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テレフォンカードの船は?【佐渡旅行記1】

 さて、実家にあったテレフォンカードは2022年、私の手によって都内の自宅まで拉致された。そしてこのカードには「夢のジェットフォイル佐渡」と記載されていた。そもそもこの船はまだ現役なのか?

 結論から言えば現役である。この船は佐渡汽船のジェットフォイルで、「つばさ」という名前の船だ。
佐渡汽船ホームページ「船のご案内」

 ジェットフォイルというのはボーイング社が開発した超高速船で、とても雑に説明すると、船体に翼をもつ「海を飛ぶ」船である。この説明でいいわけがないので、詳しくは国内でボーイング社から製造・販売権を得ている川崎重工の説明↓を読んでいただきたい。

 というわけで、祖父が乗っていた(かもしれない)ジェットフォイルつばさはまだ佐渡汽船の現役船だと判明した以上、乗りに行くしかない(唐突)。ちなみにジェットフォイルは東海汽船でこの佐渡旅行の前に5回乗船しているので初めてではない。いずれその時の話も記事にしようと思う。

 佐渡汽船で所有しているジェットフォイルは三隻(つばさ・ぎんが・すいせい)あるので、往復ジェットフォイルを予約して、つばさに乗れる確率を少しでも上げなくてはならない。いっそ新潟港⇔両津港を一日耐久往復しようか、とすら考えていた。

 しかしせっかく佐渡まで行くのに観光なしというのも切ない。何より祖父の旅を追うのであれば、せめて最低でもたらい船には乗らなくてはなるまい。(結局船なのか)そんなことを考えていた矢先に、友人と旅行をしようという話が持ち上がった。この旅行は私の誕生日記念だったので行きたいところ問われ、先の事情を説明しつつ佐渡と答えた。いつにしようか悩んでいた佐渡行きは思いのほか早くに実現することになったのである。

 流石に旅行に出る前に記事を2つも消化するのもどうかと思うのでもういい加減出発するが、まずは初日、私が仕事をどうしても一日休みに出来なかったので、午後からでかけることとなった。東京駅で待ち合わせ、上越新幹線「とき」で新潟まで移動するのがこの日の行程である。

 今回の往復の切符は友人が手配してくれたのだが、往路はグリーンにしてくれた。E7系のグリーン車は初めてだったが、座り心地といいデザインといいすっかり気に入った。あまりいい写真がなくて申し訳ない。

 快適な新幹線の旅はあっという間で、天気いまいちな新潟に到着した。ここで一泊するのだが、なかなか見かけない家具配置の部屋だった。

 ここでは短い時間滞在するだけなので良いとして、荷物を置いて街中の「ビストロ椿」へ向かった。佐渡では和食がメインになるのでここでは洋食にしようということで選んだのであった。もちろん美味しかった。(写真ないのでHPご覧ください)ちなみにこの旅行では食べるものはことごとく美味しかったことも言い添えておく。

 次の記事からようやく佐渡入りなので、もうしばらくお付き合いいただきたい。

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