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シニアビジネスでもっとも大切なこと ~人は何で動くのか~

前回の記事からは、シニアビジネスで成功するために、つまり、シニアのみなさんから好感を持ってもらって、かつお財布の紐をほどいてもらうために必要な資質について書いています。シニアビジネス究極のひとり起業モデル『百寿コンシェルジュ』に求められるスキるのお話しです。

ちょっと、「人は何で動くのか」ということを考えてみましょう。    みなさんがちょっぴり奮発して、新しい洋服を買うことにしました。いくつかの店を見てまわって、予算内で買える好みの服を見つけたとします。店員が素材やデザインについて、非の打ち所のない説明をしてくれました。

さて、みなさんは財布に手をかけるでしょうか?

実は、私たちは、どんなに価値の高い製品・サービスであっても、その店員の言動や存在自体が鼻についてしまうと、購買意欲がたちどころに失せてしまいます。逆に、店員に好感を持つと、製品・サービスに多少の検討課題があったとしても、つい買ってしまったりします。これが人間心理の不思議なところです。

人の購買に影響を与えるもの。それは、①売り手の人となり  ②売り手の説明の仕方  ③商品やサービスそのもの ・・・・・・です。

そして、その影響度を比率で表せば、「①:②:③=6:3:1」となります。

つまり、売り手がどんな人物なのかがとても重要ということです。「信なくば立たず」ならぬ、「信なくば買わず」、なのです。みなさんを信ずる者が「儲(もうけ)」を運んできてくれるのです。ですから、一にも二にも、「感じのいい人ねぇ」と思ってもらうことがすべての出発点なのです。  

特にシニアを相手にする商売は、これなしでは、成功も幸せも手にすることはできません。逆に言うと、好感を持ってもらうことさえできれば、専門記述などは場数を踏みながら、少しずつブラッシュアップしていけばいいという話です。

例えば、テレビをつけたら、ある著名人が何かのテーマで熱っぽく話していたとします。あなたがその著名人が嫌いだったとしたら、彼もしくは彼女がどんなに素晴らしい内容について熱弁を振るっていたとしても、あなたはスルーするはずです。あなたの心には何も響かないことすらある。

でも、あなたが好きな著名人が出ていたなら、あなたにとってはそもそも関心のない話であっても、彼もしくは彼女がいかに口べたであっても、あなたは真剣に聞き入ってしまうはずです。

ですから、あなたがシニアビジネスや百寿コンシェルジュとして成功しようと思うのであれば、まずはシニアをして、「あの人、感じいいわよねぇ」と評価されることが大前提となります。

百寿コンシェルジュとして地域シニアの円滑な老後をサポートしながら生業を立てようと思ったら、医療やら介護やら相続やらの問題解決手順以前に、あなた自身の人間的魅力を高めておかねばなりません。

シニアの強い味方『百寿コンシェルジュ』は、シニアの用心棒。     そして、用心棒というのは「要人望」なのです。

認定講座や受講相談会などでこんな話をすると、「お恥ずかしいかぎりなのですが、私には生まれつき、人望というものがまったくないんですよねぇ…」と言ってうなだれてしまう人が必ず出てきます。

でも、それはまちがいです。                     ちょっと、人望という言葉の定義から考えてみましょう。私なりに人望という言葉をひとことで定義すれば、あなたの人間的魅力です。

シニアをして、「あの人に話を聴いてもらえて本当に良かった」とか、「またあの人に相談に乗ってもらいたいな」とか言わしめるような、日常のコミュニケーションの積み重ねによる好感度だと思います。

なので、百寿コンシェルジュとしてシニアを相手に成功しようとするみなさんであれば、いかなる場面で、いかなる言葉を吐くのか。これによって、常にシニアの人たちから評価されていると認識したほうがいいでしょう。

そして、もうひとつ。私に言わせれば、人望とは技術です。水泳や縄跳びや自転車と同じです。練習を重ねて、いつか気づいたらできるようになっている。そういうものなのです。

人望というのは、人が持って生まれた先天的な資質ではなく、技術だということです。つまり、トレーニングによって身につくものだということです。必要なトレーニングさえ行えば、誰であれ、人望すなわち人間的魅力を高めることが可能です。今この瞬間から始められることですから、早速チャレンジしてみてください。

次回の記事では、人間的魅力の具体的な高め方についてお話していきますね・・・・・・。

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