見出し画像

私の成長の起爆剤

今回はSocial Innovation Relay(SIR)2020-2021に参加され日本大会で優勝、世界大会に出場された高校生のA.Sさんに執筆して頂きました。SIRで何を感じ、どう成長されたのか、是非ご覧ください。

SIRについてはこちら
https://ja-japan.org/contests/SIR.html

***

こんにちは。
この度、「水に流せる竹製の生理用ナプキン~WAMBOO PAD~」をアイデアとして提出し、日本代表として世界大会に参加させて頂いた高校二年のA.Sと申します。本文ではSIRに参加した時に感じたことを書き連ねていきたいと思っています。今後SIRに参加する皆さんのイメージ作りや参考になれば幸いです。

1.私が過ごした10か月

2020年9月29日
この日がすべての始まりでした。

私がこのプログラムに参加した理由は授業の一環としての活動でした。
SIRについての説明を受けた時、心の底から楽しそう!!と痛烈に感じたことを、10か月たった今でも覚えています。

武者震いのような状態でメンバーを決めることになって、授業の一環ではあるけれど、国際大会を目指すくらいちゃんとやりたい!と伝えました。その時に今回のパートナーであるY.Mさんが声をかけてくれて2人で参加することになりました。

私たちはSDGsの5番目にある「ジェンダー平等を実現しよう」を主体に考えることになりました。その時は、今回のプランとは違って「ジェンダーについての教科書を作成し講習を行う」というプランでした。

しかし、詳細を決めようとしてもうまくいきませんでした。

それはなぜか?
理由は単純です。人は興味のあるものに傾くからです。

講習を行うにしても教科書を書店に並べるにしても行動するのは興味のある人だけで、私たちがターゲットにしていたジェンダー平等について関心がない人には届きません。

もっと多くの人に、わかりやすく、考えやすく、インパクトのあるものをもう一度考え直すことになりました。

何日か経ったある日のこと、私は生理中だったので湯船につかるのをやめました。ちょっとした苛立ちを抱えた時、生理を題材にすることを思いつきました。

これなら!!と思いました。10代前半でほとんどの女性が初潮を迎え、そこから40年余り月に1度体験する。たくさんの女性に関係のあるもの。ここまでポピュラーなのになぜかタブー視されていて正しい知識を持っている人が少ない。私たちをきっかけにして世界の人々に考える機会を作ることができたら…!と考えました。

ただ問題なのは、タブー視されていると上述したように、生理を題材にするのはなんとなく気が引けること。私自身恥ずかしさがあり、生理について公で話したことなんてほとんどありませんでした。

こんなんで発表なんてできるのか…と思い、
もったいないけれどY.Mが嫌だと言ったらまた考え直そうとしました。

しかし、Y.Mはすごく褒めてくれて、それでいこう!!と言ってくれて背中を押され、晴れて生理を題材にすることにしました。

そこからはとてもテンポよく進んでいきました。
生理用ナプキンが間違った捨て方をされて海洋プラスチックのゴミランキングで第5位であること、生涯で生理用品に50万円ほどかかること。成長が早すぎる上に使い道が少なくて問題となっている竹を素材とすること。竹に消臭や吸水性などの機能があること…。役に立つたくさんの情報が出てきて、血眼になってたくさん調べ、たくさん吸収しました。

1次審査に使用されるアイデアシートにたくさんの要素を盛り込み、どうか思いが伝わりますようにと強く願いました。

それもあって無事1次審査を通過し、メンター(企業社員ボランティア。生徒のビジネスプランをよりよいものにブラッシュアップするために相談に乗って下さる)になってくれた方や先生のアドバイスをもとに頭に入っているたくさんの知識とアイデアを2次審査のコンセプトペーパーに思い残すことなく書き出し、無事決勝進出が確定しました。

たくさん頭を使うしとても疲れるけれど、
いつだって楽しさが上回っていました。

国内大会では大会日時より前に使用するパワーポイントを提出する必要があり、すぐに制作に取り掛かりました。使えそうなフリー素材を引っ張ってきたり、自作でイラストを描いたり、パワーポイントの機能を隅から隅まで調べてみたりなど、わかりやすく伝えるために最大限努力をしました。

外部の方と話をする機会なんて高校生にはめったにないのでメンターさんとミーティングをする際はとても緊張しました。対面ならまだしも、時代情勢的にZoomでのやりとりなので余計緊張しました。しかし、私たちのメンターさんはとても優しい方で、無知で緊張しっぱなしの私たちにもたくさんのことをわかりやすく伝えてくれました。

~国内大会本番~

たくさんの練習をして迎えた本番は、緊張も、楽しみも、環境も、すべてが味方をしてくれて、最高の状態で発表することができました。

結果発表の際、優勝だと分かった時は本当に嬉しく、今まで頑張ってきたかいがあった、たくさん協力してくれた周りの人たちのおかげだと心の底から思いました。

画像1


~国際大会準備~

国際大会の準備にはかなり時間があって、まずは休むよう言われました。
しかし、あまりにも強い余韻のせいで燃え尽き症候群になってしまい、何かしたいけれど何をすればよいのかわからない状態になっていました。ただ、そう感じたのはそれまで本気で取り組んでいたからだと思います。当時は辛かったですが、今考えてみたらそれも学びであると感じます。

本番一か月前になり、国際大会の準備のため週に一度企業のボランティアの皆さんとミーティングをしました。そこにはたくさんの外部の方がいて、海外の方もいました。毎回飛び交う英語に気が滅入りそうになりながらもなるべく多くのことを吸収したくて全神経を使っていました。国際大会は国内大会より持ち時間が少ない上に英語で発表することになっていました。また、パワーポイントはもちろんのこと動画作成やコンセプトペーパーの提出もあり、今まで生きてきた中で一番忙しかったです。Y.Mと作業を分担し、たくさんの人の力を借りてなんとか準備を終わらせることができました。

~国際大会当日~

大会当日は朝からとても緊張していて、原稿を何度も確認したり最終確認のために学校中を駆け回ったりしていました。

そんな私が学校を出る前にたくさんの友達がお守りや手紙をくれて、お見送りをしてくれました。それがすごく力になり、自分が今までやってきたことを出し切ろうと感じました。

10か月間本気でやってきたことが数分で終わるということに苦笑しつつ、国内大会同様に今の私たちができる最大のパフォーマンスをすることができました。終わった瞬間の解放感はきっと死ぬまで忘れることはないでしょう。

結果は惜しくも入賞することができませんでしたが、すべてを出し切ったからか清々しく感じました。もちろん悔しいけれど、それよりもたくさんの人たちに感謝を伝えたいと思いました。

これが私の過ごした10か月です。
授業の一環として始まったSIRがここまで私を成長させてくれるとは思ってもいませんでした

2.これからSIRに参加するあなたへ

私はSIRを通じてたくさんのことを学びました。
その中でも特に感じたことは本気でやることの大切さです。

楽しい、悔しい、疲れた、ありがとう。

私がひとつひとつ強く思うことができるのはそれだけ本気で取り組んだからだと感じています。実際に私たちはSIRだけにとどまらず、このプロジェクトで提案した商品を実際に再現したいとまで考えられるようになりました。

中途半端にやるのでは絶対に感じることができない感情や体験をたくさんしました。どんなものでも本気で取り組むことで得られるものがあります。それは様々なことに言えて、これからの人生に役に立つと確信しています。
このことをぜひ覚えていてください。そして楽しんでください!

3.今回関わらせていただいたすべての方へ

私がここまでのことを感じ、経験し、学び、成長できたのは皆さまのおかげです。皆さまがくれたたくさんのものをこれからも大切にしていき、まだまだ成長していきたいと感じています。

感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!
そして、最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
Junior Achievementは世界100か国以上に展開する世界最大の経済教育団体です。 noteではJA Japanのプログラムに参加した児童・生徒達の成長ストーリーをつづっていきます。 団体やプログラムの詳細はこちら➡https://ja-japan.org/