鍵盤が光るタイプの電子ピアノがあり、ショパンの革命がインプットされていたのでその光を追いかけるように毎日弾いていたら半年後にはショパンの革命が1曲弾けるようになったという。 変わった音楽への入り方だが、ある意味そんな風に一曲弾けるようになるのは最強だ。ただ1曲弾けるようになるまでの半年間は長く感じた。 それなら自分で曲を作っちゃった方が早いなと思い、小学6年生の頃、初めて作曲をした。 やがて周りの勧めから、音楽高校に入学し作曲家を目指し始めた。

~1日1曲毎日作曲チャレンジ~ 

松尾賢志郎Twitter:https://twitter.com/KNut0613m

元々曲を書き上げるのが早かった彼は、毎日欠かさず自身のTwitterで『ある投稿』をしている。それが『#1日1曲毎日作曲チャレジ』というものだ。その名の通り、毎日 欠かさず30秒~2分程度の小品を30分程で書き上げSNSに投稿するというもの。現在300 曲以上SNSに投稿しており、もうすぐやり始めてから1年になる。 大学を出てフリーランスの作曲家として活動していくことになった頃、まだ仕事がなかった彼は「とりあえず何か作曲しないと曲を作らなくなってしまう」と思い、中学生の時に親に買ってもらった小さな五線紙のノートを使って曲を書きSNSに投稿し始めた。当初はそのノートを使い切るまで続ける予定だったのだが、予想以上に反響が大きく、フォロワーも倍以上増え、どんどん拡散されるようになっていった。ノートを使い切ってしまった時、また新しく同じノートを買い、小品を書き続けた。 このチャレンジの反響から仕事がくるようになった。

〈いいね〉や〈リツイート〉の数は曲によって違う。しかし、彼は「自分へのチャレンジ だから他人には左右されない。やり方は変えない。」そう答えた。 彼の「自分へのチャレンジ」、それは9年間毎日更新し続け3000曲書き上げることだ。

自分へのチャレンジ。
自ら決めたことを実行し、完遂することは誰しもができることではない。
それこそが彼の最大の凄さなのかもしれない。

【後編(3/24公開予定)に続く】


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