【iCARE Designer Interview#03】新人デザイナーの挑戦
こんにちは。iCAREでUIデザイナーをやっております、jackyです。
2022年2月1日、iCAREでは新しく「デザイン本部」が立ち上がりました。
今回はデザイン本部に新人として入社されたお2人に、これまでのお話や、デザイナー本部加入に際して感じたこと聞いてきました!
🦀…インタビュワーじゃっきー(入社1年のUIデザイナー)
🐕…山田さん(あだ名:じゅんじゅん、写真右)
🐈⬛…巽さん(あだ名:たつみん、写真左)
初めに自己紹介
🐕 山田です。マーケの資料を作ったり、LPやメールマガジンのアイキャッチを作ったりしています。デザイン以外にも展示会のブースのお手伝いをさせてもらったり、幅広く何でもやらさせていただいてます。
🦀・🐈⬛ わ〜
🦀 ありがとうございます。ではたつみん。お願いします。
🐈⬛ 巽です。iCAREでインタラクティブデザイナーを名乗ってます。仕事の説明が難しいのですが、今はデザイン本部としてログ分析に注力しています。数値やヒートマップを見て、Carelyの中の課題を見付けて調査、UI作成するなどを始めているところです。
🦀・🐕 わ〜
今までの経歴
🦀 お二人はどんなご経歴をお持ちなんですか?
🐕 僕は元々グラフィックデザインを専門にやっていました。
ポスターやパンフレットをずっと作ってきたんですが、これからの時代、WEBもやっていかないと食っていけないな…と感じて。それでWEBデザイナーに転向して、その後コーディングとかを一通り学んだ後にUIデザイナーになりました。
UIデザインをやっていく中で、数字を見ることの出来るデザイナーになりたいなって思ったんです。アナリティクスを見て数字検証が出来るデザイナーになりたいなと。それで転職先を探している時にiCAREを見つけました。
最初はマーケティング部門のデザイナーに応募して採用されたんです。でも入社したら組織変更があって、デザイン本部に配属になったのにはびっくりしました。笑。
とはいえ今、マーケティング部門の仕事をほぼ毎日やらさせてもらっているので、自分のやりたかった数字/効果を検証しながらデザインを改善していけています。結果としては良かったです。
🐈⬛ 私のキャリアはデザインから始まっていなくて、最初はメーカーの海外営業企画でした。
その頃はスティーブ・ジョブズがブームみたいな時代で、「今日が最後の1日だとして、明日死んでも満足出来るか」みたいなことを言うんですけど、東日本大震災が起きて、その問いがすごく現実的で身近に感じたんです。それで、自分の仕事を振り返ってみて、会社を辞めてデザインの勉強を始めました。
WEB制作会社に入社して、最初はコーディングから、徐々にデザインやディレクションもするようになって、一通りWEB制作ができるようになるのと同時に、自分がデザイナーとしてトップレベルのクリエイターにはなれないみたいな壁も感じていて。
それで、なんとなくノリと直感で、参加したハッカソンで、同年代で起業したいとか、日本の社会課題と向き合っている人に出会って、同世代でこんな人たちがいるんだ!って衝撃を受けました。私はトップクリエイターにはなれないけど、「これから社会を良くしたい」ってことを、デザインの力でサポートすることは出来るなと思って、そっちに行きたいなと。自分の方向性が変わっていきました。
そこから色々、EC事業の販売チームでデザインをしたり、毎日仕様変更が起こる新規アプリ開発もやったり、社長の弟子をした時期もありました。一年間ロサンゼルスにも住んで「住む場所はどこでもいいや」って思ったんですよね。で、日本に帰るなら東京のスタートアップでデザイナーが良いなと思って、そしたらたまたまらびーさんっていう友人でもある敏腕人事が引っ張ってくださったので、iCAREに入社することになりました。
パーソナリティについて
🦀 たつみんから見てじゅんじゅんはどんな人ですか?
🐈⬛ えー。
🐕 怖いなあ。
🐈⬛ ギャップがありますよね、じゅんじゅんって。一見穏やかそうじゃないですか。でもお酒が入るとすごく口が悪くて。ふふ。
🦀 やば。
🐕 悪くないです!(笑)
🐈⬛ どこかで更生されたのかな、みたいな。制作会社で激務を経験している人だから、忍耐力はあるんだけど腹の底ではすごくキレてるみたいな。でも忍耐力で抑えて…みたいな。
🐕 ただの危ない人じゃないですか。
🐈⬛ ずっと印象に残ってるのが、たけしーさんに「何で採用したの?」って聞いたら「顔」って言ってた。多分冗談だと思うんですけど、なんか納得できて。
🦀 そういえば言ってたかも。
🐈⬛ 言ってますよね。
🐕 でも僕、たけしーさんに可愛がられてるので…。可愛がってもらってるんです。
🦀・🐈⬛ 怖。笑
🦀 でも愛されキャラですよね。
🐈⬛ 顔ってコミュニケーション全てのアウトプットって感じじゃないですか。目の合わせ方とか外し方とかで、この人は考えてくれそうだなとか、話を聞いてくれそうだなとか、わかるじゃないですか。そういうところだと思うので。
🐕 そういうことにしておきます。
🦀 どうですか、じゅんじゅんから見てたつみんは。
🐕 たつみんさんは、すごい自分の世界をちゃんと持ってる人だなって。
ミーティングとか会議とかしてて、たつみんさんだけものすごく独自の意見を出してますよね。「あ、そういう見方もあるのか」って、すごく他の人とは違う視点を持ってるなと思います。でもそれってデザイナーにとっては重要なことだなって思うんです。アイディアとかひらめきみたいなところで、独特の視点を持ってるってすごくうらやましいです。
僕は平凡なことしか思い付かないので、いつも「おお~」って意見を聞いています。
いや、でも僕、最初たつみんさんを見た時、ちょっと怖かったんですよ。
🐈⬛ えっ、何でですか?
🐕 結構意見もはっきり言う印象があって…。でもそれは良いことなんじゃないですか。生身で話したら全然、すごい、お茶目な人でしたよ。
🦀 たつみんって絶対芯がブレないんですよね。みんながわーって流されてても、「それは変じゃないですか」ってちゃんと言ってくれるから。切り込み隊長みたいな。
🐕 良い意味で他の人と同調しないみたいなところはすごく良いなって、僕は傍から見てて思います。僕はもう、もう本当に、長いものに巻かれていくので。そういう人生。
🐈⬛ いや、じゅんさんはデザイナーの隠れ爆弾です。ふとした時にドンッと議題を投下してくれる。
🐕 ジャックナイフと隠れ爆弾かぁ。
🦀 強そうで最高じゃないですか。ちなみに休日はどんなことをしてらっしゃるんですか?
🐕 僕休日は大体飲んでますね。平日も飲んでるけど休日も飲んでるみたいな。強くないんですよ、全然。すぐ酔っちゃうんですけど。
🐈⬛ 私はインタビューっぽく答えると、直すこととか綺麗にすることとか結構好きなので、休みの日もそんな感じで。最近は月一回ハンドメイドクラフトの習い事も始めたんですよ。それはアクセサリーを作ったりとか。物を作ることが好きなんですよ、ふふふ!笑
🐕 えーずるい!なんだよそれー。
🦀 苦情が。
🐕 そういうのはいいんですよ。そういうのはいらなくて。
🐈⬛ そうですね、8時間ずっとYouTubeで音楽を聴くだけの休日もあります。今Tommy february6(トミーフェブラリー)を聴いています。
🐕 懐かしい。
🦀 意外と懐かしめのJ-POPを…。
🐈⬛ 彼女の世界観すごいですよね。
🦀 良いですよね。ヘヴンリーとフェブラリーがいるみたいな。
🐈⬛ そうです、そうです。…でも、デザイナー的には「作ることが好き」な方が良いじゃないですか?
🐕 何でそんな見栄を張るんですか!
🐈⬛ 大丈夫です。YouTube8時間でも。全然良いです。ふふ笑
入社してから
🦀 入って半年経たないぐらいだと思うんですけど、どうですか。
🐈⬛ どんどん変わっていくので、5ヶ月でトータルでどうっていうのが結構難しいですね。最近思っているのが、わからないことがどんどん増えていくなと。やっぱりスピードが早いので、上の決断とかがあっという間に変わっていくなと思ってて、それに着いていかなきゃ!というのが「我々はスタートアップなんだ」みたいな感じ…しません?
🐕 それはすごく感じます。僕が「これはiCAREの文化なのかな」と思ったのが、みんなすごく率直に意見を言うなって。僕の前職って「あまり波風立てずに」みたいな感じで仕事をしてたことが多かったんです。「調和を尊ぶ」で仕事をしてたんですけど、iCAREの人は割とそれを恐れずに自分の思ったことをすごくはっきり言うなあって。でもすごく建設的な議論が出来る時もあるので、そこはすごく面白い文化だなって思いました。
🐈⬛ すごく横から入ってくれますよね。「横から失礼します」とか、「このミーティング、自分も参加していいですか?」とか、結構いっぱいありますよね。
🦀 じゃあ対面じゃなくてオンラインというかSlack上でも、みんなガンガン議論を交わしてる感じですか?
🐕 そうですね。特にマーケ側とかはそんな感じはしますね。
🐈⬛ そうなんだ。私が言う横から失礼しますっていうのは、議論と言うよりも助け舟出してくれるイメージがあります。例えば「CSではこう思います」みたいなそういうのがひゅいって来てくれるので、「あ、そうなんだ」って気付きがあります。資料とか作ってる時にちらっと他の部署の人とかが見てくれて、コメントを残してくれたりもしてて。「助かるなあ」って。
🦀 助けてくれる方はたくさんいますよね。逆に、「これは大変だった」ことはありますか?
🐕 やっぱり産業保健の知識が無いので、そこで話が分からなくなるところはあります。かなり専門性が高い分野なので、たまにみんなが何を話してるのか分からなくなる時もありますね。あとは…デザインを作るだけじゃない仕事が結構多くて。考えたり、テキストを起こしたりみたいな仕事も結構多いのは大変ですね。
🐈⬛ そうですよね。ガイドラインの言語化みたいな。
🐕 そうです、そうです。そこはすごく難しいなと思いながらやってたりはしますね。
🐈⬛ 私は、どこの会社でもあるあるだと思うんですけど、デザインの考え方が人それぞれなので、エンジニアAさんから見た「デザイナーとは」と、エンジニアBさんから見た「デザイナーとは」、マーケターCさんから見た「デザイナーとは」みたいなのが全然違うじゃないですか。
私は分析をやっているからたまに「大変ですね」「あれもこれもやって大変ですね」「デザイナーなのにそんなことするんですね」みたいなことを言われるけど、でも「それがデザイナーなんだよな…」とか思うこともあって。難しいなって思います、仕事。
🦀 意外とデザイナーが何をするかが広まってない感じは、感じることが多いかもしれないですね。どこからどこまでがデザイナーの領域かっていうのがあまり伝えられてないのかな、っていうのは感じたりします。
🐕 それでいうと今まで僕、基本的になんでも熟考することがあまり得意じゃなくて。
🦀 え、そうなんですか。全然そんな感じしないです。
🐕 取って出しみたいな意見をポンっと言うことはできてたんですけどね。
なので、そこはカズさんに日々常々ご指摘いただいてるみたいな感じです。
考えをもっとブレイクダウンして、思い付きじゃなくて常々熟考していくように、みたいなのを。
結構厳しめなことも言われたりしたんですけど。多分それってiCAREに入ってないとやれなかったことというか、学べなかったことかなって思います。そういう意味ではすごくデザイナーとしても一段上に上がれたような感覚はすごくあるかな…。今まで自分が苦手だったことを克服するようなことが出来たっていう風に、ポジティブに捉えてますね。
これからやりたいこと
🦀 5月から新しい期になりますが、何かやりたいこととかありますか?
🐈⬛ 今は分析で課題を見付けるところを担ってるんですけど、本当は自分達が実装した機能で「良くなった!」っていうことが言いたいんですね。そういうことを可視化したりしたらみんなのやる気もすごく上がると思うし、「自分達の仕事をやってきた意味があるな」ってなりそうなので。そういうことが出来たらいいなと。
🐕 僕はマーケの仕事を専門にやらせてもらってるんですけど、そこまで深くコミット出来ていなかったような反省点があります。余裕があまり無かったっていうのもあるんですけど。なのでもっとチームとか、他の部署とかでもそうなんですけど、深入りしてCarely全体の売上を底上げ出来るように、デザイナーとして動ければいいなって思ってます。
数字が見えるのが面白いっていうのもあったりするし。マーケの人達の、ユーザーの思考や行動を探る…みたいなのは見てて面白いんです。
だからマーケの業務に役立てるために、他の部署の業務にも触れたいですね。CSとかセールスの仕事にも関わっていけたらいいなと思ってます。
🐈⬛ 私それで言うと、一回CSでインターンとかしたいです。メーカーだと、工場研修とか店舗研修とか、現場で数ヶ月研修をしてから企画部に配属される、みたいなことあるじゃないですか。それに近いことが必要なのかなって思っていて。本気でプロダクトデザイン、UXデザインに取り組むためには。心折れちゃうと思うので、3ヶ月とか期間を決めて。
未来に向けて
🦀 これからのデザイナー本部をどうしていきたいですか?
🐈⬛ それは結構あって。今はデザイナーが誉められる時って、個人が対象なんですよ。人を誉めるじゃないですか。チームとして誉められることってまだあまり無いなと思っていて。それがあると良いよなあと思いますね。
🦀 それはとても素敵ですね。
🐕 僕は…今クレドとか作ってますけど、その辺を強くして、デザイン本部独自のカラーを出していければ良いかなっていう風には思います。そして会社の人たちと交わっていきたい。
🦀 より会社の1本の柱として強くなれたら良いですね。ありがとうございました!
ーーありがとうございました!
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