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【百寿コンシェルジュ・神崎眞のエピソードファイル】エピローグ

『百寿コンシェルジュ・神崎眞のエピソードファイル』で取り上げた3つの事例。それぞれ、百寿コンシェルジュが実際にサポートした内容について補足しておきます。

まずは「悠子さんケース」。
ご主人の和彦さんにはお姉さん(すでに離婚していてシングル)がひとりいたのですが、顧問弁護士と協議しつつ、義母の意思も確認した上で、資産分配において争族が起きぬよう、必要手続きの一切をお手伝いしました。
 
つぎに「杉本さんケース」。
実家の転売をお手伝いしました。複数の中古物件専門の不動産会社に査定をしてもらい、もっとも好条件だった会社との間で、すべての手続きを代行させていただきました。
 
さいごの「響介さんケース」。
予算内で賄える葬儀社を探しました。一切合財で30万円以内に収まるよう、響介さんご指定地域の葬儀社と個別交渉し、ご納得のいく家族葬を段取りさせていただきました。
 
これらからわかるように、百寿コンシェルジュは相談者にとってのワンストップサービス窓口です。24時間365日対応の電話相談サービス『お困りごとホットライン』をベースに、個別カウンセリングはもちろん、病医院・介護事業者・法律家等々とのあらゆる折衝&手続きの代行、転院先の確保、終のすみか探し、葬儀社さがし、役所や金融機関での諸手続きの立会い…。

要は、シニアがエンディングを迎えるまでに遭遇する可能性のあるすべての課題をフルサポートする唯一無二のプロフェッショナル。それが百寿コンシェルジュなのです。これは、生命保険の医療介護特約や、互助会の葬儀費用の積立てよりも、はるかに実際的なサポートです。
 
シニアが本当に求めているのは、何か問題や心配が生じたときに、いつでも・なんでも・気軽に相談できる総合窓口です。自治体や医療機関や金融機関の窓口というのは、一定の時間内(通常は、平日の日中時間帯のみ)に、ある一部の問題にしか対応してくれません。

でも、シニアが抱えている問題というのは、大概は夜間や休日に起こりがちですし、その中身にしても、「老人は悩みの百貨店」というように、複数の要因が交錯している場合がほとんどです。そのひとつひとつに対処するために、シニア単身あちらこちらの窓口を回って個別に折衝するというのは相当なストレスです。加えて、たまたま出会った相手が杓子定規だったり、コミュニケーションが稚拙だったりすると、そこであきらめてしまう。「まあ、いいか」と問題を先送りしてしまうことが多いのです。
 
子どもの携帯を鳴らしても、子どもたちだって忙しいですから、最初のうちはいいけれども、電話が頻繁になってくると「いいかげんにしてくれよ」となる。で、親子関係がおかしくなっていくわけです。

やむなく、がまんしながら、ごまかしながら時間を過ごし、あるとき、ついに緊急事態が発生します。どうしていいかわからずに、たまたま出くわした専門家もどきに一任し、すべてを委ねてしまう…。そして後で悔やむのです。こんなはずじゃなかったと。

認知症の問題は、いまや誰しもが通る可能性を持っています。まちがっても、自分には関係ないなどと高を括らないことです。私どもに相談をしてくださるのは大変うれしいかぎりですが、こと認知症の相談については……、

初動が遅い。初動が遅い。初動が遅いんです!
 
もしも、親がちょっとでも変だと思ったら、迷うことなく気軽に、24時間365日対応の電話相談サービス『お困りごとホットライン』にコンタクトしてみてください。そして、百寿コンシェルジュに相談してみてください。これはもう、本当にそうしてほしいと思います。
 
そのたった一本の電話が、あなたの視界を遮っている暗雲に、ひとすじの光を投げかけてくれることだってあるんです。
 
私自身も、お困りごとホットラインのスタッフも、そんな希望をお届けしたいと想いながら仕事をしています。みなさんのお役に立てるとしたら、こんなにうれしいことはありません。

ところで、百寿コンシェルジュという認定資格。資格取得のためには、シニア援助の専門技術のみならず、ヒューマンスキル、コミュニケーションスキル、さらには一般教養といった、実に多岐にわたる勉強をしなければなりません。その意味で、シニアとの信頼関係を深めていくために不可欠な、かなり広範囲にわたる知識や情報を身に着けているプロフェッショナルということができます。

また、活動地域の社会資源、医療機関・介護事業所・各種施設・法律事務所・会計事務所・葬儀社・配食事業者・介護タクシー・リフォーム事業者。不動産会社等々。こういったあらゆるサービスの提供者とのコネクションを持っています。

もちろん、百寿コンシェルジュのあらゆる業務をバックアップできる、24時間対応のヘルプデスクもありますから万全です。
 
老後問題&老親問題のプロ・百寿コンシェルジュのポテンシャルは絶大です。確保して、うまく活用しない手はありません。欧米では、ソーシャルワーカーと称される専門職たちが前面に出てシニアの暮らしをサポートする光景をよく目にします。

日本ではまだまだですが、早いうちから、できれば50歳になったら、親のため、あるいは、自分自身のために、百寿コンシェルジュを探して接点を持っておくことをお勧めします。

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