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感性を磨くために必要なこと~タクトピア長井さんと語ってみた

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先日は、私が運営するFBコミュニティの中で、タクトピアの代表取締役長井さんをお招きして、「アート、五感、感性」についてLive配信をしてみた。

長井さんはクラシック好き、柏市在住、コンサル出身と実は私と共通点がとても多く、色々と響き合う存在。今回も興味深いテーマが満載だったので、是非私が面白いと思ったポイントをざっと紹介したい。

タクトピアは「グローカルリーダーの育成」を掲げ、中学・高校の学生向けや社会人向けにリーダー教育、アントレプレナー教育を行っている会社。タクトは「指揮」という意味なので、自分の人生の指揮を執れる人を育てるという思いを込めている。

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言語化と振り返り

感性を養うために大切なことは、日々の生活の中で得た刺激をまずは、まずはちゃんと「言葉」にできること。雲を見たら雲が綺麗とかシンプルなことでも良いのだけど、ちゃんと自分の心の中にアンテナを向けて、言葉という情報に変えて伝達できることが大事。

さらに、それを複数人で一緒に振り返りをすること。人との関係性の中でのうまくいっていること、いないこと、などについてもちゃんと感じて、言葉にする。また、他者の掘り下げ方を知ることで、そういう気づき方もあるんだということで、さらに振り返りが深まる。

アントレプレナーとは「自分の持てる力を発揮して世界に価値を届ける」こと

アントレプレナーとは、「自分が持っている能力と、世界を合致させる力」。全員が必ずしも起業する必要はなく、アーティストでも、主婦でも、起業に勤める人でも、全て必要なもの。全ての人が身に着けるべき、ある意味での「教養」としてのアントレプレナーシップを持つことが大切。

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アントレプレナーシップを磨くためには、自分の問題意識を刺激するような様々な経験をすること、そしてそれに対する自分なりの課題解決を試してみること。また、いちどではうまく行かないので、色々とやり直しを含めて何度も試してみる中でアントレプレナーシップは磨かれていく。

感性を磨くために必要なこと

自分の感性を養うためには、いろんな「異質」な人と触れ合うこと。様々な多様性を混ぜることによって、自分自身と違う感性が存在することに気づく、またそれと相対化して自分自身の持っている感性に気づくことができる。また、今までの前提が通用しない環境に自分を置くことで、新たなチャネルが開いて感じ方が変わる。

アートの観賞も、「ゴッホのタッチが・・・」といった知識を用いた観賞ではなく、右脳で感じることが大事。最近ではVTS(Visual Thinking Strategy)といった手法もあるように、作品に対して自分が何を感じているかを掘り下げることが大切。

VTSでは、
「誰によって制作されたのか?」
「いつ制作されたのか?」
「何のために制作されたのか?」
といった、「作品の背景」を問わないことで、鑑賞の自由度をより上げようというのが狙いです。
VTSが大切にしているのは、「作品そのものへの理解」だけではなく、作品を見て自分が何を感じ、何を考えるか、なのです。VTSを実践することで、美術への造詣を深められるだけでなく、複合的な能力を伸ばす効果もあることが、米国の教育現場で実証されています。
複合的な能力とは、具体的にいえば、観察力、批判的思考力、言語能力などです。これらは、ビジネスシーンだけでなく、人生全般において役立つ能力といってもよいでしょう。

アフターコロナオンラインで五感教育はどうなるのか?

バーチャルでは視覚と聴覚しか存在しないので、ある意味で五感の半分以上が封じられた状態になり、人間にとっては不自然な状態。リアルとバーチャルを比較せず、リアルでは五感を使う事を意識し、バーチャルではバーチャルで出来ることを、と使い分けることが大切なのでは。

一方で、ティーネイジャーは大人には想像もつかないSNSの使い方をしていたりと、新しい感性が花開いていく可能性もある。また、やがて嗅覚のVRが登場してくることでVR体験の質が一気に進むという話もある。バーチャルでの五感体験の質問上がっていくかもしれない。

・・・以上、一部のポイントだけ紹介しましたが、全編が見たい方はぜひFBグループ「ビジネスとヒト・言語・文化」までお問い合わせを。これからも、ややマニアックながらも気づきになるLive配信を行っていきますのでお楽しみに!


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