「人々の景気」が良くならないナゾ

 近年、株価や大企業の業績は上がっている一方で、働く人々の給料はなかなか上がらない状況が続いています。私は、株価や会社の業績から見る景気ではなく、人々の状況を基にした「人々の景気」というものを考えています。
 今回から、この「人々の景気」が良くならないナゾを、複数回に分けて考えていきます。

目次
・「人々の景気が良い」とは
・「仕事でお金を稼ぐ」は限界なのか

◯「人々の景気が良い」とは
 このnoteでは、「人々の景気が良い」ことを「一般的な大多数の人々の手元にお金があり、たくさん使える状態」を指します。手元にお金があることで、欲しいモノやサービスを購入する、旅行や遊びに出かけるといった働く以外の活動が活発になります。また、こうしてお金を使うことで、使った先の会社がお金を稼ぐことができ、従業員の給与を増やしたり新しいモノを作るために投資をしたりすることができます。
 このように、人々の手元にお金があることで、そこからどんどん流れて回っていくことで、さらにお金は増えていき人々の手元にまた回ってくる、このサイクルが続くことで人々の景気が良い状態になります。

○「仕事でお金を稼ぐ」は限界なのか
 しかし、近年の人々の手元にお金はあまり回ってこず、なかなか増えない、人によっては減ってしまっている状態で、人々の景気が良くない状況にあります。
 この状況を打開するため、政府は様々な政策を実施してきましたが、人々の景気は良くならないままで、手元にお金が回ってこない状況が続いています。これはいったいどうしてなのでしょうか。

 まず、私たちはどのようにお金を得ているでしょうか。ほとんどの方が仕事をして給与や報酬という形でお金を手元に持って来ています。ということは、「人々の景気が良くない」というのは、「仕事でお金を稼ぐことが難しくなっている」と言い換えることができます。
 なぜ仕事でお金を稼ぐことが難しくなっているのか、この原因を次回のnoteで考えてみます。

 みなさんはどう思いますか。

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