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モードチェンジ

バンコク封鎖日記Day36。

今日はタイ社会にドカンとインパクトのある2つのニュースがあったことを紹介しておく。

非常事態宣言が「5月末まで」と一か月延長された。私の周りでは「髪はいつ切れるのか」「酒はいつ飲めるんだ」と騒然となっていたように、1か月延長というのはなかなか心理的にダメージがデカい。

タイの新規感染者数(感染者数をKPIとして用いるべきかという議論はあるが)は確実に減っており、昨日に至っては「9人」と一桁になった。それでも慎重を期すこの対応は、経済的なインパクトはデカいものの、「仕方ないか」という雰囲気になっている。

タイも会社によっては「リモート勤務を緩める」という方針もあるようである。私の聞き取りによると「週1出勤にする」「週2,3出勤にする」という会社が増えてきている。うちはMTGでみんなに意見を聞いたが、業務上リモートが支障ないこともあって「出社して働きたいが、今は時期尚早では」という意見の方が強かった。もう暫くはリモートで行くことになりそうだ。

そして個人的にインパクトがあったのがもう一つのニュース。

5月までタイに飛行機が飛ばない。これで自分の日本滞在はさらに延長されることになった。覚悟はしていたしシミュレーションもしていたが、これで今後の自分の行動を見直さざるを得なくなる。タイ政府の慎重さを見ると、タイに飛行機が飛ぶようになるのはまだ先かもしれない。「いったん日本に滞在してます」と言う状態から、「当面は日本にいる可能性が高いとして、生活、仕事、を組み立て直す」というモードに自分をチェンジしていこうと思う。

今後、色々なところでモードチェンジが起きると思う。

非常事態宣言から1か月ほどとなり、いよいよ経営が持たなくなる中小企業が出てきてしまうだろう。悲痛な叫びも既に聞かれているがその声がさらに大きくなり、それに基づいてデモや様々な運動が起きるかもしれない。

GWは6万人が沖縄に行くらしい。自粛疲れもかなり溜まってきており、「自粛離れ」が起きるかもしれない。そこでクラスターが起きたり感染者数が再び増えてきてさらに社会が混乱、不安に包まれるかもしれない。

一方で、ニュージーランド、台湾、ベトナムなど封じ込めに成功した国は徐々に経済活動が緩和される。アメリカでも感染は収まっていないながらも、経済の混乱に耐えかねて緩和が始まる。油断すると第2派を各国が襲う可能性は十分にある。コロナとの戦いは違ったステージに入るだろう。

今日話したある方が「7月以降のビジネスは無いと思って、仕事をゼロベースで考えている」と言っていた。自分自身もモードチェンジして、仕事に臨んでいこうと思う。正直色々なことを始めているのでかなり忙しくなっている。体調に気を付けて、頑張っていきたい。

この日記も「読んでますよ」と言って頂けることが多く嬉しい。引き続き、日記っぽい内容の日と、エッセイや考察っぽい日が混ざった状態で進んでいくが、興味ある方だけお付き合いいただければ幸いだ。



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