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10年作り続けてたどり着いたシンプルで美味しいカルボナーラの作り方

この記事はSplathon vol.2 Advent Calendar 2020の13日目の記事です。昨日はスパッタリー使いの自分が意識してることを整理してみる会 - 日頃の行いでした!非常に参考になる素晴らしい記事でしたね。vol.2ということは、Splathon vol.1 Advent Calendar 2020もあるということです。そちらもぜひ。

さて、私はタイトルにある通りお家で簡単に美味しく作れるカルボナーラの話をします。

カルボナーラって美味しいですよね

カルボナーラ、美味しいですよね。私、この料理が大好物でして、どこのパスタ屋さんにいっても頼むのは大抵カルボナーラですし、旅行でローマに2日間滞在した時も、朝食を除くすべての食事をカルボナーラに捧げました。

家で作っても美味しいんです

よく食べると同時に実は得意料理でもあって、高校生くらいの頃からずっと作り続けています。家で美味しく作れたらいつでも好きな時に好きなだけ食べ放題だしね!!!この10年間ずっと試行錯誤を重ねていて、ここ最近ようやく結論レシピが出来ました。

皆さんもお家で作るパスタを作る機会は多いと思うのですが、僕が観測した限りではトマトソース系かオイル系(ペペロンチーノなど)が作られていることが多いような印象があり、カルボナーラを作るという人をあまりお見かけしたことがありません。ちょっと手間がかかりそう、難しそう、というイメージがあり選択肢に入ってないんじゃないかなぁと推察しているのですが、実はカルボナーラってパスタの中でも少ない手順で作れて味も安定するパスタなんですね。ちなみに紹介するレシピだと正味15分で完成します。この記事を読んで、あなたのパスタのレシピのレパートリーにカルボナーラが入ってくれたら嬉しいな、と思っています。それではいきましょう。

ちなみに目指す方向性としては、ローマで食べたカルボナーラをイメージして、ベーコンとチーズの旨味でガツンと殴るタイプのカルボナーラを目指していきます。

材料を用意しましょう

材料は本当にシンプルでよく、パスタ、卵、チーズ、ベーコンだけ(+ 塩と胡椒)しか使いません。よく生クリームを使うレシピが多いのですが、うまくやらないと味もぼやけるし、口当たりももったりするしで、費用対効果を出し辛いので必要ありません。使わなくても十分滑らかなカルボナーラになります。本場ローマでも使ってなかったしね。以下、材料2人前です。

・パスタ
1.6mm のもの。200gから300gくらいをお好みで。個人的にはBarillaが好き。1.8mmくらい太めのほうがより美味しいですが、ゆで時間が伸びるのでちょっと面倒になるのが難点。
・卵
2~3個。全卵か黄卵にするかで味の方向性を調整できます。マイルドな味にしたい場合は全卵を、より濃くガツンといきたい場合は卵黄を多めにするイメージ。個人的には2人前300gのパスタに全卵2, 卵黄1程度のバランスが好みです。
チーズ
本来はパルミジャーノ・レッジャーノの塊を買ってきて削るのが一番いいです。素材がシンプルな分、チーズとベーコンの旨味で味が決まるのでこだわると味のクオリティは上がります。しかし、そんなものはなかなか無いと思うので適当にミックスチーズを買ってきましょう。
ベーコン
ここが重要なポイントなのですが、可能な限りブロックのベーコンを買いましょう。スライスベーコンは使わない。欲を言うなら自作してもらうとなおいいです。上の写真はこのレシピで作ったなんちゃって自作ベーコンなのですが、油の出方がぜんぜん違います。これも簡単に作れて他の料理にも応用効くので強くオススメしておきます。自作ベーコンを使わない場合、油分を補填するためにオリーブオイルを用意しておいてください。

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作っていきましょう

見やすさ重視で手順を先に全部書きます。所要時間は15分程度とめちゃくちゃサクッとできます。

1. パスタを茹でる準備をする
2. ベーコンをじっくりと炒める
3. パスタを茹で始める
4. 卵とチーズの液を準備する
5. ベーコン側のソースを仕上げる
6. 茹で上がった麺をベーコン側のソースと絡める
7. 卵とチーズをフライパンに投入し、仕上げる

一つずつ解説をしてきます。

1. パスタを茹でる準備をする
パスタを茹でれる大きめの鍋orフライパンに水を張り、大さじ1程度の塩を入れて強火にかける。この塩は絶対に入れてください。 茹で汁をソースに使うため、この水の塩加減がこのカルボナーラ全体の塩味を決めます。入れないと味の薄いパスタに仕上がってしまいます。

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2. ベーコンをじっくりと炒め始める
ベーコンを塊から細切りにし、フライパンに投入して弱火にかける。ベーコンが市販のブロックベーコンの場合は炒めても油が出ないので、オリーブオイルを大さじ1~2程度入れてください。

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3. パスタを茹で始める
ベーコンに炒めている最中に、先にお湯が沸騰します。沸騰したらパスタを投入します。1.6mmであれば7分が標準ですが、6分から6分半程度茹でます。タイマーで測りましょう。

4.卵とチーズの液を準備する
 ベーコンとパスタが進行している間に、卵を割ってボウルで混ぜます。白身を入れている場合はしっかりと混ぜておきましょう。混ぜ終わったらチーズを投入してさっくりと混ぜておきます。チーズの量は入れるチーズの味の強さに依存するので、お好みとしか言えないのですが、後からでも足せる要素なので最初は控えめにしておくと良いです。

5. ベーコン側のソースを仕上げる
パスタを茹でるタイマーの残り時間が3分を切ったタイミングでベーコンがこんがりしてきていなければ、少し火を強めて火を入れましょう(思ったより焦がして大丈夫です)。こんな感じ↓

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残り2分になったら、パスタを茹でている茹で汁をお玉2杯程度、ベーコンを炒めているフライパンに入れてかき混ぜます(いわゆる乳化を狙っています)。ここである程度油と茹で汁が混ぜっていればOKです。その上で、胡椒をたくさん投入しておきましょう。こんな感じ↓

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6. 茹で上がった麺をベーコン側のソースと絡める
パスタが茹で上がったら、ざるに上げベーコンのフライパンに投入します(そんなにしっかり水を切らなくても大丈夫)。弱火にかけ、固めに茹でたパスタにソースを吸わせながら、しっかり絡めていきます。フライパンを傾けてソースが垂れて来ない感じがベスト。↓こんな感じ


7. 卵とチーズをフライパンに投入し、仕上げる
卵とチーズの液を投入し、一気にかき混ぜていきます。

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ここでビビらずに火を入れるのがコツです。卵液が固まり始めないと、パスタに絡まないシャバシャバしたソースに仕上がってしまうのでちょっと固まるくらいまで我慢して火を入れましょう。

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完成

盛り付けて最後に胡椒をふりかけて完成です。

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最後に

この記事を書いたきっかけは、#parentoonチャンネルで「パスタは料理の中で結構難易度が高い」という話になったので、「いやいやそんなことないやろ」という気持ちなったところからなのですが、どうでしょう、結構簡単に作れませんか? ベーコンを切って炒めてしまえば後はもう具材を順番に投入して混ぜていくだけでできてしまいます。ぜひ作ってみてください。

これでも十分美味しいんですが、もっと美味しくしたいのであれば、材料が少ない分ベーコンとチーズと卵のクオリティがダイレクトに響いてきますので、シンプルに素材に課金していきましょう。最初に手を出すのであれば、チーズに課金することをおすすめします。塊のパルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノ・ロマーノを買い、チーズ削りを揃える所まで来たら、あなたも立派なカルボナーラフリークです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。最後にローマで食べたカルボナーラを紹介しつつ、終わりにしたいと思います。明日はぷじょ〜るさんマリオスタンプラリー 攻略です!楽しみに待ちたいと思います!


以下、ローマで食べたカルボナーラ紹介

Ristochicco 
フライパンで直接サーブされる、旨味がガツンと来る荒々しいカルボナーラ。今まで食べた中で一番美味しく、感動したのを覚えています。ローマに行くことがあればぜひ食べに行ってほしいおすすめです。

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La Carbonara 
カルボナーラ発祥のお店。発祥のお店だけであって完成度の高いカルボナーラでした。オススメなんですがちょっと立地が悪く行くのが大変。

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これはどこのお店か辿れなかった。わざわざ色んなメニューがあるリストランテに入ったのにカルボナーラ食べてる。。。。

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それでは〜。

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