【海街diary】洋服に着せられる綾瀬はるかと洋服を着る長澤まさみ、もしくはその逆の可能性

映画「海街diary」の冒頭の「お父さん」の葬式に向かう次女の佳乃（長澤まさみ）と三女の千佳（夏帆）。山形に降り立った2人だが、佳乃の装いが相当浮いているのである。山しかない田舎で、ミニスカートにデートのような靴である。どこでも佳乃は女なのである。

三姉妹の喪服はどうだろうか？
長女の幸（綾瀬はるか）は母親の授業参観のような大人びた喪服、次女の佳乃（長澤まさみ）は黒のタイツがセクシーな女っけのある喪服、三女の千佳（夏帆）はカジュアルな黒のワンピース風で靴下も今どきなボーイッシュな感じだ。
鞄も特徴的だ。幸は仕事風の黒のカバン、佳乃は彼氏との旅行のようなブランド風のボストンバッグ、千佳はスポーツ店で売ってそうなリュックである。

喪服とその鞄を観ただけで、この三姉妹のそれぞれの個性が出ているのではないだろうか？
長女の幸は母親の役割、次女の佳乃は女らしさ、三女の千佳は自分らしさ。
自分で着ていると思っても着せられていることもある。この三姉妹はどうだろうか。

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海街diary