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持っている情報で景色は異なる

 持っている情報が違うと、物理的に同じ物事や事象を見ていたとしても、解釈が異なるので、受け止め方・反応が異なります。

電子レンジ

 ある人の家に、電子レンジがありました。

電子レンジ

 その人は、食事を暖めるために、何度も使います。

 でも?

 電子レンジが発する強い電磁波の害を知っている人からしたら、その行為は、正気を疑うものです。

 二人共、見ているものは同じです。

 でも、自分の中にある情報が違うので、解釈・反応が異なるのです。

コンビニの「食品」

 もう一つ、例を出しましょう。

 コンビニには、野菜、果物、パン、インスタント食品など、様々な食品が売られています。

 職場の近くにあるコンビニで、お昼を買っているAさんは、同僚のBさんにこう言いました。

 「これからは健康を第一に考えて、野菜もたくさん食べることにした」と。

 そう言って、カット野菜を毎食、食べるようになりました。

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 それを見ながら、Bさんは、何とも言い難い表情を浮かべていました。

 コンビニのカット野菜が、本当に、野菜としてまともかどうかは、皆さんでお調べください。


 AさんとBさんは、同じ「カット野菜」を見ていても、捉え方が異なっていることがおわかりかと思われます。

 それは、Aさんは、「コンビニには野菜が置いてある」という情報を持っているのに対し、Bさんはその情報を捨てたか、疑念を抱いている、ということです。

コンビニ:私の体験

 また、コンビニについては、こんな経験があります。

 私は、年上の友人が、「コンビニには食べ物が置いてないから」という一言で、ある日、気づきました。

 以後、コンビニでは、電池やコピーなどの用事でしか、行かなくなりました。

 しかし、私の母は、「今は、コンビニやスーパーに行けば、食べ物は置いてあって、便利になった」という見方をしています。

 これも、自分の持っている情報で、解釈が異なるわけです。

 母や、先のAさんのような人からしたら、「コンビニには食べ物は置いていない」という考え・情報は、気が狂ったように見えるでしょう。

2020年米国大統領選挙

 身近な例を取り上げましたが、こういうことが、様々な事象・事柄で、数限りなくあります。

 適切な例かどうかわかりませんが、2020年のアメリカ大統領選挙。

 わかっている人は、あれが不正選挙だったとわかっていますし、今、少しずつ、法的・公的に不正の証拠が積み重なっています。

 しかし、ぼんやりと新聞やテレビの言うことを見て、鵜呑みにしている人たちは、不正選挙と非難するトランプさんの方が間違っている、という受け止め方であり、そのような世界の見方になります。

 あるいは、「大統領選挙には、ジョー・バイデン氏が勝利した」という記事を見ても、持っている情報が異なれば、全く違うことを読み取り、受け取ります。

旧約聖書を読んだ時の年齢

 また違う例を出しましょう。

 これは、一人の人間の中でのことです。
 
 旧約聖書の創世記を、10歳で読んだ時と、30歳で読んだ時では、受け止め方が異なります。

 これは、人生経験を積み重ねたからという観点から見ることもできますし、10歳の時には持っていなかった情報を30歳の自分が持っているという風にも見ることができます。

 あるいは、10歳の時に持っていた情報は捨てて、違う概念を得たのかもしれません。

 一人の人間の中でも、時期や状況が異なれば、同じ物事を見ても、違う受け止め方になります。

情報を変えれば、自分も変わる

 おそらく、究極的には、自分が持っている物事についてのすべての情報を一度捨てて、全く別のものに取り換えれば、物事の見方はガラッと変わってしまうでしょう。

 もしかすると、他人からしたら、別人になってしまったかのような変貌を遂げるかもしれません。

 「自分というのは、様々な情報の寄せ集め」、そんなことを、昨年学んだ白川神道の講座で教わりました。

 ちょっと、飲み込みがたい思いを感じる方もおられるかもしれませんが、これは事実ではないでしょうか。

 自分とは、物事の見方が全く異なる人は、自分とは全く違う情報を身に宿しているのかもしれません。

 それを「おかしい」とジャッジするより、「その人は、どんな情報を持っていて、どのように世界を見ているのか」を考える方が、自分にとって学びになるし、コミュニケーションの通路が開ける可能性もあるので、建設的だと思います。

 往々にして人は、ジャッジしがちです。

 はてさて、そういう態度は、一体、自分を高めるのでしょうか。

 自分を守るために、時に、ジャッジは必要かもしれません。

 が、常にそうでは、自分の世界は狭くなり、持っている情報も劣化する一方です。

 そうではないでしょうか。

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