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VRoidで自作アバターを作るときにキャラデザで考えたこと書き出し

絵も描けないしデザインもやったことないけど、MMOのキャラクタークリエイトなどを頼りに自分のVRChatのアバターを作りました。そのときに考えたこだわりポイントとか設定とかを書き出します。ほぼ自分用のメモ。

実際のVRoidでの設定やUnityでの作業は過去記事を参照してください。
記事の最後に使わせてもらったテクスチャや3Dモデルのリンクを貼ります。

1.構成要素

自分の中にイメージが無いと作れないと思ったので、過去にゲームでキャラクリしたものやTwitterアイコンメーカーの画像を用意しました。

褐色肌、赤髪、ショートカットでアシンメトリー、元気でフレッシュな感じといった要素をピックアップして作る方向にしました。

↓PSO2で人生初キャラクリしたやつ

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↓Twitterアイコンメーカーでこれまで作ったもの

名称未設定

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2.素体作成

髪型がアシンメトリーだとかっこいい気がするのと、一部だけ長く伸びている感じが好きなので、左の前だけ長く垂れるように髪を追加。対称的に後ろにもあったら面白そうというノリで後ろにも追加しました。

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VRoidの基本色と影色の設定で綺麗なグラデーションが出来るので、赤と黄色の髪にしました。後ほどUnityでは影色が上手く出ないことが分かり、変更することになります。

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元気系、かっこいい系のキャラで作りたかったので身長高め、ツリ目、ギザ歯などを追加しました。アイラインが最後までかなり難航しましたが、イメージとは逆のパッチリ可愛い系のものを使ったらめちゃめちゃハマって決定になりました。

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瞳はデフォルトのものと販売していた瞳テクスチャを重ねがけし、さらにフリー素材でダウンロードした宇宙空間の写真を重ねています。アップにするとほんのり分かる程度の自己満足ポイントです。

Hub用バストアップ - コピー

3.服装

VRoidで作成していたのでまずはVRoid用のテクスチャで服を探したところ、サイバーミリタリーの服がカッコよかったので購入しました。ここからアバターのテーマがサイバー系に統一されていくことになります。こちらのテクスチャではショートパンツが直接肌に描き込まれている仕様ですが、ボディペイントっぽさが少し出てしまうので、別途テクスチャを購入して組み合わせています。ベルトの色を髪色に合わせて彩度高めの赤に改変しています。

テクスチャをそのまま着るだけではなく、オリジナリティを出すために何か要素を追加したいと思ったところ、VRoidテクスチャとしてサイバー系の義手を見つけたので追加しました。義手をアピールしたいなと考え、左腕だけ半袖にしました。このオタク、アシンメトリー好きすぎ。戦闘時の義手の出力でパーカーの袖が破れたけど動きやすいのでそのままにしているという設定を後付けしました。

Hub用バストアップ v3

4.装備/アクセサリー

ここからUnityでの作業です。Boothで武器を買うのが楽しくなっちゃって色々追加しました。ですが、今回のコンセプトとしてはあまり装備品でゴチャゴチャさせず、なるべくスマートな身なりにすることに設定しました。色々な装備を試しましたが、最終的にはサイバーな銃を複数装備するところに落ち着きました。義手である左手の銃は大きめで、義手からエネルギーを供給されているという設定で色を統一しています。右手は実銃に近いデザインのもので、人間の腕でも扱える小さめのものというのを意識しました。他にもナイフだのなんだの装備させようとしたのですが、ゴテゴテしてコンセプトから外れそうだったので泣く泣く除外しました。

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銃は普段は左右の腰に吊り下げられていて、パーカーの内側に都合よく固定されているということにしました。スリットから銃がチラ見えするのがかっこいい。背中には大きな銃、お尻にはグレネードを装備しました。

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髪がアシンメトリーのためショートカットになっている左側の空間が良い感じに空いているので、綺麗なイヤリングを付けました。馴染みつつも程良く目立つので気に入っています。

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Boothで見つけてつい買ったガスマスク、帽子、狐面なども調子に乗って装備させました。

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5.細かな装飾

アバターがある程度形になってから、サイバー系のアバターにするなら暗いところで色々光らせたい!となりました。シェーダーが色々混ざっていると面倒だったので、ほぼ全てのマテリアルをSunao Shaderに変更しました。

服や装飾品のベルトやロゴを光らせたり、義手のエミッションを明滅させる設定にしたりしました。義手についてはボディが黒なので、暗いところでは背景に溶け込んで視認性が悪くなるので、アウトラインを赤にして光らせることにしました。

髪にグラデーションをかけて光らせるとカッコいいので、透明から黄色へのグラデーション画像を作ってエミッションに設定しました。右前の長い髪と左側の細い髪だけ赤色のエミッションにしています。左側のショートカットの部分は黄色のグラデーションの上に赤の細い髪がアクセントになっていてカッコよくなったと思います。偶然マテリアルが分かれてたからこうなっただけなんですけど。

VRChat_1920x1080_2021-01-01_23-01-49.262 - コピー

また、Sunao Shaderに視差エミッションという面白い機能があったので、左目にサイバー柄のエミッションを入れました。左目は義手と接続できるように改造されているという設定にしました。

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6.まとめ

これにて概ね完成!赤と黒をパーソナルカラーとしてサイバー系の衣装と装飾で良い感じにまとまった気がします。使用させてもらってるテクスチャや3Dモデルのクオリティが高いこともありますが、異なるパーツを組み合わせたり改変することで、統一感のあるアバターが作れたかなと思います。

装飾品や服装を探すのにサイバーパンクというワードで検索するのですが、どうも自分のイメージとサイバーパンクはちょっと違うかなというのを最近感じています。サイバーパンクはもっと退廃的な感じで、汚れ加工とか機械的な露出が多いイメージです。今回作ったアバターはどちらかというと未来的な技術のイメージで、あまりメカメカしいのは表に出さないようにしました。こういうのはなんていうんですかね。Sci-Fi?

今後の展望としては、服を3Dモデルで作られているものに置き換えたり、義手を交換したりというところを考えていますが、他のコンテンツと比べてモチベーションが高くなったときに手を付けようかなという感じです。

VRoidを使うとゲームのキャラクリと同じ感覚で自分のアバターを作れるので、絵やデザインが出来なくても作りやすいと思います。この記事が何かの参考になれば幸いです。

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以下、使わせてもらったテクスチャ/3Dモデル


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