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DIY業界におけるデジタルシェルフという考え方。

大都はもともとホームセンターへの卸売りが100%の会社でした。
(今は卸事業は完全になくなりましたが)

なので、ホームセンター業界のことは当事者としてそれなりに理解してます。

例えば、ペンキ売り場があってその棚には塗料メーカー「Aペイント」の商品が並んでいます。そこに競合の「Bペイント」が自社の商品を売り込みに行ったとしてもホームセンターの棚には物理的な制限があるので簡単には受け入れてもらえません。

すると、Bペイントが棚に並んでいるAペイントの商品を全て買い取って自社の商品を導入するということが起こります。(実際にありました)
Bペイントは買い取ったAペイントの商品を他に売るわけにはいかないので廃棄します。もしくは、我々のようなEC事業者が格安で買い取ります。(実際にありました)

なぜこんなおかしなことが起こるのかと言うとメーカーは
「とにかく棚をとりたい」

どれだけホームセンターの棚を取るかで売上が決まるからです。
これを「リアルシェルフシェア」と呼びましょう。(今勝手に考えた)

特に工具や塗料などのDIY業界のメーカーは自分たちの商品を並べる場所ってホームセンター以外にないんです。これが生活雑貨用品のメーカーならドラッグストアでもコンビニでも百貨店でもそれこそホームセンターでも選べると思うのですがDIY業界ではホームセンターしかない。
だからどうしても「棚が欲しい」

ところが、2年ほど前から「デジタルシェルフシェア」という概念が広がりはじめました。
(DIY業界の大半のメーカーさんは未だに気がついてないけど)

デジタルシェルフ(digital shelf)とは、顧客が商品の発見や検索、購入の際に利用する小売業とのあらゆるデジタルのタッチポイントのこと。

例えば、今大流行の「漆喰(しっくい)」。昨年から住まいに向き合う人が増えて急激に売上が増えています。

ユーザーはSNSで漆喰で部屋をステキにした人の投稿を見て興味を持つ。
YouTubeを見れば、どこかの誰かが塗り方を丁寧に説明してくれている。
ネットショップで検索すれば漆喰がたくさんヒットする。
Amazonでも楽天でもYahooショッピングでもGoogleショッピングでも。
でも、国内には複数のメーカーがありますから、検索した時にヒットしないメーカーは売れない。

そうそれは、ホームセンターの棚に商品がないのと同じです。

ここでDIY&ガーデニング業界のメーカーのみなさまに朗報です。
(自分で言うな)

大都には「マカロン」という独自の商品データプラットフォームを持っています。そこには既に180万を超えるアイテムが登録されています。
ここにご登録いただけば、国内全てのモールでの販売がすぐにでも可能になります。
つまり、デジタルの棚が取れます
もちろん利用料は一切かかりません。

もっと他にも様々な取り組みもしておりますので、詳細を知りたいというメーカーさんはまずはメールでもいただけると嬉しいです。
buyer@daitotools.com


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